KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2015年1月3日 山上ヶ岳登山・冬季登山

2015年01月04日 09時16分38秒 | OUTDOOR

 今年も恒例となった山上ヶ岳への初詣登山に出かけた。

メンバーは4人の予定でしたが昨夜の大雪で1人が参加出来ず3人で行く事になった。

下市を過ぎると早速路面に雪が・・・

山間部に入ると氷結路が所々混じるようになる。

例年なら天川の手前からの状態がこんな所からやなんて・・・

減速して走行したので駐車場には去年より30分遅れた。

 8:30 スタート

 テキパキと準備をしたおかげで去年より20分遅れて出発することが出来た。

駐車場には私の車以外に4台駐車している、その内2台は氷柱の具合から昨日か一昨日辺りからの入山と推測、

となると今日は2台の車に乗っている人が先発してるのかな?

追い付くまではラッセルしていてもらおう。

 歩き始めて何時もと違う登山道の状態に少し戸惑う。

昨日は大雪だったのかなぁ?

雪の量が半端無く多かった。

 岩から滴った水がこの氷柱を造るのだが今年は例年になく大きいよなぁ・・・

少し不安になりながら先に進む。

10:10 雪に埋まったお助け水

 5日前のヤマレコではお助け水の堂の全体が把握出来ていたのに・・・

完全に埋まっている・・・

ちなみに去年は堂の屋根の一部が見えていたのだが今年は見えていない。

これは稜線はどえらいことになってるのではなかろうか。

 2少年遭難碑のあたりまでくると樹氷も積雪も凄い。

山腹でこれほどのラッセルをするとは思いもしなかったよ。

10:46 洞辻茶屋

 なんとか稜線にある洞辻茶屋に着いた。

感じ的には去年より少し積雪が多いように感じた。

 茶屋で少し休憩をして出発するとトレースが夏道から外れて稜線伝いに蛇行していた。

夏道は稜線の東斜面にあるのだが雪庇が張り出しているので避けたのだろう。

夏道を歩けないなんて昨日は講の人が登山する日なのに悪天候でしてないのかな?

予想外の展開になってきたなぁ。お気楽冬季登山のはずやったのになぁ。

しばらく進むと登山者の影が見えた。

その人は1人で稜線に出てここまでラッセルして来たみたいで追い付いた時には相当疲労していた。

ここからは私達3人が交代しながらトレース跡の無い雪面にラッセルをしてトレース造りを行った。

夏道を意識しながらも夏道にこだわらずラッセルするのは経験が必要で変な方向にトレースを造るわけにはいかない。

後続のパーティーは私達が造ったトレースを歩くのだから。

 油こぼし道と新道の2ルートある夏道の場所は最初は新道を歩き歩行が困難になるや油こぼし道にラッセルし新道へとまた戻る。

岩稜が2つの道を分けた後でも新道が微妙な危険度なら急峻な斜面を登り油こぼし道へと登り上げこちらの道はどうかと確認をした。

油こぼし道が更にダメなら夏道へと降りて新道に活路を開いて行った。

そんなラッセル地獄をしているので全然進めなかった。

危険な岩稜を突破すると真っ直ぐ稜線を目指し稜線にでた。

 油こぼし道と新道の合流地点に着いた時にはすでに12時となっていた。

稜線に出たら風が強く雪を飛ばしてくれているので歩き易いと思っていたら期待外れで膝上ラッセルは当たり前の状態だった。

この先500m程で山頂なのだがこの地点で敗退することにした。

1人で登っていた人もここで同じく敗退すると言っていた。

 今回は山頂の御堂に辿り着く事が出来ず残念ではあるが色々な体験をすることが出来た。

これからの雪山登山に役立つだろう。

下山を始めると5,6人のパーティーが登ってきたが稜線の状態を伝えるとと同じく撤退を決めたようだ。

洞辻茶屋まで下山し昼食を食べて下山を始めたのだが私達の昼食の間に先程の人達が全員下山をしたので下山は楽々と出来た。

こうなると気になるのが駐車場に氷柱をぶら下げて駐車している2台の車やなぁ。

山頂から下山出来ないのかなぁ?でも私達が山頂手前までラッセルしたし、

山頂から朝に下山を初めていたらすでにすれ違っているだろう・・・いや小笹の宿の小屋泊ならまた別やなぁ。

気にはなるがどうしようも無く、温泉に浸かり身体を癒してから帰宅した。

 

※DATA 駐車場8:30-9:26一本松茶屋-10:10お助け水-10:46洞辻茶屋-11:40油こぼし-12:06新道と油こぼし道との分岐点にて廃退-13:09洞辻茶屋-13:49一本松茶屋-14:18下山