気になっていたこれも編んでみました。フィンランドのコルソナス地方の伝統の配色と編み方だそうです。
何しろ、フェアアイルを編んでいて、この↓はっきりしない配色にうんざりしていて…。
左指にかかっている二本の糸で編みこみをしていますが、全く似たような色合いで、できた模様もはっきりせず、労多くして功少なし…。
比べるとこんな感じ。↓
最近本屋で編み物の本に「北欧」と書かれたものが目につき、今うちにある北欧を並べてみました。
ただし、手前二冊はすでに廃版で、図書館から借りたものです。
この中の「北欧ハンドメイド」の林ことみさんデザインの巾着を参考にしました。
この細編みの筋編みでの編み込み模様を一般に「北欧風」と呼ぶ意味が、フィンランドのコルソナスの編み方を手本にしているからなのだと、これを見てやっと分かりました。
しかし、これはフェアアイルよりよっぽど面倒なので、もうやらないでしょう(^^;)。
また、北欧のニット、イギリス北部のシェトランドとかフェアアイル等のニット、カナダのカウチンなど、やはり寒いところには独特の技法の伝統の編み方があるようですが、ロシアって聞かないなぁ…と思います。なんでだろう?毛織物はあるようですが。
かぎ針編みは棒針編みに比べて面倒です。入れる目をいちいち見て狙い定めて針を入れないといけない…。
フェアアイルは大変ですが、かぎ針ほどでなく、またこれはずっと表を見て編む棒針編みの手法なので結構進むものです。
私もかぎ針編みのモチーフ編みのひざ掛けは結局途中で放り出してしまって…(^^;)。まだ完成していません。モチーフ編みの大きい作品を見るとその根気には感心します。
フェアアイルもかつてはフェア島での生活を支える産業だったようで(今でもそうかもしれませんが)素早く美しく編む伝統があります。上のコルソナスもそうなのでしょうが、これは大変…。
しかし編み物は機織りに比べて取りつきやすいです(^^)。