風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

思いがけない偶然

2010-01-06 | オーストラリア 春のパース (2010)
                     

グレビリアという華やかな品種の花を、3種類。



ハニー・グレビレア
名前の通り、蜜を大量に持っているので、
昔はアボリジニの子供達のおやつになっていたそうだ。


ホワイト・プリウム・グレビリア


名前は分からないが、大ぶりの華やかなグレビリア


                     


日本人が多く利用する旅行会社の掲示板に
“ロングステイ用の一軒家を貸します”という日本語の張り紙を見つけた。

ほかの張り紙は、ワーキング・ビザで働いている若い人向けの、部屋をシェアする内容ばかり。
その中で一軒屋というのも珍しかったし、
要領を得た内容と、丁寧で綺麗な字に、ピーンとその誠実な人柄を感じた。

早速電話で連絡し、数日のうちにお邪魔することにトントンと話は進む。
気持ちいい事の進み方に、「ご縁のある方かも・・・」という思いは、その頃からあった。


待ち合わせ場所に現れた日本人女性と、パースから電車に乗って近郊の駅へ。
その駅からは車で、その女性のお宅に伺う。

電車の中での会話から、どこかで会ったような・・・でも何処だったか・・・
の思いはあった。
だが、どうしても思い出せない。



駅から20分ほど走った場所にあるお宅の、同じ敷地内に建てた一軒屋。
綺麗に手入れされた庭先には極楽鳥花が咲き、
新築同然の家の中は、冷蔵庫・洗濯機・ベッド・簡易ダンスなど、
直ぐにでも住める設備は整っている。

本来は日本からお母様を呼び寄せるために建てたらしいが、
そのお母様が日本を離れたがらないので、思い切って貸すことに決めたそうだ。


現地で知り合った男性との間には子供さんもあり、もうオーストラリアに永住権もあり・・・
などと話しているうちに、思い出した!!
2年前に初めてパースに来たばかりの時、町で現地のオーストラリア人の男性に話しかけられ
「私の妻は日本人です」と紹介してもらったことを!
そして、町外れの駐車場まで話しながら歩いたことを!

最初はお互いに覚えていることが曖昧ながら、記憶の糸を手繰り寄せ・・・
だんだん、その時のことを思い出した。

ほんの数分の出会いから2年も経ちながら、こうして巡り会うとは、
本当に不思議なご縁だ。

少々パース中心地からは離れているので、私達が住むには向かないかもしれないが、
のんびりオーストラリア時間を過ごしたい人には最適な場所と家。

どなたか紹介できるといいが・・・と思っていたのに、
どうしたことか、その時に頂いた彼女のメールアドレスを紛失してしまった
が、ご縁のあるかた、きっとまた会えるに違いないと信じている。
彼女が毎週のように通っているレストランの名前も聞いているし、
きっと、いつか、会えるはず・・・

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