お散歩マトリョーシカ karat

マトリョーシカ好きではじめたブログです…マトリョーシカや編み物や猫、四季折々のお散歩の景色や自然、その他色々…。

箱根十二たまご 

2014-04-30 21:51:30 | マトリョーシカ

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 所用で浜松に行ったときの帰りは、いつも小田原で新幹線を降りて 小田急線(新宿方面)に乗ります。

 でも今回は時間があったので、小田原から箱根登山鉄道に乗って箱根湯本へ!

目的はこの箱根十二たまご。(それがあるという箱根町立郷土資料館。)

箱根の組子細工で作られた木のたまごで、入れ子になっています。

 10年以上前に箱根湯本に行ったとき、駅の地下通路の飾り窓に飾ってあったので、まずそこを見てから ~  と思ったら、なんと駅はとてもきれいになり、地下通路などなかった…。 

 でも箱根町立郷土資料館にはあるだろうと思って行ったら、なんとそこには「本日休館」の冷たい表示…。

 でも、これがかえってラッキーでした。

 というのも、この日は雨がざかざか降っていて、郷土資料館まで歩くのも嫌でタクシーに乗りました。それで、資料館前まできたら「本日休館」…。orz

 そしたら運転手さんが同情してくれて、箱根十二たまごというか箱根の入れ子細工を見に来たんだけど…と話をしたら、それを作っているという「箱根ろくろ細工たなか」 という工房に連れて行ってくれました。「いつだったか調べている先生を乗せて行ったことがあるから知っている」、と。

 ネットで見て、そういう店があることは知っていましたが、かなり高齢な職人さんが一人でやっているらしいお店で、入りづらいんじゃないかと思って遠慮してました。

でも、成り行きで、行っちゃいました。

 

 そしたら、田中さん気さくに色々説明してくださり、最後に制作してるとこまで見せてくれました。

写真撮影もOKでした。

売っていたもの。↓

Cimg2279 

Cimg2277_2  最後に小さいひよこ入ってますが、めちゃくちゃ小さいです。(下の方に小さいひよこの写真あり)

この5つ組み子の一番大きいのが、確かウズラの卵くらいだった…かな。

 

 マトリョーシカは次の入れ子のと間に結構隙間があり、振るとカタカタしますが、十二たまごはみっちり詰まってます。そして薄い…。

 

 作っているところの写真。(写真をクリックすると大きくなります)

Cimg2282  

↑ろくろが回転し、ノミを入れて削ってます 。卵の下半分の中を削っているところ。外側の溝はすでにできている。

Cimg2283  

↑ 支える台のようなものをつかんで回転している木を削ります 。 下に転がっているたまごは、この中に入るもの、その右側にあるのは今削っているたまごの上半分。

Cimg2285

↑ だいぶ削れたので、一つ小さいのが入るかどうか入れている…。

Cimg2286

↑ 時々ノミ(?)を研いで、うまくはまるまで何度も削る …細かなカンナ屑がたまってくる…。

Cimg2287

↑ 中に入るたまごがぴったりはまりました。ぴったり過ぎて出てこないので、指を濡らして取り出す…。

Cimg2288  今度は上側をはめて、

Cimg2289  上下の段差をなくす。

Cimg2290  息詰まる一瞬(私が!)。

Cimg2291  

↑ 上下の段差がなくなり、なめらかになってくる 。

Cimg2292_2  Cimg2294

そして完全に滑らかになって、やすりその他でピカピカに磨く…。

はー。

どうやら十二たまごは注文制作らしい…。そうでなくても高価そうで手が出ない。

Cimg2303

↑これは半端の卵ということで、一つ300円で売ってました。定規の小さい目盛は1㎜です。

そしてこれがなんと! 開きます ↓

Cimg2305  

そして、順にぴたっと入ります。 

一つ300円じゃあ申し訳ないんじゃないかと、うちに帰ってから思いました。

田中さん…と気楽に書いてしまっていますが、田中一幸さん…箱根で組子細工を行うただ一人の職人さんだそうです。

田中さんの三十六たまごは横浜の方の博物館にあるそうで、

箱根町立郷土資料館には江戸時代の三十六たまごがあるらしい…。

 これはやはりもう一度箱根湯本の郷土資料館に行かなくてはならないし、ろくろ細工たなか にもまた行きたい。

 なお箱根の七福神の組子細工はマトリョーシカのルーツと言われています。

これは田中さん作の七福神。Cimg2314

 

 

 
 最後にバタバタと帰りのロマンスカーに乗る前に買った「たまご」。

Cimg2296

→ Cimg2299_2

               プリンでした。

 

 

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白木のマトリョーシカ

2014-04-28 08:26:12 | マトリョーシカ

Cimg2228_2

左端の大きいのが高さ10センチくらい。それぞれピタッとはまって順に入る。

もうこれだけで高度な工芸品だといつも感心しています。

Cimg2225  

 白木のマトリョーシカはロシア製ですが、いくつかの日本の通販サイトから購入しています。

希望のサイズの有無とか、値段とか、送料とかを検討して…。

上の白木のはすべて同じ所から、「台座なし5ピース」を購入。

でもよく見るとそれぞれ大きさが微妙に違うし、たとえば右端のマトの上と真ん中のマトの下を合わせようとしてもうまくはまらない…。それぞれかみ合う相手は一つ。

まさに手作りだなあと感心します。

 初めのうちは、一本の木から上下を作るのだと思って、その割に木目の模様が合わないと思っていましたが、いろいろマトリョーシカについて書いたものを読んでみると、キチンとしまるように、上と下はそれぞれ乾燥年数の違う材を使っているようです。 (上が2年で下が3年とかだったか…うろ覚え(^^;) )

 Cimg2251_2

それで、上下の色が違うのも納得がいきました。 ウッドバーニングをしていると、焦げやすい木と焦げにくい硬い木という違いも感じます。

 でも、この木製で時々 困るのは、木目とか節目。

Cimg2250_2   色を塗ればわからなくなるけど、微妙に透けて見えるのと、

顔部分は色を塗らないので、どの木目を選ぶか慎重に探さないとならない。

Cimg2233_2 Cimg2231_2 こういう木目を選ぶと、後で、おでこに横じわ !だったり口元にほうれい線!だったり…。

Cimg2230_2 縦じわのきついのもつらい…。

ぐるぐる回して顔の位置決定。 Cimg2244_2

Cimg2254  

ここまで来ると一安心。(これも上下で材の色が違います…。)

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切手 (昨日の続き)

2014-04-25 17:04:24 | その他

10年以上前ロシアに観光で行ったとき、寺院とかの観光を終えてバスに戻ると、

「センエン!」「センエン!(千円)」と言いながらお土産を持ってやってくる人たちがいて、その中の一人が持っていた切手帳がきれいだったので千円で買いました。

  Cimg2190  チェブラーシカの切手とか、

 Cimg2179_2  どうやらロシア版「くまのプーさん」の切手とか (たしかにコブタもいるし、右の絵はミツバチらしい) 、

 Cimg2188_2   エルミタージュ美術館所蔵の名画の切手とか、


Cimg2161_3  きれいな花の切手とか、

色々…、でも後半は何だか人物の切手ばっかりで面白くないです。

 ただどれも CCCP という表記なので、ソ連時代の切手らしく、それにスタンプの押し方がきれいすぎて、お土産用なのかな…。

 

  私も、もし外国の知人友人ができて、その人がもし日本の切手とかに興味があったらよいお土産になると思って、これがきっかけできれいに集めだしたのですが、「もし」が二つもつきます(^^)。

 


 日本の切手も本当に色々あってきれいで、中でも気に入っているのはこれ↓

Cimg2150  横幅3.5センチくらいのもので、毛の一本一本まで丁寧に描かれている。

イリオモテヤマネコの丁寧な描き方とバックの植物のあっさり感もいいし、表情はかわいくもあり、悲しくもある…。

 外国のお友達(まだできてもいない)に気前よくあげれるかどうか… (^^;)。

猫だし…。

 

 

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切手の値段

2014-04-24 13:23:53 | その他

きれいな小さいものをついとっておくたちで、うちに来た郵便物についている切手も取っておいたりしてるのですが、

Cimg2139_2  

片づけをしてて、そのノートが出てきてつい見てしまったら 、へー、ツユクサ…。

それにしても390円て中途半端な値段。

見回すと中途半端な値段の切手があと2枚。

Cimg2173_2    Cimg2141_3  

大好きなスミレが破けてて惜しいですが、350円とか430円とか、中途半端!

記念切手できれいな花のものはたくさんあるけど、これは普通の切手だと思う。

高額切手というか微妙な値段の切手はきれいな花シリーズにしたのかなと思った次第です。

普通の切手と言えば、10円、20円、30円も面白かった。

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花に昆虫、シリーズにしたのかな。

コレクターではないし、うちに来た分だけなので発展しないですが…。

ところで、昔の62円切手。

  Cimg2155   Cimg2158

 こないだまでは10円切手と5円切手と1円切手3枚を貼って出してましたが、今度は10円切手2枚貼れば使える。

けど、これはかわいくて使えなくて取ってあるので、今後も使えるかどうか…。

 

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マトリョーシカの日展 へ向けて とG線上のアリア

2014-04-18 19:59:59 | マトリョーシカ

Cimg2121_5

 

6月のマトリョーシカの日展  に向けて…。

ウッドバーニングして、下書きの鉛筆の線を消して、下地剤を塗って乾かし中。

 そこへラジオから「G線上のアリア」が…。

G線とはバイオリンの弦のG線、アリア は日本語では詠唱。

 しかし、それは後で知ったこと。子供の時にはそんなこと知らないもので、

アリアは女の人の名前(マリアみたいな)、G線上は G戦場。

Gという戦場にいるアリアさん…。

で、イメージしたのは、ドラクロワによって描かれた「民衆を導く自由の女神」…。

あの、ルーブル美術館にあるという有名な絵画です。

あの絵の写真をどこかで見たんでしょうね。子供心に肩がはだけてるのが気になって覚えていたのかもしれない。

今でもこの曲を聞くとその絵の写真を思い出します。白黒写真のイメージです。

しかし、曲調は穏やかで、戦場の雰囲気は全然ないです…よね。

子供の時は違和感なく、戦場でくたびれて一休みしてるときの音楽と理解してたようです。

 変な連想がずーっと続いてたのを思い出しました。(^^;)

 

 

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海の石

2014-04-16 14:53:52 | 自然

Cimg2055 (三日月、じゃなくて半月型の石)

海に行って、砂浜で貝殻や石を拾うのが好きですが、しばらくそういうことをしてないなと思って、伊豆に行ったときに 砂浜のある海岸に寄ってもらいました。

といっても Cimg2058  このような港の内側の砂浜なので、貝殻はあまりなく、 角の取れた石がぽつぽつ。

Cimg2093

真ん丸を狙いましたが、難しい…。右端の石がちょうどウズラの卵石。

おにぎり型とか Cimg2098_2

白い陥入が文字に見えるのとかCimg2103

下弦の月とか… Cimg2105  

 色々楽しい。

 

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火星が地球に最接近 

2014-04-15 08:44:58 | 自然

Cimg2084

(2014年4月14日午後10時頃撮影)

月と火星も大接近!てことで見てみたら、これだと思うんですが…。

コンパクトデジカメ オート機能で撮影。(トリミング しました)

中央で光っているのは月、その左上で小さく光っているのが火星。

画面左下のうす青く光っているのがおとめ座のスピカ。

これだけ撮れたらコンパクトデジカメもすごい!

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西伊豆

2014-04-14 17:45:40 | 旅行記

Cimg2066_2

前に「蓬莱橋」 に連れて行ってくれたた友人夫妻と今度は西伊豆の方に行きました。

国道136号を外れて降りて行った ところに安良里(あらり)という港がありました。

奥に深い静かな港で、奥の方に不思議なおとぎ話のような船が泊まってました。

 同行の方の話だと、マグロはえ縄漁船だそうで、別におとぎ話でもなかったのですが、なんだか夢のような素敵な泊まり方でした。

こちらは雲見の港。↓

Cimg2058_2

Cimg2054_2  夫婦岩みたいな岩と

Cimg2060_2  スフィンクスみたいな岩。

あと、西伊豆の松崎町と言えばなまこ壁…。

Cimg2061_2

 格子の白い部分が漆喰で、海にいるナマコのように盛り上がってるのでなまこ壁、だそうです。黒い部分は瓦。

Cimg2064_3  

人の家勝手に写してはいけないでしょう……が、近藤平三郎生家、とありました。(どうやら薬学会の偉い人だったらしい。 )

 

 

 

 

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ダーラナホース

2014-04-11 17:06:43 | 編み物

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このシルエットの馬の模様を近頃よく見かけて、北欧系のデザインというあいまいな認識でしたが、どうやらこれをダーラナホースと呼ぶ、ということを、上の写真の本(朝日新聞出版 「かぎ針編みのおしゃれバッグ」)で知りました。

「ダーラナホース柄のギンガムトート」という題名のバッグ。

そこで「ダーラナホース」で検索すると次々出てきます。

てことは、

Cimg2025  この生地の柄もダーラナホース。(日本の民芸品の三春駒をちょっと思い出す)。

Cimg2030  この生地は普通の馬柄。

ところで、棒針編みはこれから編むところをそんなにしっかり見てなくても編めますが、かぎ針編み(特にこのバッグのすじ編み)は針を入れる所をしっかり見てないといけなくて、

もともと隙間時間にちょっとずつ編んでいましたが、どうやら目が疲れてしまうので、途中ですが編むのをやめました。

もう春だしね…、いまさら毛糸のバッグもないでしょう…という言いわけ。

 マトリョーシカの日展  も6月まではまだ時間があると思っていたらすぐに来そうで(まだ6組しかできてない)、こちらに専念しないと…。

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竹のことから (前回の続き)

2014-04-08 08:55:19 | 自然

砧公園の端の方に小さな竹やぶがあり、だんだん広がってたなと思って行ってみたら、

55 (2008年頃)

Cimg1984_3 (2014年4月)

だいぶ刈り取られてました。

竹は地下茎を伸ばして増えるけど、どこまでが自分なんだか…。

そういえば、竹に花が咲いて種子ができると竹林が一斉に枯れると聞いたことがあります。元々同じ個体だからと。

でも私は竹の花は未だ見たことがありません。どうやら稲のような感じの花らしいです。

それにしても植物は不思議な増え方をします。

Cimg2014  この「都忘れ」(もうじき咲く)は、切り花でもらったものを花瓶に活けておいたら、いつの間にか根が出てきて、鉢に植えたら株になり、毎年花を咲かせてくれます。

Cimg1999  この花月(通称金のなる木)は、「親の株から落ちた葉」から芽が出て 別の植木鉢に植えたら大きくなります。きりがないので、落ちた葉は捨てることにしました。

Cimg2016  イチゴの類は匍匐枝(ストロン)を伸ばして、それが地面に着くと根が出てきて新たな個体になるので、油断するとそちこちのプランターにストロンを伸ばしてふえてきます 。

 ツユクサは、茎が倒れると、倒れたと見せてその節から根を出して、じわじわと広がっていきます…。

と、数えだしたらきりがないですが、種子植物といいながら、種子じゃない方法でどんどん増える植物ってすごいと思っていた次第です。

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