チェスニック工房の" Small Pedestal Agate" をご紹介します。 先端部に2枚のホイールを置く金属製の万華鏡は、チェスニック工房の定番スタイルです。 木製のスタンドに載った姿がきれいですね。
ホイールの外側はダイクロイックガラスをちりばめたホイールです。光をいろいろな色に染める働きがあります。
そしてミラーに近い内側のホイールは、とてもきれいな青のメノウのかけらを使っています。
光を通すくらいの薄さのメノウを並べて、はんだでつないでいます。
深い青が目を惹きますね。一つ一つ異なったメノウの模様が表情豊かな映像を生み出します。
狭い角度の二等辺三角形に組んだミラーシステムを通して、大きなマンダラ映像と、周囲を飾る小さなマンダラ映像の組み合わせですが、光の当たり方で青の色も奥のガラスの色も変化して、魅力的な映像展開です。
メノウを使ったホイールは彼らの定番のひとつですが、今までの色合いと違ったブルーがとても素敵だと思いました。 ダイクロイックガラスのホイールから伝わってくる色を重ねて、思いのほか華やかなピンクの花が咲いたりもします。
カレイドスコープ・ルネッサンスの初期のころから、チェスニック工房でずっと作り続けたきたホイールのスタイルを守り続けていることもすごいことですね。 今は息子のジョン・グリーンさんが引き継いでいますが、定番の中に少し新しさを加えてみたり、新し素材を使って新作を挑戦してみたりしながら、その歴史をつないでいます。