万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

京都のジオラマ万華鏡 Diorama Kaleidoscopes of Kyoto

2013-03-18 23:25:58 | 万華鏡ブログ

京都万華鏡ミュージアムで展示中のジオラマ万華鏡です。 
この景色は有名な渡月橋。 そして橋の欄干には二つの万華鏡が仕組まれています。 万華鏡作家さんの協力で、工夫を凝らしたオブジェクトホイールが組み込まれ、上から覗くと、それぞれに異なる映像が見え、変化していきます。 川の流れを見ているようです。

手前の屋形船も万華鏡です。上から覗くと、とてもユニークな映像が見えています。

和の趣が素敵ですね。 京都らしい映像を・・と作家さんが考案なさったものです。 オブジェクトにその秘密があるようです。

次のジオラマ万華鏡は、石庭です。 石に覗き口があり、それぞれが異なるミラーシステムの万華鏡が組み込まれています。 

オブジェクトになっているのは、西陣織りの布地です。 手前に見えていますが、引くと回転する仕組みで、その柄が万華鏡模様になって見えています。 回転させながら、映像の変化を楽しみます。きれいですね。

これから京都の景色をジオラマにした作品を増やしていきたいとのこと。 京都らしさを発信するミュージアムの活動に注目したいです。

2008年に「京都らしい万華鏡」として、そのスタートとなった京焼の大家、小川文齋さんとのコラボレーション作品も展示されています。 大きな壺の万華鏡「暁光」です。 山見浩司さんがその壺を万華鏡にしたもので、上から覗くと、大きな映像が見えてきます。 迫力のある映像は、まるで生命体のように色と輝きを変えます。

もう1点 小川文齋さんのごつごつした大きな花器を、中里保子さんが仕上げた万華鏡も展示されています。 「縄文の夢」というタイトルで、二つのユニークな映像を見せる素晴らしい作品です。
(この作品については2008年4月25日、26日、28日の当ブログでもご紹介しています。)

このミュージアムでは、年に3-4回、展示品の入れ替えもあり、他では見られない作品や大型作品も展示されています。
京都を訪問する機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。 ミュージアムショップも充実しています。

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