万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

透明な花ふたたび

2008-03-03 17:11:38 | 万華鏡ブログ
細井厚子さんの「bridal rose」という作品は、まだこのブログを書き始めたばかりの頃、写真を撮る機会もなく、細井さんご自身のウェブサイトの写真を使わせていただいて、初めてご紹介させていただいたとても懐かしい思い出があります。あの頃から憧れの万華鏡の1つでした。
本体の筒は淡いピンクのステンドガラス製で花嫁さんのように初々しい姿です。
内部は、淡いピンクと無色透明なガラスのオブジェクトが生み出す「透明な花」の静かな、しかしながら雄弁な映像。今回は私の見つけた素敵な映像をご紹介いたします。
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シェリー・ナップさんの映像表現

2008-03-02 09:49:33 | 万華鏡ブログ
ランディー&シェリー・ナップさんの「08 U Seen It」の4つ目、「Bubba」の映像です。今回もたくさんの映像の中から一番それらしいものをと思いながら、選ぶのが大変でした。もっとダイクロイックガラスの輝きをお見せしたかったと思います。
このシリーズの作品はどれも、黒い背景にオイルセル、2ミラーの映像に早くから取り組み、そのスタイルを守って作り続けてきた作家さんだけに、その純度というか、追求するものの深みを感じる映像表現に圧倒されます。写真では一瞬の表情ですが、彼らの作品の醍醐味は映像の変化にあるといって過言ではないでしょう。オブジェクトセルを回す動作は、見る人の意図で行われるものですが、液体の中で、その後に続く万華鏡自体が意図しているような思いもかけない動き、後戻りすることのできないはっとするような美しさ、次なる魅惑への期待・・・視覚だけでなく、脳や精神にも作用する力を秘めていると思います。
この「Bubba」という作品も、黒い背景によく映えるオレンジ、グリーン、ブルーなどのくっきりした色合いと、ダイクロイックガラスの生み出す妖艶な輝きが組み合わさり、それが動くことで覗く人の心を捉える魅惑的な世界を演出します。誰でもができる組み合わせではないなと思うようなオブジェクトの使い方は、多彩で同じ万華鏡とは思えないような見え方をすることが多々あります。見れば見るほど形容する言葉を失うような気さえします。
筒に使われている木材は(外観の写真の一番右)ゼブラウッドという木材ではっきりとした縞模様がユニークです。
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万華鏡雛

2008-03-01 23:57:21 | 万華鏡ブログ
今日から3月。この季節にぴったりの万華鏡雛です。
コレクターの方にいただいた写真をご紹介します。佐藤元洋さんの吹きガラスの万華鏡「ピュア」の小ぶりな作品ですが、ガラスの色の表情が、まるで着物の模様のようにも見えますね。
佐藤元洋さんの万華鏡には春の明るさ、華やかさ、みずみずしさが感じられるので、ますます季節感を感じます。
今日は、万華鏡を飾る楽しみをご紹介したいと思いました。
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