北海道の長旅から戻ったばかりだが、今度は九州への旅。
旅と言っても、郷里の母が入院したため、帰省の旅。
郷里の空港に降り立ったら・・・
視線の先に懐かしい友の姿が
偶然かと思いきや、「多分この便じゃないかと思って迎えにきたよ」と
帰省する日は連絡していたものの、到着便は話していなかった。
1日に10数本もの到着便があるのに、
「貴女が乗るのはこの時間帯じゃないかと勘を働かせたの」と、
いたずらっぽく笑う。
「なかなか帰ってこないんだもの、はやく会いたくて」と話す友人を前に、
私は胸が熱くなる。
そう、私は数年前のある出来事から郷里への道は遠ざかっていた。
今回の帰省も、母の入院という切羽詰った出来事があったから、
そして、姉が付き添ってくれたから出来たこと。
複雑な思いで空港に降り立つ私の気持ちを思いやって、
こうして迎えてくれたのだろう。
優しい笑顔が私を包んでくれる。
涙が出そうになるのを堪える。
ありがとう!!!
「貴女を連れて行きたいお店があるので、そこに寄って、家まで送るよ」
と、案内してくれたお店。
この他に、スープ、デザート、コーヒーがついて、お腹いっぱい
地元食材を使ったお店で昼食を食べながら、他愛ない話を楽しむ。
昔の学生時代のように。
穏やかなひとときに感謝。
遠くにいても、優しく支えてくれる友に心から感謝