風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

道東の旅 ④霧多布湿原 & 根室

2015-07-16 | 北海道の夏 8年目(2015)
民宿の朝食は7時半からというので、その前に霧多布湿原へひとっ走り
早朝の湿原は誰もいなく、静寂そのもの。


 
エゾカンゾウが両側に咲く木道を、トントントンと歩いて行く。
エゾカンゾウは、まだ咲き始めたばかりなのでオレンジ色が濃い。

 
これがお目当てのワタスゲ
狙い通り、生まれたばかりのふわふわで、今が一番綺麗な時だと思う。



場所により、ワタスゲが多いところ、エゾカンゾウが多いところがあり、
白とオレンジの帯が描かれたように、どこまでも続く。

今はこの湿原の中に盛り土がされて家や道路が作られているが、
その昔は、こんな花いっぱいの風景が、どこまでも続いていたんだろうなと、その広大な風景を想像してみる。



ムカゴトラノオ
目立つエゾカンゾウやワタスゲの中に、よく見ると、こんな可愛い花も咲いている。



シコタンキンポウゲ



エゾノシシウド



6~7年前、霧多布湿原をカヌーで海まで下ったことがあるが、その出発点がこの付近だった。
流れのない静かな水面、ふかふかと綺麗に生え揃った緑、その中に花が見え隠れし、
いつまで見てても見飽きない。


                                

民宿を出発し、次は根室へ


この数日は棹前昆布漁の時期で、行き先々で昆布を干していた。

棹前(さおまえ)昆布とは、昆布が成熟する前(6月)に採取された若くて 柔らかい昆布で、
1年のうち限られた日数しか漁をすることが出来ない貴重な昆布だ。
柔らかく早く煮上がるので、家庭で煮る時に重宝する。



以前行って、お気に入りの場所になった「落石(おちいし)岬」に行こうかと駐車場まで行ったものの、
岬まで結構時間がかかるので、今回はここで諦めた。
次回、ゆっくり来た時までお預け。


 
白鳥が飛来する「風蓮湖(ふうれんこ)」
遠く見えるのは「春国岱(しゅんくにたい)」
春国岱は動植物の宝庫で、前回はずっと歩いたものだが、ここも今回は時間がないので遠くから見るだけ。


                                

実は、根室付近を時間がないと切り上げているのは、これから野付半島に行くため。
きっと花が迎えてくれる筈・・・と心を逸らせながら野付半島を目指して北上
その様子は明日に持ち越し・・・ 
あしからず・・・

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