【ふるさと祭り東京】たてもん・加賀獅子編
2018年祭りのスタートは、東京ドームだ!
遠くの祭りが近くで見られる・・・有難いことだ。
例えサワリであっても本場の祭り風景を頭に描きながら楽しませてもらった。
【たてもん祭り】
「たてもん」は、高さ16mもある大柱に、90余りの提灯を三角形に
吊るし下げ、その下に絵額をつけ長さ10m、総重量約5㌧もある
そり台に立て、80人程の人々によって、威勢よく曳き廻す船型の
万燈である。
豪壮で、勇壮で、華麗で、その優美さは魚津市自慢の夏の風物詩だ!
7基の”たてもん”は、ユネスコの無形文化遺産に登録された。
額絵の下では、少年少女がお囃子で曳き手を鼓舞する。
”たてもん祭り”は約300年前から、大漁と海上の無事安全を祈る氏子の気持ちが
このような祭りになったと言われている。
海に向かい夜空に浮かぶ、7基の”たてもん”を想像しただけでも胸が躍る!
【加賀獅子】
金沢市をはじめ石川県加賀地方の多くの獅子舞は、加賀獅子と呼ばれる。
地域の風土や受け継がれた流派などの違いから、細部においてそれぞれ
異なるが、いずれも棒、刀、薙刀、鎖鎌等の武器を手にした「棒ふり」が、
大きな胴体と頭を持つ獅子を退治するという、いわば勇壮な「殺し獅子」が
特徴となっている。
金沢には約200の町内が約230頭の獅子頭を持っていると言うから驚きだ!
今回ドームで舞を披露したのは、桂町の皆さんである。
獅子頭を持つ役割を頭もち、もしくは頭ふりという、容姿は黒本襟の縮緬の半纏を
着用、腰の前には相撲の化粧まわしのような懸帯をかける。
この頭もち中心として、左右に懸帯前と呼ばれる交代要員が 7-8人が並ぶ。
獅子を打つ棒ふりは獅子に向かって構えながら「ヤア-ツ」と気合いを掛ける、
これに応じて懸帯が「ヨ-ツ」と叫ぶ、一進一退して棒ふりは獅子を威嚇、獅子は
頭を振りながら避けるが、棒ふりが突進し「ヨイヤ-」と叫び止めを刺す。
棒振りの演者または、演技そのものを事を「棒振り」という。
馬の毛で作られた「しゃんがん」を頭に被り、素手または棒・太刀・薙刀などの
武器を手に巨大な獅子に立ち向かう。
獅子舞に華を添える囃子衆、堂々たるもんだ!
汗ぐしょりだ!長時間の演技お疲れさんでした。