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先日新幹線で、名古屋から東京に向かうシドニーFCの選手と遭遇しました。
なかなか座る席が決まらなかったらしく、20人くらいが長い間横の通路に立っていました。
もちろん、カズやリトバルスキーもいましたよ

結成して間もないシドニーFCの巨漢で色白の選手たちは、お揃いの毛糸の帽子を被って屈託なくニコニコとしており、久しぶりに清々しい若者の一群を見た感じでした。(近頃は高校球児にも、あまり清々しさを感じることは無いなぁ…。)

一緒にいたカズにも、同じような印象を受けました。 前日の敗戦の疲れもあってか表情はあまり冴えませんでしたが、血色の良いバラ色のホッペタをした白人の若者の中にあって、まるで悟りを開いた修験僧のようでした。

フランス・ワールドカップ以前の「俺ってバリバリのスーパースターだぜ」という鼻息荒いオーラを周囲に振り撒いていたカズとは、まるで別人のような印象を受けました。 透明の空気のような、周囲を照らす光のような、虚空に近いニュートラルな存在感でした。

エジプト戦勝利の後、仲間の選手たちに肩車されてグランドを巡るカズに後光が差しているようで、ありがたく、思わず手を合わせたくなりました。

凡人の想像をはるかに超えた苦しみが、彼をここまで昇華させたのかもしれません。

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