祇園祭(宵山)
狭い通りに33基もの鉾と山が並び、大勢の人で賑わう「宵山」。
陽が沈むと駒形提灯に灯が点り、祭りの雰囲気がたちこもる。
鉾頭が天を指すように伸びている「月鉾」
屋根裏の草花図は円山応挙の筆、破風蟇股の彫刻は左甚五郎の作、
前懸、後懸はインド絨毯、胴懸はトルコの絨毯で飾られている。
まさに動く美術館である。
人気の高い「船鉾」
鉾の上には神功皇后と磯良・住吉・鹿島の三神像を安置する。
コンチキチンの鉦と町衆のお囃子が、祭り気分を盛り上げる。
夜のとばりがおりる頃ともなると、駒形提灯の灯が鮮やかに光ってくる。