川越祭
「蔵造りの町並みに江戸まさりの山車がゆく」
起源は366年前(慶安元年・西暦1648年)鎮守の氷川祭礼を
当時の城主である、松平伊豆守信綱が、氷川神社へ神輿や
祭礼用具を寄進して祭礼を奨励した時から始まる。
山車の囃子台が360度水平回転する川越独自の構造(川越型)
で、現在、旧市街地の観光重点地域を曳き廻す山車の総数は
29台である。
蔵の街は提灯に灯が点り、賑わいを増してきた。
時代劇映画のワンシーンを見ているような情景だ!
丁度午後6時”時の鐘”が夜空に響く・・・蔵と山車と時の鐘・・・
川越らしい光景である。
”五人囃子に舞がつく 祭り囃子の源流も 江戸発川越着”と言われ、
文化、文政の時代に江戸から伝わったものであり、どれも源流は、
江戸の葛西囃子だ。川越では以前からあった地元の里神楽と合流し
古囃子として完成したもので、もともと近郊の農村部が担当し今に引き
継がれている。ユーモラスな踊りと軽快な囃子は、川越祭りの自慢だ!
川越祭りのハイライト「曳っかわせ」山車と山車が正面に向きあい、互いの
囃子台で競い合う、曳き方衆が提灯を掲げ乱舞する。
山車の運行は、山車の廻りを固めた、とび職の人達の役割だ!
”スマホで撮っても 浮世絵風” 江戸時代の祭り風景をスマホで撮る姿は
正に現代風だ!