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押し紙は犯罪

2018年11月15日 | 時事
新聞「押し紙」シンポ、保守系議員ら「必ず表に出す」 求められる自浄作用
「押しつけられた新聞紙」という意味ですが、何故犯罪なのかは分かりにくいですね。

我々教員も毎日大量のプリントを印刷するので気持ちはちょっとだけ分かります。例えばクラスが30人だとしたら、必ず毎回32枚くらいは刷るようにしています。余った分はゴミ(リサイクル紙)になってしまうのでもったいないじゃないかと思うかもしれませんけど、印刷ミスやプリントが汚れていたり破れたり、またはなくしてしまって後日もう一枚欲しいなどという時に、いちいち1枚2枚をコピーするのは余計なコストと時間がかかってしまうからです。給食などでは残さず食べなさいと指導するくせに、紙は結構ムダが多く、雑に扱っているわけです(笑)まあ世の中を見回しても包装とかチラシとか、無駄と思える紙はいっぱいありますけどね。

新聞社にとっても、販売店に新聞を届ける際、必要数より多めに搬入するのが通例となっている模様で、これを押し紙と読んでいます。書籍とは違って新聞は装丁もなく原価は安いでしょうから、それくらいで犯罪といわれたら困る、というのが新聞社の主張でしょう。しかし、実際の販売数よりかなり多く、1000部必要なところに1500部送るなど、予備とは言えないほど大量に送りつけるのだとか。それによって、全体の販売数が1.5倍に見えるようになるため、広告主から実情より多くの経済効果があると錯覚させ、広告料や補助金をだましとっているのだ、というのがこの押し紙が犯罪といわれるゆえんです。youtubeで例えれば分かりやすいですが、1000再生で10円もらえるとした場合、機械的な細工をして1500再生くらいさせているようなものです。見ている人はいないわけで広告主は15円払うだけの効果は得られないでしょう。もし発覚すれば詐欺として訴えられるかもしれません。それを大会社が堂々とやっているわけですな。

何故そうなっているかというと、この押し紙が問題だ、と誰も声を上げないからです。声を上げるとすれば新聞やテレビですが、自分達や身内の立場が悪くなることは敢えて記事にしないでしょうね。国会で取り上げてもおそらくその部分はカットされてしまうでしょう。まあ今はネットの拡散が無視できない時代なので、多くの人が関心をもてば避けては通れなくなるのかもしれません。

個人的には新聞8%もおかしいと思うのですけど、これも追求されないのですよね・・・明らかに生活必需品ではないですし、貧困家庭にはそもそも恩恵がないのではないでしょうか。この押し紙をプレゼントしたほうがよっぽど喜ばれますよ。断熱材として(笑)
コメント
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