(株)カプロラクタム-blog

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点と線

2007年12月17日 | 時事
携帯使う小学生は優秀 塾通いで持たされるから?
これって、分析間違っていませんか?

・・・いや、間違っていると言うより、見方が薄っぺらいと言ったほうが良いかもしれませんね。データを点でしか捉えていない気がします。
自分はこれを見て「携帯を持たせたから頭が悪くなった」と考えました。

自分が携帯を使うようになったのは大学に入ってからでした。まだその頃は「携帯は大学に入ってから」という殺し文句がすんなり入った時代でしたね。倹約性分も手伝ってか就職してからも業務連絡に使うのがほとんどで、無料通話を満額繰り越す毎日となりました。
それが今では、もはや高校はおろか中学校でも必須ツール。前任校の小学校では「携帯は中学になってから」と言う言葉が聞こえてきましたが、1割か2割の児童は高学年になるとすでに持っているようでした。あれから3年経っているので、最近ではさらに増えているのかもしれませんね。

ここで考えたいのは、携帯の所持年数です。調査対象となったのは6年生ということですけど、この年を考えれば長くて2~3年。ほとんどが持ったばかりか1年前後でしょう。まだ持ち始めの頃はしっかりルールを言い渡されるでしょうし、明らかに偏った使い方をしている児童はごく少数であると思われます。しかし、人間はずっと敷かれたレールの上を走っていくことはできません。反抗期も手伝って、使用頻度はこの頃からどんどん悪化の道を辿っていくことでしょう。おそらくこの調査を受けた中3という世代は、携帯歴4~6年ほどになっているはずです。この間、数値的に優位だった層が、全く反対の層にまで落ちぶれてしまっているということは、やはり「携帯を持たせたから頭が悪くなった」と推論を立てるのに十分ではないかと思うわけです。

つーか、こう発表すると各メーカーから大ヒンシュクを買うだろうなぁ・・・だからあえて伏せたのかも!?
コメント (2)
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