ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

十三詣

2018年03月26日 | 俳句

 今日は3月最後の句会…いや、もう一回吟行会が29日にあるからそれが最後かな。4月からはまた心機一転して…ガンバロウ!句会の話はまた次にでも。今日は先日の広島行きのことを書きましょう

 24日は、義母を迎えがてらお彼岸に行けなかったお墓参りのため広島へ。義母は義弟の孫が小学校を卒業するのと十三詣をするというので、それを見に京都に行ってたんです。義弟たちが車で京都から広島まで送ってきて、それを私たちがバトンタッチして宇部へ連れて帰るという段取り。まあ、何といっても京都から広島までは約5時間は掛かりますもの。宇部は2時間足らずですから、迎えに来てほしいという気持ちはよく分かりますね。

 ところで、この「十三詣」(じゅうさんまいり)というのは春の季語なんです。京都で陰暦三月十三日(今は四月十三日)に13歳の少年・少女が盛装して、知恵・福徳などを授かるために、嵯峨法輪寺の虚空蔵菩薩に参詣すること。私は俳句を始めて知ったんですが、だから実際にしたことも見たこともなかったのでよくわかりません。が、要するに「七五三」の延長のようなものだろうと思っています。でも、聞くところによれば、京都の人は今でもその風習を引き継いでたくさんの人がお詣りに行くようですね。

 その十三詣をした帰途、知恵を取り返されるといい、渡月橋を渡るまでは絶対後を振り向かないという風習があって、孫もそうしたから大丈夫だと話していました。そんな話をじかに聞くと、縁遠い季語でも身近に感じられますね。

  花人に推され十三詣かな   高浜虚子

  人の子の花の十三参かな   松根東洋城

 虚子の句は「花人」とありますから、きっと桜のころに詣でたのでしょう。嵐山のあたりはすごい人出でしょうから。昨年の紅葉の頃に行ったときは渡月橋はまるで芋の子を洗うようで本当にビックリしました。今は外国人が多くていつものことなんでしょうが、虚子のは桜だったからでしょう。七五三もそうですが、最近は日にちにとらわれず休日に行くことが多いので集中するのかも知れません。孫(義母からいえばひ孫)も21日の祝日に行ったようですから。当然桜はまだまだですって。それともこの十三詣は京都に限らず東京などでもするんでしょうか?誰か知っている方教えて下さ~い。お願いします。

 東洋城の「花」はどうでしょう?これは「花の乙女」とかいうように「美しい、盛りである」という意味で使っているのでは?だって「人の子」ですから羨ましくもあり、眩しくもあり…という気持ちだったのではないかと思います。もちろん「桜」という意味もあるとは思いますが…ね。

 さて、広島に来たら〝これ〟食べなくっちゃ!そう、もちろんお好み焼きです。ちょうど檀那寺の側に運良く「昭和二十五年創業 みっちゃん総本店」がありましたので、そこで食べました。満足、満足で~す!ここは広島でも一番有名なお好み焼き屋さんかな(?)とにかく広島に来たら是非お好み焼きを〝食べんさ~い〟ですよ。オススメ!

 ところで、その店の写真ですが…食べた後で食べる前の〝お好み焼き〟を撮らなくっちゃ…と主人に言われて、ああ~その通り、ザンネンです。ゴメンナサイ!

 

 

 

コメント
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