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観客のためのスタジアム26

2016-01-28 00:53:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、サポティスタを観ていたら、「広島でスタジアム・ウォーズ勃発か、旧広島市民球場跡地へのスタジアム建設めざし同盟軍! 2月14日にデモ行進」という何やら物騒な、ユニークなタイトルの記事がめを引きました。「地域と共に、みんなの広島スポーツ交流マガジン」サイトで、広島県内のスポーツ情報のポータルサイトで、時々観に行っているサイトです。トップス広島もあるし、こういういいものがあって、広島県民はうらやましいですね。以下、抜粋して紹介。
   
 遅々として前に進まない広島のサッカースタジアム問題で、様々な関係者が「様子見」を決め込む中、声をあげたのは、「旧市民球場跡地に新スタジアム建設を求める会」(高橋龍太郎代表)。現在、サッカースタジアム建設候補地最有力とされる広島みなと公園に「NO」の声をあげ、市民、サポーターからの支持を受け、クラブも「ここしかない」と推す、旧市民球場跡地に新スタジアム建設を求める有志の集まり。
 当面は具体的な行動として2月14日(日)に新サッカースタジアムの旧広島市民球場跡地への建設の有効性を訴えて旧広島市民球場跡地から広島市役所までデモ行進を計画。広島県、広島市、地元財界は、港湾関係者らの反対の声に配慮しつつも「宇品」への建設をなかば強引とも言える手法で進めつつある一方で、広島市中区の「跡地活性化」を願う住民やスポーツによる街作りに理解を示す市民、サポーター側は「跡地」を強く希望。

 昨年末、満員のEスタでもサポーターは横断幕を掲げ、「サッカースタジアムが市民球場跡地」を明確に意思表示。横断幕には「サッカースタジアムは市民球場跡地」とあり、2月14日にも意思表示のためにサポーターが集まってくる可能性。その構図はさしずめ「銀河帝国」とそれに対抗する「同盟軍」の戦いを描いたスター・ウォーズで、いわばスタジアム・ウォーズ。
 このスタジアム・ウォーズの結末を勝利で終わらせるためには、これまで声をあげる機会を逸してきた市民・県民、県内外のサポーター、サッカー好きの子を持つ父兄、都心部の地盤沈下を憂う関係者、広島と世界のパイプをスポーツ文化の振興によって太くしていこうと考える人々、都市のあるべき姿をイメージできる有識者などの声と力を結集するしかない。
 水面下では、なぜ広島みなと公園が建設候補地に相応しいかを市民らに説明し、納得させるための調査や資料作りが着々と進められ、このままいけばやがて公式の場で「広島みなと公園で決定」の発表がなされる模様。
 2011年秋に、旧広島市民球場解体の広島市の方針に異を唱える市民団体がパレードや解体の是非のアンケートを実施した際も、大多数の市民が「解体反対」と訴えたもののいとも簡単に球場を解体。

 行政サイドが描く青写真とは別の結論を導き出すのは容易なことではなく、ほぼ不可能。つい最近も尾道市で市の庁舎建て替えを巡り、計画の是非を問う住民投票条を求める市民グループの声を同市議会臨時議会で否決。市民グループが有権者約2万2千人の署名を集めたがダメ。「そういうことをやってもらうと、できるモノもできなくなる」などと市民サイドにブラフをかけてくる。(情報戦)ケースもよく耳にする。広島のサッカースタジアム問題もそうだ。「反乱軍」の声封じには様々な手が使われる。メディアコントロールはその最たる例。
 それに抗うためには民意の広がりの大きさが求められる。ただ、ここに「旧広島市民球場跡地」のキーワードは必ずしも必要ではない。大多数の市民、サポーターは「広島みなと公園」へのスタジアム建設にすでに「NO」を表明しているため。旧市民球場跡地に新スタジアム建設を求める会、高橋代表は「サンフレッチェ広島サポーター、有志に参加していただき、広島市、広島県にその訴えかけをしていくために何ができるか、考え、行動に起こしたい」とコメント。多角的な視点から旧広島市民球場跡地にサッカースタジアムが存在することによる有効性を訴え、賛同する人々の声を拾っていく予定。
ひろスポ該当記事:http://hirospo.com/pickup/25744.html


 という内容でした。と書いていたら「2月14日開催予定の『旧市民球場跡地に新スタジアム建設を求めるデモ』は延期」という記事が出ました。うーむ、いろいろと動きが錯綜していますね。以下、抜粋して紹介。

   
 市民の「解体反対」の声も届かず解体の是非を問う「住民投票」も却下され、「ぶち壊している」最中の旧広島市民球場、2012年2月28日の解体完了からすでに4年が経過。2月14日に予定されていた「旧市民球場跡地にスタジアム建設を求めるデモ」が延期と、主催者の旧広島市民球場跡地に新スタジアム建設を求める会」が発表。
 参加者募集締め切りの1月24日時点での参加者数やクラブほか関係団体との連携、調整の進み具合などを総合的に見渡して時期尚早との判断に至ったとか。「延期期間については無期限とし、開催予定は未定」と主催者側のコメント。短期間の募集告知にもかかわらず、300人近い賛同者が同会に入り、それぞれの立場で意見交換などを継続。
ひろスポ該当記事:http://hirospo.com/pickup/25775.html

 そうなりましたか。何か力が働いたのでしょうか。久保会長が2月にプランを発表してくれるとの情報もあるそうです。優勝パレード後に、旧広島市民球場の跡地で優勝報告会を実施し、選手らはサポーターに「ここにスタジアムが出来るまで、僕たちは勝ち続けたい」と宣言し、かつて、3度優勝したらスタジアム建設を考える趣旨の発言をした松井市長は、パレード前に取材に応じ「検討を深化させていく」とコメントしたとか。うーむ、また微妙になってきました。
 個人的に思うのは、去年の広島市長選でこやのん(J1広島)社長の敗戦が大きい事。あれで勝っていれば、一気に旧市民球場へ流れが傾いたところでしょうが、負けてしまった。あの時に民意を取り込めなかった事が、大きなハンデになったと思います。あの選挙結果で、「市民」と地元プロサッカークラブを結びつけられなかったのが残念です。
 それを受けての反対運動という事ですが、困難な道が待っていると思います。ただ、何事もやってみなければわかりません。そういえば、あのCS第2戦で優勝歓喜の景色の中で、今回の件のサポーターによる横断幕がたくさん掲げられていたのを思い出しました。広島の専スタ問題は、隣県である岡山にも大きな影響を与えるので、広島のサポーターの方々に頑張ってもらいたいです。今後の活動に期待しております。
J1広島関連⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160110
  〃     ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151126
  〃     ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150823
  〃     ⑫:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150219
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141220
  〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140710
  〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125
  〃      ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130921
  〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130129
  〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111023
  〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090412
  〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070805
  〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070314
  〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060222
  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205

コメント
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