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地域に溶け込む川崎フロンターレ73

2017-12-05 00:04:45 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 改めて川崎さん、J1優勝(去年までの前期とか後期とか年間とかではなく)おめでとうございます。やべっちFC観ましたが、選手達うれしそうでしたね。やべっちなど、出演者の表情もみんなかなり温かい表情だったので、どれだけ愛されていた存在かよくわかりました。とにかく、他の鹿島さんや浦和さん、ガンバさんなどの優勝とは違いますね。何というか、馴染み感が全然違います。かなり身近なうれしさかな。

 今後、来季開幕まで川崎さんの魅力を、様々なメディアから発信される事でしょう。川崎さんはそんなクラブです。強いだけ、興業数値がいいだけというのと、川崎さんはちょっと違う魅力、力があると思います。どう違うかは、この記事の一番下に並んだバックナンバーを読み通せばおわかりになると思います。で、今日は一昨日の優勝シーンやセレモニーシーンのダイジェストという事で、もう一度リスペクトしたいと思います。
   
【優勝シーン】
 悲願のJ1制覇。みんな大泣きです。鬼木監督も。特に中村憲剛選手はうずくまって泣いており、うめき声も画面から聞こえてきました。なかなかうめき声まで聞こえるシーンはありません。等々力のオーロラビジョンに鹿島の試合結果が大写しになり、スタジアム全体がどよめきました。小林選手も泣いています。ここで小林選手のシーズン得点王の表示も出た模様。どの選手のセリフか不明ですが、「初めて(憲剛選手が)泣いているところを見た」という言葉が聞こえる。当ブログも長くJリーグを観てきて、多くの優勝シーンを見てきましたが、これほど大泣きのシーンは初めて。思わずもらい泣きしそうなくらい。
   
 サポーターもみんな泣いています。大の男性サポも自分の涙をタオマフでぬぐっています。憲剛選手、まだ選手と抱き合って泣いています。最大で8ポイント鹿島さんに離されましたが、追い越せました。おっと、まだ選手同士で抱き合って泣きじゃくっています。ここで負けたら終わりという試合を何試合も乗り越えてきました。このシーンでまたいいのが、川崎さんのマスコットが居心地良く、周りで選手達を祝福しているシーン。ふろん太だけでなく、カブレラ(元々はスポンサーの日興コーディアルの事業マスコットでクラブに帰属)、コムゾー(地元CATVのマスコット)と、マスコットが家族で増幅して増えたものとはちょっと違う。地域とのつながりを感じます。

 ここで解説の名良橋氏が「(この優勝は)他力ではありますけれども」と口にしましたが、他力ではないと思います。しっかり2勝して優勝したチーム、2試合のうちどっちか勝てば優勝できたのに、2つとも勝てなかったチーム、最後に実力差が出た結果だと当ブログは思います。何しろ勝って優勝ですから。試合が無く、他会場の結果で決まったとか、こっちも負けたが、向こうも負けて優勝だったら他力と言えるかもしれません。勝手な論調ですが。鹿島さんは昨季も年間勝ち点で3位だったのに年間王者になりました。本当の王者では無かったと思っています。今回の結果もそういうところが出たのではないでしょうか。一発勝負には強いかもしれないが、長いリーグ戦では結果を出せていないと。

【優勝監督インタビュー】
 泣き顔の鬼木監督登場。そうでした、川崎さんは中2日という悪コンディションでした。「今年一番悔しい思いをしたチームだと思う」と。就任1年目の優勝。
     
【小林主将インタビュー】
 この日ハットトリックで、年間得点23点で今季得点王を決める。報道では今季は他から破格のオファーが来たが、川崎で優勝したいからと残留。「ゴールという形でチームを引っ張る事に専念した」
     
【川崎憲剛選手インタビュー】
 「試合が終わった瞬間、、みんなが飛び出してきて、その意味が分かった。涙を止める事ができなかった。15年このシーンを待ったのは長かった。長すぎて長すぎて、本当にこのままタイトルを取れずにやめるんじゃないかと思っていた。サポーターとみんなでつかんだ優勝。自分が入った時は3千人、4千人が当たり前だったこのスタジアムがこんなに満員に毎試合になるなんて、夢にも思わなかった」
        
【表彰シーン】
 明治安田生命専務執行役より優勝トロフィー、が映ったボードを授与。Jリーグ原副理事長(バイスチェアマンではありません)からJリーグ優勝シャーレ、が映ったボードを授与。贈呈者はしょうがないとして、トロフィーやシャーレは本物によく似たものを用意して授与しても良かったのではないかと思います。ボードはやはり寂しい。もっと何とか形にできなかったのではないかと個人的に思いました。目の前で見えないままシャーレが引き返していった鹿島さんも可哀そうだったですね。そして、何やら風呂桶が次々と出てきました。
   
 このチームには集客・プロモーションという特別な部署があり、中村選手はよくわかっています。お客さんが少ない時代から選手達が先頭に立って、ユニークな企画を立ち上げて、お客さんを呼びこんできました。ピッチ内でしっかり結果を出し、ピッチ外でもお客さんを楽しませる。
 そして、シャーレが底に描かれた風呂桶をシャーレのように掲げる歓喜のシーン。事情を知らない視聴者の人は、「ふろ」と「フロンターレ」の洒落?という感覚でしょうが、そんな浅いものではありません。これです。7年前からですね。
 ここで「フロンターレらしさ」という言葉が出ました。これはJリーグクラブに対しての最高の褒め言葉だと思います。どこも真似できない川崎さんしかできない高い付加価値。本当に(よそとは)違ったスタイル。「地元の市民がファンと一体となってフロンターレをサポートしている。もちろん選手達も街に出ていく。こういういい関係が川崎にはできています。総合的に皆さんのプラスになっている」 ケガをしているという狩野健太選手登場。元柏の選手。ここでしたか。
   
【バックスタンドでの優勝報告】
 この試合の「あんたが大将」は小林選手と中村選手。贈呈者はエバラ食品で「エバラ食品の詰め合わせ」。スポンサーを巻き込んだ表彰。そして中原区商店街連合会青年部より「フロンターレカラーの花束」。「地元感が満載でいいですねー。毎年新シーズンにはいろんな商店街を回って、選手達が挨拶に行きます。そういった地域、地元のサポートがある。それがフロンターレ」「ピッチ外でもいろんな引き出しがある。わくわくさせてくれるチームカラー。企画を立ち上げて、お客さんを巻き込んで盛り上げてきた。ゲーム前、ゲーム後の事をしっかり考えてくれている。昔、川崎にロッテ球団があった縁から、今でもロッテと連携している。得点王の小林選手には、そのロッテから「ゴールいっぱい、ロッテチョコパイ」を贈呈。しっかり自分のところで準備していました。
     
【ホーム最終戦セレモニー】
 まずはクラブ社長挨拶。続いて鬼木監督、小林主将の挨拶。という感じでDAZNライブは終わりました。やはり、このクラブはJリーグで一番地域に根付き、ファン・サポーターとの距離感が一番近く、一番幸せなクラブかもしれないと実感しました。映像を通して伝わってくる温かさが違うのです。川崎サポはブーイングをしないという事で、今までのシルバーコレクターが長引いた要因という声もありましたが、この優勝で払拭できました。
 そして、DAZN時代の優勝賞金22億円です。Jリーグ側は浦和さん、もしくは鹿島さんとかに渡ってビッグクラブになって欲しかったと思いますが、川崎さんが手にしました。新しい時代です。J2オリジナル10で、最初は3千人しか来場者がいなかったのに、地域に根差しながらここまで来ました。当ブログももし、東横線とか小田急線沿いに住んでいたら、迷わず川崎サポになっていただろうなぁと思ってみたり。今日はこの辺りで。いいものを見させていただきました。
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