水戸に知人宅を訪ねた帰りに偕楽園に寄ってきた。
金沢の兼六園、岡山の後楽園と並ぶ日本三大名園の一つである。
13haの敷地はとにかく広い、100品種3,000本の梅が植えられ
ており、早咲きの梅は散り始めたが殆んどの梅は今が盛りと競い
咲いていた。
土産物屋が並ぶ東門から中に入ると梅の香りが”ふわー”と来た。
梅林がピンクに染まっていた。
梅林を抜け「好文亭」に入る、好文亭は水戸藩第九代藩主水戸斉昭の
別邸だった。二層三階の建物は、こけら葺きと、茅葺の屋根に覆われ素朴な
風情を漂わせている。
三階の楽寿楼から見下ろす光景が素晴らしい。
好文亭の奥御殿は藩主夫人などの休養の場で、10室からなる質素な
平屋造りで、各部屋の襖絵は、東京芸大の須田きょう中・田中青坪の作である。
高台にある好文亭の庭は、前を遮るものがなく良い眺めだ。
梅林は行き交う人で賑わっていた。
古木も多く見かける、それぞれ元気に花をつけていた。
柳の新芽が梅の花に良く合っている。偕楽園は春真っ盛りだ。
食べたくなるような、美味しそうな、淡いピンクが可愛らしい。