風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

オオバナノエンレイソウの群生

2013-06-03 | 北海道の夏 6年目 (2013)
5月22~23日 帯広にオオバナノエンレイソウ(大花延齢草)の群生地へ行ってきた。

今年の北海道は春の訪れが記録的に遅いということで、全ての花の開花が遅れている。
一度見たいと願っていたオオバナノエンレイソウの花も、なかなか開花のニュースが入ってこなかった 

群生の森がある「六花の森」に2~3日置きに「エンレイソウの咲き具合は?」と問い合わせるが、
「まだチラホラの状態」という返事ばかり 

そういう状態が2週間続き、ついに「結構咲いてきましたよ」の返事が 
早速、帯広のホテルを予約して、泊まりがけで行ってきた。

                           

「六花の森」は、帯広近くの中札内村(なかさつないむら)にあり、北海道お菓子の老舗「六花亭」が企画・運営している。
花と緑が溢れる自然いっぱいの園内には、今を盛りの花が迎えてくれた。


  

小川に沿って咲く「エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)」  


  
「シラネアオイ(白根葵)」


  
一番のお目当て「オオバナノエンレイソウ」も満開
「オオバナノエンレイソウ」と「ニリンソウ」 大小の白い花の競演。
この日が最高の開花状態のようで、この日を選んで本当によかった 

ここは、いつ行っても人が少なくてゆったり鑑賞できる。
特にこの日は平日だったこともあり、お花が満開というのに人もまばら。
それに、この林は奥まった場所にあり分かりにくいせいか、ずっと私達だけだったのが
静かでよかったような、勿体ないような・・・
辺り一面の緑と白の風景に酔いしれて、同じ散策路を3周もしてしまった


  
緑の林の中で、真っ白い大きな蝶が乱舞しているみたい


  
林の中には「ニリンソウ(二輪草)」も「オオバナノエンレイソウ」に負けない存在感で咲き、
「エゾエンゴサク(蝦夷延胡索)」もまだ咲いていた。  


  
林の中で、地味な「エンレイソウ」も見つけたし、小さな「スミレ」も見つけた


                           

ホテルに落ち着く前に、
つい数日前に地方新聞で紹介されていた公園(石山緑地)にも「オオバナノエンレイソウ」を見に行ってきた。

  
住宅地の中にある公園。
ここにも「オオバナノエンレイソウ」の大群生
ここは帯広市内にあるので行きやすいし、何より入園料もかからないのがグッド


公園の中にはリスが走り回って、何とも平和でのどか。

ここも夕方だったせいか、歩いているのは私達だけ。
こんな美しい眺めは、地元の人にとっては当たり前すぎる風景なのだろうか?
それとも、自分の家から眺められるから改めて来ることもないのだろうか?

今日は「オオバナノエンレイソウ」の群生に感動した一日だった。
この美しい眺めを友人達にも見せてあげたい・・・
もっと多くの人に見せてあげたい・・・