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地域に溶け込む川崎フロンターレ62

2016-01-05 00:03:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

  事例紹介コラムです。
  当ブログで付加価値の首位争いを演じているのが川崎さん。その活動や事業一つ一つが立派な事例となります。選手とは最初から社会貢献活動の義務を含めた契約を結び、大久保選手など多くの著名選手が集ってきています。他の事業でも積極的に一お歩先を進む優れたクラブだと思っています。公式HPを見ていると、「20周年記念事業」というキーワードが出てきました。そうですか、20周年ですか。ついこの間、Jリーグ開幕20周年だった事を見ると、開幕後すぐにクラブが発足したのですね。周年事業ですが、自分達で企画し、自分達主導でイベントをするパターンがあるかみしれませんが、川崎さんはあくまでファン・サポーター参加型に徹しているのが素晴らしいですね。以下、抜粋して紹介。 
   
【川崎フロンターレ20周年記念事業】
委員構成
 ・紀中委員長(川崎フロンターレ連携・魅力づくり事業実行委員会 委員長)
 ・相原副委員長 (川崎フロンターレ後援会 常務理事)
 ・青井監事(川崎市市民スポーツ室 課長)
 ・高尾事務局長(川崎フロンターレ 集客プロモーショングループ)
 ・委員19名 
  (川崎フロンターレ連携・魅力づくり事業実行委員会、川崎フロンターレ後援会、川崎市市民スポーツ室、川崎市サッカー協会、川崎フロンターレ、川崎フロンターレファン・サポーター有志にて構成)
〔委員長の説明の趣旨〕
 長くて短いこの20年の道程を、クラブと一緒に歩んできて頂いた市民、サポーター、スポンサーや関係者の厚情に感謝の気持を込めて、またクラブの更なる飛躍を夢見て、2016年シーズンを20周年と位置付け、「川崎フロンターレ創立20周年記念事業」を展開。事業を実施するにあたり、実行委員会を設置。20周年事業の企画、調整、実施に関することを実施。2016年シーズンは、フロンターレらしいイベントを多数計画。 

〔20周年キャッチフレーズ〕
 「CHALLENGE THE FUTURE」
 J1川崎は「川崎の明るい未来に向かって常に最前線で挑戦し続けるクラブ」であることを再決意する意味も含め、10周年の際にも採用された「CHALLENGE THE FUTURE」を指定。
   

〔20周年記念事業実行委員会主催事業〕
①記念ビッグフラッグ制作
 ・制作サイズ: 日本最長クラスの高さ15m、長さ145m(10周年の際に作成した記念ビッグフラッグと比較すると約2倍の長さ)
 ・制作方法:  サポーターからの募金(1コイン500円)による制作。募金者には、20周年記念ブルーバンドを贈呈。
 ・お披露目:  2016シーズンのホーム開幕戦を予定。
②OBドリームマッチ
 ・日 程  :  2016年シーズンの試合スケジュールが確定次第、調整予定。
 ・実施方法:  J1川崎ファン・サポーターによる出場選手投票を実施。総勢200名近いOBから選抜し、公式戦の前座試合として実施予定。
   

〔20周年記念タペストリー〕
 川崎市商店街連合会も事業参加。このプロジェクトはクラブだけではなく、商店街をはじめとした川崎市全体がお祝いするべき。このタペストリー掲出事業は10周年の時にも実施したが、10年前の80団体2,712枚を上回る団体数、そして3,000枚のタペストリーの掲出を目標。
〔20周年記念後援会カード〕
 以下の3種類のカードを発行。
 ・ゴールド会員証: 1997年のクラブ創設より20年継続入会
 ・シルバー会員証: 2007年から10年以上入会
 ・通常会員証: 上記に満たない入会
〔クラブ主催事業〕
 20周年にあたり、数々の企画を準備。先日、陸前高田市と「高田フロンターレスマイルシップ」という友好協定を締結しており、2016年に陸前高田市と合同で「高田スマイルフェス2016」を実施し、各団体の協力のもとに、陸前高田市に完成した天然芝の「上長部グラウンド」でJ1川崎の選手がスペシャルマッチを実施予定。
〔2016年シーズンユニフォーム〕
 「原点回帰」を合言葉に20周年の節目となる年のユニフォームデザインの検討した結果、1997年創設時に着用していたユニフォームに決定。 
20周年記念事業公式HP:http://frontale20th.jp/
 〃         公式FBページ:https://www.facebook.com/frontale20th/

 まさに周年記念事業のお手本のような事例ですね。クラブだけが実施し、どちらかといえば売上アップだけに目が行くような事が起こりがちですが、川崎さんは地域をあげて、ファン・サポーター目線でじっくり取り組んでおられます。どこで見たかなぁ、クラブが少々選んで何とか委員会というのを実施したのを思い出しましたが、規模も中身も価値観も全然違うもの。誰も文句をつけようがない内容ですね。見ると10周年もされているのですね。商店街も参加しているのがいいですね。地元の一つの商店街だけではなく、商店街連合会というのが素晴らしい。第4極の支援者である商店・商店街とはこうかかわるべきです。
 川崎さんは親会社?が富士通さんだからか、情報発信が素晴らしいです。ファン・サポーターに対する当然の義務として、絶えず新しい情報ツールに取り組んでおられます。そんな中でフロンターレ日記を見ていたら、いかにも川崎さんらしい素晴らしい事例がありました。以下、抜粋して紹介。

 【クラブスタッフのSNS研修】
  先日、クラブスタッフ向けのSNS研修を実施。選手だけでなくスタッフにも、日頃から様々なリスクが身の回りにある事、SNSを使っていない、使う予定は今後もないという問題ではなくなってきていることを改めて学ぶために開催。
  講師は、Jリーグ新人研修でも講師を務め、他クラブでも同様の研修をされている上田大介氏。J1川崎でも昨年、トップチームの選手・スタッフ全員と、ユースに講習を実施。好評だったためスタッフにも聞いてほしいということで実現。
 SNSの威力や危険性を理解した上で、それを活かすことによるメリットも説明。リスクも多いが、逆に守ることを守ればポジティブな効果もあるということで、実際にSNSがポジティブに活用された事例も用いて説明。自分自身ではあまり意識していなくても周りからは見られているということが一番大事。
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/1213.html

 いいですね。情報開示は公共財としての大事な義務。川崎さんはクラブ全体で、ファンサービスを向上させ、一つでも多く、楽しい情報を発信しようという気持ちが伝わってきます。先日、SNSの全クラブ調査記事を出しましたが、SNSに後ろ向きなところがあれば、川崎さんを見習って意識改革を行い、少しでもこういうものを取り入れてはいかがでしょうか。前にも書きましたが、改修された等々力競技場にまた行きたいですね。フロンターレパークも堪能したいし、理想的なスタグルである、川崎ちゃんこもまた食べたいです。そうそう、富士通スタジアム川崎にも行かなきゃ。
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2015/1212.html
J1川崎関連:60
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コメント (2)
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