ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

吟行会②山口市小郡文化資料館

2018年03月11日 | 俳句

 昨日…じゃあなく今朝の続きで~す。

 きらら浜自然観察公園を後にして、向ったのは「山口市文化資料館」。ここは〝山頭火と其中庵〟をメインに、〝ふるさとゆかりの美術〟で小郡にゆかりのある作家の美術作品展示、〝ふるさとの歴史〟では小郡の歴史を時代ごとに紹介、〝むかしの暮らし〟のコーナーでは民具を使って昔の暮らしを再現しています。何といってもウレシイのは入館が無料ということ。また、貸しスペースも30人程度収容できる研修室や間仕切りで半分に分けることのできる100㎡のギャラリーがありますが、どれも全て使用料は無料。ただし申請は山口市民であるという制約がありますが。利用時間は9時から17時まで。(月曜日は休館) 更に駐車場もありますし、新山口駅からは徒歩で15分。国道9号線に面していますので、とても分かりやすいいいところです。こちらへ来られたら是非立ち寄ってみて下さい。 

 山頭火の自筆で、右の句は〈雪ふるひとり\/行く〉左の句は〈其中雪ふる一人として火を焚く〉(句集『草木塔』)

 今時こんなところはないと思いませんか?だって宇部市にもありませんから…アッ!イヤ、イヤ今の宇部馬醉木会の句会場はタダだったっけ!ゴメンナサイ!でも、都会の人から考えると、ホントウソみたいでしょう?聞けば会場費が高くて…だから参加費も高いとか。私たちの参加費は自分の食事代と割勘の車代だけですからね。もし私たちがここを使わせていただくときは山口市民の方を誘ってご一緒したりしますが、今のところは「其中庵」の方が制限なく誰でも使用できますので、そこですることの方が多いです。

 お土産に「糸紡ぎ」体験セットと山頭火のしおりをもらいました。もちろんタダですよ。

 ここから「其中庵」へ歩いて行く人と車で行く人に分かれて出発しました。私は運転手ですので歩きませんでしたが、道の辻々には山頭火の句が書いてあったりして、約15分ぐらいの気持ちのよい散策になったようで、そのときの句がたくさん出ていました。やがて全員が「其中庵」に集合して、そこをまた見学して句会へ。

 また、それは明日にでも…お楽しみに。

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吟行会①きらら浜自然観察公園

2018年03月11日 | 俳句

 今日は…イヤ本来は昨日は…というべきですね。ただ今午前4時ですもの。

 久し振りの…かな? 吟行会でした。フォーユー俳句教室の昼と夜の部合同のもので、今年は欠席者が多く、合計16人。内容も大して歩き回るようなハードなものではなかったんですが、やっぱり疲れたんでしょうね。帰ったらPCも開く気がしなくて、早くに寝てしまったんですから。肉体的より精神的なものの方が体に応えるのでしょう。歳のせいでもありますが、年々それを感じます。それで目が覚めて…という次第。

 今回の吟行会は近場で行いましたので、まず山口県立「きらら浜自然観察公園」へ。

 この公園は、きらら浜に生息する野鳥を中心とした、たくさんの生き物とその自然環境を守りながら、だれでも身近に自然を観察し、ふれあいを楽しむことができる公園です。淡水池、ヨシ原、干潟、汽水池、樹林地という5つの自然環境をもつフィールドと、自然観察や自然学習の拠点となるビジターセンターや観察展望棟などの施設が整っています。(休園日は月曜日。入館料200円。)

 嘗ての野鳥の会の仲間が館長さんをされていますので、双眼鏡を貸してもらい、いろいろと案内・説明をしていただきました。今日の見所は…シギ科ではイソシギ・ハマシギ・ダイゼン、珍しいのはアオアシシギ、これは私も初めて…。サギ科…アオサギ・ダイサギ・コサギ、珍しかったのはアオサギに婚姻色が出でいたこと。カモ科…珍しいところではミコアイサ・ウミアイサ(これをはっきり観たのは私は初めて)、マガモ・キンクロハジロ・ハシビロガモ・コガモなど。カイツブリ科ではカンムリカイツブリがいましたね~。また、もう繁殖期に入っていますのであのカイツブリの鈴を振るような鳴き声が絶えずしていました。カモメ科…ズグロカモメ、まだなりかけもたくさんいましたよ。後はミサゴ科のミサゴ、これは常に二羽いるらしく、巣をつくるための鉄塔を建てて、今年から繁殖を試みているそうです。小鳥類では…入園真っ先にウグイスが…私にとっては初音でした。ジョウビタキ・タヒバリ(セキレイ科)・モズ・ヒバリなど。

 冬鳥はそろそろ帰って行く頃で例年とあまり変らないそうですが、燕がまだ…と思ったら、今日の午後に初観察されたと観察情報に。

 まあ、昨日と打って変わった快晴で、風もなく気持ちの良い暖かな日。昨年と同様に知っている人は〝やっぱり晴れましたね~〟と。ジンクスはまだ破られていないようです。ウレシイ~!

 ところが、ナントあまりの良いお天気でボケたのでしょう。写真を撮るのをすっかり忘れて…トホホ…。ゴメンナサイ!パンフレットの写真で許して下さい。続きはまた明日(?) 

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落椿

2018年03月09日 | 俳句

 今日も時々雨が…やっぱり「菜種梅雨」?でもナント寒いこと!見れば今日の最高気温は9度ですから当然ですね。

 明日は吟行会なのにこんなに寒かったらどうしましょう…きっちりと防寒対策をしていかないと。

 昨日雨の中スマホで写真撮っていたら、画面に小さな雨粒が散らばって、それがまるで宝石のようにキラキラと…エエッ!まるでビーズで飾り立てた携帯のよう。これ写真に…撮れないのがザンネン!小さな発見でした。

  べたべたに田も菜の花も照りみだる

 『秋櫻子俳句365日』より、3月9日のページ。書かれたのは渡邊千枝子先輩です。

 凍解けの田に日が赫と照って眩しいように輝く。田のところどころには菜の花が日に揺れている。二つの光が一緒になって、恰も洋画の絵具をべたべたと画布の上に塗りつけたような感じなのをどう表そうかと考えているうちに、「べたべた」が自然に句の表現になってしまった。それまでにない語彙である。

 今ではこの句は秋櫻子の作句中でも異色ある、優れた句との定評があるが、最初手帳に書きつけてから二週間ほどそのままになっていて、発表しようかどうか迷われたそうだ。理由は「実感そのものが少しも調理されずに出てしまっているためである。そのための力づよさ、鮮しさはたしかにあるが、作者としての調理が施されてないーー言い換えれば表現がさらに練ってないと、私は不安なのである」ということで先生の作句工房のよく窺われる興味ある一文である。(昭和25年作・句集『霜林』所収)

 そういえば、先日宇部の常盤公園の菜の花が満開といってテレビにも映し出されていました。でも昨年に比べると1ヶ月も遅いということ。この写真は玄関にある椿とその落椿です。雨に濡れて色鮮やかでした。

  はなびらの肉やはらかに落椿  飯田蛇笏

 

  

  

 

 

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「菜種梅雨」それとも「花菜雨」?

2018年03月08日 | 俳句

 今日も雨…これは菜種梅雨ですかね~でも降り続くんじゃあなくて、一日置きという感じなんですが、やはりそう言うんでしょうか?

 しかし、菜の花の頃に雨が降らないわけではありませんので、調べてみるとその頃の雨を「花菜雨」として、「菜の花」の傍題になっています。「菜種梅雨」は「梅雨」と言う以上「長雨」のことですから、まあ4,5日は降り続かないとねえ~。そこで次の2句を比べてみました。

  能面の目の奥くらし菜種梅雨  木村里風子

  旅に買ふ菓子のかるさよ花菜雨  鷲谷七菜子

 「菜種梅雨」の句は、「能面」との取り合せ、それも「目の奥」ですから、あの能面の目にある小さな丸い穴のことでしょう。私が思うに、この能面は〝小面〟という若い女面では…だとすると顔の白さと目の奥の暗さが響き合って、より一層能面の陰翳ある妖しげな美しさが浮かび上がってきます。それが更に季語「菜種梅雨」によって、明るさの中にも陰鬱さの混じった何とも幽遠な感じの景となるのではないでしょうか?

 「花菜雨」の句は、旅に出て立ち寄ったどこかの小さなお土産屋さんでしょうか、それとも自分が食べるおやつかしら…どっちにしろ荷物になるのだから軽いものをと思うのが当然ですよね。菜の花の咲き乱れている田舎道でしょうか?雨も降りしきるようなイヤな感じではなく、サアーッと通り過ぎる春雨のようなとても軽い感じの雨でしょう。この二句を並べてみると本当に対照的ですね。

 読みから考えても、「なたね」と「はなな」の音の響き、更に「づゆ」という濁音の重さと「あめ」という軽さ、それらが季語の特徴とよく通じ合っています。そういう季語の本意を知った上で季語を選択して欲しいものですね。

 我家の豊後梅がやっと咲き始めました。今年はびっしりと花を付けています。去年枝を短く切ったからかしら?

 

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兼題は〝春ショール〟

2018年03月07日 | 俳句

 昨日の夜から朝方にかけては、また冬に戻ったような寒さでしたね。まさに「寒戻り」の感じでした。似たような季語でも「冴返る」になるともっと寒さを強く感じるような…他にも「余寒」「春寒」などがありますが、みな少しづつニュアンスが違いますので、状況に応じた使い分けをしたいものです。以下のそれぞれの季語の句を読み比べてみると、他の季語と入れ替えることができないと思いませんか。

  冴えかへるもののひとつに夜の鼻  加藤楸邨

  寒戻る寒にとどめをさすごとく   鷹羽狩行

  橋の灯の水に鍼なす余寒かな    千代田葛彦

  春寒や竹の中なるかぐや姫     日野草城 

 昨日の句会の兼題は「春ショール」でした。冬の防寒用の厚手のショールと違って、素材は軽やかなもの。色もいろいろと豊富に揃っていて、和服にも洋服にも美しい装いのアクセントとして、春のおしゃれを楽しむ女性たちの必需品です。

  腑甲斐なき身に巻き余る春ショール 不挟夫佐恵

    春ショール靡きやすくて恋ごこち  檜 紀代

 今日の句会で一番問題になった〈顔によせ肩にのせたり春ショール〉という句。これを採った人に「どんな場面かしら?ちょっと実演してみて…」と、ショールがありましたので言うと、手にとって首から肩へ回して掛けたので、「でも顔に寄せとあるから、そこの所をもっと分かるようにやってみせて」というと、あれこれやっていましたが、最後はどうして良いか分からずに終りました。

 そうなんです。「肩にのせたり」は、まあ分かります。普通は「肩に掛けたり」というでしょうが、まあそこはよしとして、「顔によせ」は何のために…どういう場面?と思いますよね。作者に聞くと、「色や柄を選ぶのに顔に近づけたり、肩にのせたりして、似合うかどうかをみたんです」、さらに「最初は〈何度でも鏡に映し春ショール〉だったんですけど、ああだこうだと考えて…」と。

 最初の句だったら、どれが似合うかしらとあれやこれやと鏡の前で見比べている様子はすぐに想像できるでしょう。結局その句の方が分かり易いし、女心も感じられていいということになりました。

 こういうことってよく経験しませんか?考えすぎて却って句をダメにしてしまうということ。何事も〝過ぎたるは及ばざるがごとし〟です。分からなくなったら原点に戻ってみましょう。案外素直でいい句なのかも!

 今日は載せる写真がありません。ゴメンナサ~イ!(実はこれ書いて写真は、…と探していたらいつの間にか寝ていました。)          

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

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啓蟄ですよ~

2018年03月06日 | 俳句

 今日の天気はまあまあでしたが、予報通りに寒くなりました。夕方などは風が冷たくて…でも今日は「啓蟄」なんですよ。

 「啓蟄」とは、二十四節気の一つ、陰暦二月の節。それが今日なんです。冬眠していた蟻・地虫・蛇・蛙などの地中の虫がみな動き、戸を啓(ひら)きて初めて出ることをいいます。虫は立春頃から動き始めていましたが、穴を出て表に出てくるのがこの時期。

  啓蟄のいとし児ひとりよちよちと   

 飯田蛇笏の句集『山廬集』に所収の句です。この句集は昭和7年(1932)に発行されていますので、「いとし児ひとり」とは、一体どの子のことを詠んだんでしょう?

 蛇笏には子供は男の子ばかり5人いました。長男が明治45年/大正元年(1912)生まれ、次男大正3年(1914)、三男大正6年(1917)、四男大正9年(1920)、五男が大正12年(1923)生まれだとすれば、どの子にも可能性はありますが、ここはやはり一番末っ子のような気がします。その方が季語の啓蟄が効くと思いませんか?当時とすれば恐らく男の子はみんな丸坊主でしょうから…2,3歳違いの男の子が家の中に5人もいれば、ある程度は想像がつきますよね。きっと賑やかなことだったでしょう。虫たちが活発に動き出し表にぞろぞろと出て来たそんな時に、愛おしい我が子も虫に負けずによとよちと歩き始めた…きっとそんな感じなんだと思うんですよ。かわいらしいやらおかしいやら…。蛇笏はきっと子煩悩だったんでしょうね。でも、そんな可愛い我が子を、後々次男は学業を終えたばかりで病死し、長男と三男は戦死するという、夢にも思わない非常な哀しみを味わったんです。それで四男の龍太が後を継ぐことになったんですがね。

 二,三日は暖かかったので、桜の蕾がもうこんなに…。でもまた寒い日が続きそうなので、梅の花のようにまたこれで止まってしまうでしょうね。ボケてますね~ 

 今日の兼題は「春ショール」でしたが、その話はまた明日にでも。では、おやすみなさ~い。

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蕗の薹

2018年03月05日 | 俳句

 日曜日は快晴でとても気持ちのよいお天気でしたので、文化講座の発表会も大盛況でしたが、今日は朝から一日シトシト…。このところまるで日替わりメニューのようにお天気が変ります。毎年こうやって暖かくなるんでしたっけ…?

 我家の梅の花もやっと満開になりました。と思ったらもうひらひらと花びらが散って、いい香りをそこらじゅうにばら撒いています。でも蕗の薹はまだまだ固く、やっと緑がちらりと覗き始めたところ。ところがですよ~、近所のお宅に広報を配りに行ったところ、ナントびっくりです!こんなところにこんなにたくさん…それもこんなに長けてしまって…。勿体な~い。天ぷらにでもしたらどんなに美味しいでしょうに。

  水ぐるまひかりやまずよ蕗の薹  木下夕爾

  裏庭がある幸せの蕗のたう    宮川富光

 明日はまたお天気がいいと、天気予報ではお日様マークでした。でも気温は低そうです。最低気温が3度で最高気温も12度とか…またしばらくは寒そう。やっぱりお彼岸が来るまではこんなんなのかしら…〝暑さ寒さも彼岸まで〟と言いますものね。

 明日は句会ですので今日はこのぐらいで、おやすみなさ~い。

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平成29年度定期文化講座の発表会

2018年03月04日 | 俳句

 平成29年度定期文化講座の学習発表会が、昨日と今日で無事終りました。

 私の俳句入門講座も発表がはや五回目になります。毎年同じ人たちではないのですが、引き続きの人が半分以上はいますので、もう勝手知ったる…という感じです。おまけに役員の男性は五年継続のベテランですから、すべてお任せで大丈夫なんですよ。

 今年は更に色紙などが増えたし、短冊掛けにもそれぞれ個性があって、にぎやかな展示になりました。自分で手織りして作ったというものや木彫りして作ったものなど。そういう工夫をするのも別の楽しみがありますね。字にも一人一人の個性が現れて面白いです。自分で作った句を自分で書き全てを自分で仕上げたという満足感、そうすると愛着も湧いてきます。終ったら是非家に飾って家族にも見て貰いましょうね…と言うと、皆さんまんざらでもなさそうでした。

 私の今年の句は、〈抱き上ぐる子の福耳に初日かな〉で、俳画は〝朱竹〟です。

 これは句集『甘雨』に所収した句で、「初日」が新年の季語。俳画の「朱竹」は季節は問わないし、「開運招福」として結婚祝や新築祝などのお目出度いときに描いて差し上げるものなんだそうです。だから絵と句が響き合っていると思いませんか?エエッ!響き合いすぎですって…スミマセン!

 俳画とは?と調べると、「日本大百科全書(ニッポニカ)」に次のような説明がありましたので、どうぞ。

 俳味ある洒脱(しゃだつ)な画(え)。俳諧(はいかい)、俳文、俳句を賛とし、淡彩もしくは墨画(ぼくが)の簡略な筆致で、賛の句に響き合う、あるいは賛の内容を説明するところを画にしたもの。自画自賛とは限らない。創始については不明であり、すでに芭蕉(ばしょう)や許六(きょりく)、彭城百川(さかきひゃくせん)は俳画とよべるものを描いているが、それを芸術的に完成させたのは与謝蕪村(よさぶそん)である。蕪村は自ら「俳諧ものの草画」とよび、『おくのほそ道図屏風(びょうぶ)』や『若竹(わかたけ)図』などの優れた作品を残している。幕末の渡辺崋山(かざん)には版本『俳画譜』があり、このころには俳画という呼称が定着し、以後もっとも一般に普及した日本画の一形式として現代に至っている。[星野 鈴]
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紙雛

2018年03月03日 | 俳句

 今日は3月3日、「雛祭」の日ですね。

 雛にもいろいろあって、豪華な七段飾りや御殿雛、古いものでは享保雛、他に紙雛、立雛、土雛、糸雛、木彫雛、木目込雛、こけし雛など、など…多数です。

 段飾りは豪華ですが飾るのに手間暇がかかり、娘が小さいときにしか飾りませんでしたね。息子の五月人形も然り。共働きで全く時間的な余裕のない生活をしていましたので、子供が大きくなったら結局出さなくなって、陶の雛人形で簡単に済ましていました。今のところに転居したとき折角だし、時間も余裕が出来たのだからと言って、主人と二人で段飾りをしました。孫でも生まれたら…とズーッと願っていたのですが、もうそれも諦めました。

 先日行った「山口市小郡文化資料館」の受付に紙雛が飾ってありました。以前は私も紙雛に凝って、千代紙を買ってきてはたくさん作り、人にあげていたんですけどね。それももうしなくなって、久しい。悔しいけど、惚れやすの飽きやすなんで~す。

  折りあげて一つは淋し紙雛(かみひいな) 三橋鷹女

 写真の紙雛は二人なんですが、どちらにも目鼻がありませんでした。カワイソウ!書いてあげるといいのに~。

 この資料館には、小郡の其中庵に住んで多くの自由律俳句を詠んだ山頭火の手紙や使った道具などが展示されています。「山頭火の手紙ー『捨身』の旅へー」という冊子を百円で販売していましたので買いました。

 また読んで、何か面白いことが見つかれば紹介しましょう。お楽しみに!

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イケメンの美容院

2018年03月02日 | 日記

 明日明後日は、平成29年度定期文化講座の発表会です。そのための展示準備に午前中は行って来ました。その展示についてはまた写真を撮ってきてあとで報告しましょう。

 昼からは予約していた美容院へ。年末に行ったので、次は2月になったら行こうと思っていましたが、大風邪を引いてしまい体調が悪くてとうとう今日になってしまいました。ナント約2ヶ月ぶりです。

 この店に通いだしてもうかれこれ15年近くになるかしら。彼が店を委せられて店長になった時からですが、何となく私の甥っ子に似ていたので、気安く話が出来て…いつの間にか長~い付き合いになりました。

 それまで私は友達に聞いてはいろんな店に行っていましたが、今一つ気に入らず定まった店はなかったんです。結構人見知りする方で(笑)ホントですよ!あれこれ自分の髪型に関しては注文することができなくて、結局気に入らないんだけどよういわんわ~…心の中でもう二度と行かなければいいんだから…髪は直に伸びてくるし…それまでのガマン!ガマン! とこんな感じだったんです。信じれないでしょ!自分でもそう思いますから。でもコレ本当なんですよ。

 それが彼に切ってもらったのが一発で気に入って…今日に至ったということ。でもそれだけじゃあないんですよ。カットがどんなに上手でもそれだけではこんなに続きませんよ。では何がいいのかというと、やはり〝人〟です。以前行っていたところは店の人がころころ変って、馴染みかけたかと思うすぐ人が変って…ところが、ここは違うんです。スタッフが変らない!たまに「〇〇さんいないね~」と聞くと、結婚したとか…それなりの理由があってのことで納得します。要するにスタッフの定着率がいいということは居心地がいいということ。お金だけの問題じゃあありませんよね。いくら高い給料をもらってもイヤなところはイヤですもの。働くってそういうもんでしょ。その証拠に彼は今はオーナーになり、最初からズーッと一緒に働いていたもう一人の彼が店長に。更に女性スタッフも結婚してからも続けている…こんなお店なんですよ。もちろん男性スタッフはイケメンばかり…女性も美人ばかり。とにかく髪だけでなくこゝろもほぐされるいい美容院で~す。

 「写真撮ってもいい?ブログで宣伝してあげるからね」というと、「わあ、ありがとうございま~す!」と、Vサインをしてくれました。ちなみに店の名前は〝PRIBE〟どういう意味なんだろう?今度行ったら聞いてみましょう。写真は私の髪をいつも切ってくれるオーナーの中原さんと仲良しの大桃さん。

 

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春疾風のきらら浜

2018年03月01日 | 俳句

 今日はもう3月1日です。あっという間の1月、2月でした。このところメールで「あなたの一年前のブログの記事は…」と知らせてきます。見るとタイトルは「ブログのタイトルを変えました」でした。ちょっと覗いてみますね。

 「とうとう今日から3月です。昔から「1月行く、2月逃げる、3月去る」と、この3ヶ月間の過ぎさる早さをたとえて言っていましたが、本当にこの通りに過ぎてしまいました。だから3月もきっとすぐに去って行くのでしょう。今のところ〝ちわきの俳句談義〟も順調に進み、ほっとしていたところなのに、昨夜横から「名前が今いちじゃ......」と、今の「ちわきの俳句の部屋」にしたいきさつを書いていました。

 タイトルはもう変える気はありませんので、後はこのまま何時まで続くかと言うことでしょうか。私にも分かりません。読んで下さる方がいる限り…ガンバロウとは思っていますので、よろしくお願いしま~す。

 山口だけではないのですが、今日は暴風波浪注意報が出ていました。今ちらっとテレビを見ると、どこかしら?東北の方かしら、トラックが横転したりビル解体の足場が崩れたり…と大変なことになっていました。春一番はこちらではもう2月14日に吹いたから、これは二番、三番?…それとも「春疾風」「春嵐」?

  春一番武蔵野の池波あげて   水原秋櫻子

  春疾風すつぽん石となりにけり   〃

 こちらは大した被害はないものの、私は今日行ったきらら浜で吹き飛ばされそうでした。嘗て〝きらら博〟を催したところで、その名残のだだっ広~い何もない所なんです。そこのきららドームというメイン施設が残っていますので、来週の土曜日に行う吟行会の句会場の下見に行ったんです。県の施設ですので費用は安いのですが、なんせ寒々としたところでした。

 一応予約をして帰りましたが、次の下見の所で違うところに決定…以前も書いたことがあるのですが、山頭火の〝其中庵〟の休憩所ですることにしました。最初からその予定だったのがエアコンが壊れているというので、他を探していたのです。ところが、今日行ってみると直ったということで、最初の計画の通りにすることにしました。とにかく吟行は句会場が一番問題ですので、それが見つかりさえすれば一件落着なんです。後は何を見て何を食べるか…ということ。それはまた。

 

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