風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

ピナクルズへのドライブ・ツアー

2010-01-10 | オーストラリア 春のパース (2010)

スターツ・デザート・ローズ
砂漠のバラという名前がついた花だが、最初はむくげ?と思った。
が、実はハイビスカスの仲間。
確かに葉はハイビスカスと似ている。


                     


私は今年の5月に行ったばかりだが、夫がまだ行ったことがないので、
今日はお付き合いでピナクルズ・ツアーに参加。

あらかじめ決まっていた催行日には都合がつかず、特別に設定してもらったツアーなので、
「今日も私たち二人だけか・・」と寂しく思っていたら、何と若いカップルと一緒。
車の中は若やいだ空気で、俄然、楽しくなってきた。

今日のガイドも、ワイルドフラワーツアーの時と同じジョンさん。
そのままピナクルズ向けて北上するはずだったが、
途中にあるヤンチェップ国立公園にも寄ってくれた。



ユーカリ林の中に木道があり、そこから上を見上げながら歩いていくと・・・
いるいる、何匹ものコアラが。
思い思いの寛いだポーズで、やる気のない顔で私たちを見下ろしている。

こちらはガイドも入れて5人。
はるかにコアラの方が数が多い。
まるでコアラ達から観察されている少数人間だ。



コアラの後は、カンガルー。
柵もなく放し飼い、というか、野生カンガルーのほうから集まってきているようだ。
木陰の涼しい場所で寝そべりながら、突然の侵入人間を迷惑そうに眺めている。

観光客も少ないので、カンガルーとコアラ独り占めウォッチングが楽しめそうだが、
あいにく今日の目的地は、この先にある。
この場所で遊ぶのは又の機会に残して、更に北上のドライブに戻る。


                    
                        


以前来たときは大型バスだったのでピナクルズ内には徒歩でしか入れなかったが
今日は10人乗り位のバンなので、ピナクルズ内を走れると言う。

歩かなければこの景観を十分に楽しめないことは分かってはいるが、
暑さと距離を考えれば・・・やはり車の方が楽に決まっている。
重要ポイントでは歩くことにして、当然、車で出発。



黄色い砂と岩、青い空。
やはり、この場所に立つと、不思議な景観に感動。



ピナクルズの成り立ちには諸説あるらしいが、
この岩にある化石化した木の根っこを見ると、この辺は太古の昔は海辺の原生林で、
地形の変化と風化によって木の根っこの部分が残ったという説が最も頷けるように思う。




と、岩の上にオウムらしきカラフルな鳥が!
近づいても逃げない。
しばらく近くで眺めていたが、人間を全く気にしていない。




砂漠のようなピナクルズだが、この場所は海に近い。
ということで、ピナクルズの後は海辺でのランチ。

私たちは以前のワイルドフラワー・ツアーで経験済みだが、
若いカップルは、その美味しさに
「手がとまらない」
「こんなに食べたのは初めて」
と言いながら全て平らげていた。

目が眩むほど真っ白な砂浜には、貝殻や小さなウニが打ち上げられている。
ウニを数個抱えてきてジョンさんに「食べられる?」と聞いたら
「ウニには違いないけど、こちらでは全く食べないよ」と。
地元の人が食べないものまでに手を出す勇気もなく、残念ながら浜辺に戻す。
あ~勿体無い。




そして食後は、予定外ではあったが、ガイドさんの提案でサンドボード滑りを楽しむことになった。
真っ白い砂丘の中を、滑りに合う傾斜を探しながら歩く。

ジョンさんの話では、
日本の白浜と名前がつく海岸には、ここから運んだ砂が使われているとか。
う~ん、白浜が輸入した砂で作った海岸だったとは・・・
ちょっと夢が壊れる裏話だけれど、そういうこともあるのかも・・・




サンドボード滑りは、思った以上にスピードが出る。
若い人達はすぐにコツを摑んで何度も挑戦していたけれど、
ジェットコースターさえ苦手な私には少々スピードが速すぎる。
1回きりの挑戦で、あとは遠慮させてもらった。
あと20歳若ければ頑張るんだけど・・・

最新の画像もっと見る