KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

8月18・19日 燕岳登山

2012年09月09日 15時00分19秒 | OUTDOOR

 前夜の九時に大阪を出発し安曇野を目指す。

燕岳登山口駐車場に翌日の2時前の予定であったが・・・

帰省ラッシュに巻き込まれ東名ではテールランプばかり見ながらの走行となった・・・

中央道に入り流れがスムーズになったので後れを挽回しなんとか2時半に駐車場に着いた。

深夜に着いたにも関わらず駐車場の空きスペースはわずかしか無かった。

車内で仮眠をとって6時頃に起きて登る準備をして6時50分にスタートした。

 駐車場から登山道入り口までは車道を歩く、丁度良いウォーミングアップだ。

睡眠不足で22Kgのザックを背負い歩くのってしんどいなぁ。すでに負けそう・・・

ここで入山届とトイレを済まして7:40に登山道へ入る。

 合戦尾根は日本三大急登の一つだけあって最初からいきなり高度を上げ始めた。

ペースを乱さないように歩を進め8:20に第一ベンチに到着した。

合戦尾根には休憩所が適所にあるので休憩しながら登るとそんなに疲れることはないとガイドブックには書いていたが・・・もっと短くても・・・

 第二ベンチには9:05到着した。

第一と同じく展望は無い・・・ただ休憩するだけだった。

 第三ベンチには9:50到着した。

ここらで下山する人達も多くなり登り難くなる。

相変わらず展望は無かった・・・

 10:40に富士見ベンチに着く。

名前から察するに視界が良ければ富士山が見えるのだろうが今日は雲海が覆っていた。

そしてここも展望は無い・・・名前からして展望を期待したのだが・・・

 11:30に合戦小屋に着く。

ようやく、きつい登りも終わった。ここからは稜線を歩くので展望も望めるだろう。

合戦小屋はスイカが有名でベンチではスイカを食べている人が沢山いた。

スイカはお腹を崩し易いので私はパスしたが・・・

ここでお昼を食べていると遠くから雷の音が聞こえて来た・・・とうとう来たか!

雨が降る前に燕山荘に着けるかなぁ?

いや、これから稜線を歩くのに雷が近づいたらどうすんの?

燕山荘を目指すか、合戦小屋で様子を見るか、下山するか。

下山は無いなぁ・・・頑張って燕山荘を目指そう。

 小屋を出発して間もなく雨が降り始めた、でも合羽を着るほどではない。

だが12時を過ぎた辺りで合羽を着ることにした。

でも合羽を着て歩くほどの雨にはならず・・・

でも雷雨って着る暇も与えてくれないから・・・

でも結局、雷が近づかず小雨で済んで良かった。

 燕山荘に13:06に到着、小雨が降り続くし遠くで雷の音がまだしていてテントを張って良いのかなぁ?

私一人だったらテントでも構わなかったが・・・

もし、雷が近づいたらと思うと小屋に泊まった方が安全だろうと

折角ここまで思い荷物を上げて来たのに・・・残念だ。

 まだ、13時過ぎだというのに小屋には人、人、人で埋め尽くされている。

寝る部屋に案内されたが階段を上がり部屋の廊下を通過し、

また階段を上がり部屋の廊下を通過し休憩所横の階段をまた上がり

廊下の一番奥の上の部屋に案内された。

そして一言「今日は混んでいますので一畳で二人寝てください。」・・・

 部屋で着替えと片付けをしているとガスが取れて部屋の窓から燕岳が見えていた。

思わず外に出て写真を撮ろうとしたが外に出る頃にはガスに覆われていた・・・

食堂で生ビールを飲もうとしたが長い行列・・・

売店で缶ビールにして乾杯

んー美味しいなぁ。

 夕方になり自炊室なるところまで行き中に入ると先客が二組居た。

席を空けてもらい夕食を食べる。

私達は鍋にしたが周りの人は豪華だった。

山小屋泊りで自炊にするとテント分は食材に充てれるから山小屋自炊も良いなぁ。

女性二人組が去って代わりに男女6人の若いグループが入って来た。

その時には、先客の男性二人組とは仲良くしていたので若いグループと仲良くなるのもあっという間であった。

たばこを吸いに出た人が槍ヶ岳が見えている。と言って外に出ると

そこには夕陽に染まった槍ヶ岳が見えていた。

みんな写真をパシャパシャと撮っていた。

楽しい夕食も終え部屋に戻ると寝袋に入ったが・・・暑くて寝れない・・・

寝袋の上に寝てみたがやはり暑い・・・

夜中に目が覚めトイレに行ったら石油ストーブがまだ点いてる・・・

どうりで暑いわけだ・・・

 翌朝は3時には廊下の電気が灯りガサガサと荷造りする人達が居る。

全く・・・本人達に悪気は無いだろうし静かに行動しているつもりなんだろうが・・・

こういう時は欧米人のハイカーの方は素早い行動で消えて行ってくれる。

 5時頃から私達も動きだし燕岳山頂を目指して歩き始めた。

しかし、山頂へ向かう人の列が渋滞していて思うように進まず空に明かりが増しだした。

 山頂はあきらめて稜線で日の出を見ることにした。

そして日が昇る直前に槍ヶ岳を見ると槍の上部が朝日を浴びて燃えて見えた。

 山頂で見る事は出来なかったが日の出は見ることが出来た。

日が昇り始めると風が吹き始めガスに動きが出始め背中から涼しい風が押し寄せてくるので振り向くと・・・

 

 おおっこれがブロッケン現象というやつか!

ガスに写った自分の影の頭の付近に丸い虹が架かって綺麗だ。

 日が昇るとガスが稜線まで上がってきて、こちらも綺麗だ。

 この後に燕岳山頂に登った。

山頂からは左に立山連峰と剱岳、右に白馬八方の山々が遠くに見える。

こちらもいずれは訪れたいなぁ。

 登りの時には良く判らなかった、メガネ岩は帰りには良く判った。

 燕山荘から見た燕岳、風化した花崗岩帯が山容を特徴づけている。

 燕山荘を出て最後に槍ヶ岳を見て8:00に下山開始。

昨日は展望が無かった稜線も視界良好!気持ちの良いトレイルだ。

DATA 駐車場6:50-7:35登山道入り口7:40-8:21第一ベンチ8:30-9:04第二ベンチ9:10-9:49第三ベンチ10:00-10:39富士見ベンチ10:45-11:30合戦小屋11:45-13:06燕山荘

燕山荘8:00-9:12富士見ベンチ9:17-9:45第三ベンチ9:50-10:17第二ベンチ10:20-10:38第一ベンチ10:50-11:17登山口11:25-11:50駐車場