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優勝の味25

2016-01-13 00:02:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 ほぼ半月遅い記事となりましたが、ガンバさん天皇杯優勝おめでとうございます。何を今さらこのタイミングで・・・と突っ込まれそうですが、年末年始でいろいろとあり、落ち着いて記事を書く事がなかなかできませんでした。(決して忘れていた訳ではありませんので)
 日経新聞電子版に「G大阪にあって浦和にないもの 天皇杯決勝に思う」という記事がありました。確かに浦和さん、どうしてなんでしょうかね。以下、抜粋して紹介。 
   
【最後に「強いガンバ」の面目施す】
 今シーズンのJ1・G大阪はCS、ナビスコ杯、天皇杯のすべてでファイナリストに進出。他の2冠は奪取できなかったが、シーズン最後の天皇杯を制したことで「強いガンバ」の面目を施せた。ACLを含め、今シーズンは60試合もこなし、東口、丹羽、宇佐美らはコンスタントに日本代表に選出されて掛け持ちが当たり前。選手にとっては相当過酷なシーズンだっただけに弱音を吐かずに勝ち取った天皇杯の輝きは余計に増大。
 成績的には浦和も遜色なかった。Jリーグで前期優勝し、年間勝ち点は63のG大阪(3位)より多い72を獲得し、年間1位の座を74の広島と最後まで競り合う。天皇杯も決勝まで勝ち進んだが、CS準決勝と天皇杯決勝でいずれもG大阪に敗れたことで、せっかくの好成績をくすんで見せてしまうことになった。
【「悔しい思いが選手を成長させた」】
 優勝した長谷川監督の「今季、全部2位で終わっていたら立ち直れなくなるところだった。シルバーのメダルを10個集めても金メダルに換えてくれるわけじゃないから」という言葉だが、浦和の事に言い換えても違和感無し。浦和ほどのビッグクラブになると2位や3位は負けに等しい。
 そのガンバに対して、大事な試合で同じ相手に続けて負けた浦和は「同じ失敗を性懲りもなく繰り返す監督と選手たち」「学習能力はあるのか?」「そもそも本当に悔しいと思っているのか?」と厳しい声。
【浦和に痛かったボランチ柏木の不在】
 好ゲームだったが、浦和に痛かったのは準決勝で負傷したボランチの柏木選手を決勝で使えなかった事。チームのど真ん中でボールを集配する柏木選手は浦和の攻撃に抑揚をつける存在。サイドに散らしたり、短兵急に裏を突き、攻撃に意外性をもたらす存在の柏木選手がいないせいで決勝で浦和の攻めはサイドアタック一辺倒になった印象。
 サイド攻撃の浦和と耐えるG大阪という試合終盤の光景は、W杯予選における日本対アジア勢の戦いの構図とほとんど同じ。入りそうで入らない状態。多数防御で低く構えた相手には、深くえぐってマイナスのボールでも折り返さない限り、低く送ったラストパスはどこかで引っかかる。それを避けてクロスを空中に上げても攻撃陣に絶対的な高さも強さもないから、クロスの数ほどはビッグチャンスにならない。あらゆる技術の中で日本の選手のレベルが最も低いのがヘディングなだけに。
 浦和で不思議だったのが、柏木選手に何かがあった時の対処方法。来シーズンに元湘南の遠藤航選手が加入するが、どう考えても後の補強。浦和の攻撃に問題はないというのがペトロビッチ監督の認識なのか。
【ツボにはまったG大阪パトリック】
 G大阪は前半はとてもアグレッシブなプレーで2得点。パトリック選手は得点パターンは決して多くないし器用でもないが、ツボにはまったときの力強さは、やはり日本の選手では表現できないものがある。
 再びリードした後のG大阪は人とシステムを変えながら粘り強く守りきる方向に修正。浦和はサイド攻撃をさらに強化。後半だけで13本のシュートを放ったが、東口選手の攻守もあって前半の興梠選手の1点のみ。
 振り返ると、浦和にとってはCKから許した勝ち越し点が痛恨。スイッチする動きなどを入れてマーカーの進路をふさぐスクリーン・プレーはバスケットボールでよくやる手口だが、それにまんまとはまった格好。
【「細かいことを埋めないと」というが…】
 試合後、浦和のペトロビッチ監督は「勝てなかったのは何かが足りないから。細かいことを一つ一つ埋めていかないといけない」とコメント。しかし、勝つためのそういう作業を最も不得手、あるいは嫌うのは他でもない、ペトロビッチ監督だろうという感想。
 ペトロビッチ監督は常日頃から試合に負けても「いいサッカーをしたのは自分たちの方だった」と主張し、「勝ちたいけれど、勝つためなら何をやってもいい、とは思わない」と語るタイプ。自身の作風に強いこだわりがあって、それをどうしても勝利より優先させてしまったのか。
 ペトロビッチ監督を見ていると、昔、聞かされたイタリアとフランスのサッカーの違いを表した小話を思い出す。フランスがその華麗なスタイルを「シャンパンサッカー」と賞されていたころ、勝負強さで定評のあるイタリアは「フランスの靴職人はいい靴ができあがった時点で満足し、イタリアの職人はそれが売れて満足する」と彼我の違いを語っていたとか。
 ペトロビッチ監督の「いいサッカーをしているのは自分たち」という主張を聞くたびに「別に売れなくても構わない。この靴の良さが分かる人だけが買ってくれればそれでいい」と言われているみたいで、何だか落ち着かなくなる。
日経電子版該当ページ:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO95760750V00C16A1000000/
   
 こんな内容でした。とにかくガンバさんは強かったですね。今年は吹田サッカースタジアムもオープンするし、ガンバさんにとってはわが世の春ですね。浦和さんのここ一番の勝負どころで負けている論調でしたが、もう少し前よりは少しましかな。2011年シーズンではチームが2転3転され、本当に今より弱いチームでした。今シーズンは柏は浦和さんにやられてばかりでしたが、優勝した2011年は余り劣等感が無かったですね。
 ガンバさんといえば、ついに新スタジアムがオープンしますね。今後は、代表の試合から各大会の決勝など、大活躍する事でしょう。当ブログ的にも近いのでありがたいですね。そんな中、こけら落としマッチが発表されました。以下、抜粋して紹介。

【「こけら落しマッチ(仮)」詳細】
・日 時:   2016年2月14(日)14:30開始
・場 所:   市立吹田サッカースタジアム
・相 手:   J1名古屋
・特別協賛: パナソニック㈱
・SPゲスト: 葉加瀬太郎氏(地元出身)

 以上、こんな感じでした。そういえば、パトリック選手が日本に帰化して、代表入りを目指したいとかのニュースを目にしましたが、ものすごいニュースですね。ガンバさんは今年も強いのかなぁ。
 もう球春(サッカーでは言わないのかな)は近いですね。今週末くらいから各クラブで、新体制発表会が開催されます。付加価値が高いところはオープンに一般向けに開催し、何か記者会見の延長で済ますようなところもあるのかな。ファン・サポーターと一緒に出陣式をやれば、宣伝効果も高まるし、観客動員も期待できるのに。また、キックオフイベントの全クラブ調査をやらなくっちゃ。でも、他にもう一般向けにやらないところは皆無じゃないのかなと。
J1・G大阪関連:2019

コメント
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