万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

金箔や銀箔の舞う美しい世界 

2013-03-09 18:18:16 | 万華鏡ブログ

美しいグラデーションに、金箔や銀箔を散らした万華鏡は、小林綾花さんの「虹の星」シリーズの作品です。 現代的なアクリル製の筒に透明度の高い樹脂を使った独特の筒のデザインです。そこに伝統的な雰囲気のある金箔や銀箔を使っているところが、素敵ですね。

高さ11cmほどの筒ですが、色の層と描かれた模様で、それぞれが一つの世界を表現する存在感のある作品です。 

こちらの作品は「きのこの森」。小林さんはきのこが好きだそうで、その自然な造形の面白さを描いています。 確かに色や形など、きのこには不思議な魅力がありますね。 小林さんの虹の星シリーズに素敵にマッチしている図案です。

オブジェクトセルは、外の色に合わせた天然石やパール、スワロフスキーなどがオイルの中に浮かんでいます。 軽やかな動きで、次々に輝きに満ちた映像を見せます。

黒い背景に流れるように変化する映像から、目が離せなくなりそうです。

写真では流れや奥行き、深い輝きなどが表現できず、残念ですが、とても魅力的な映像になっています。

こちらは右側の「ラダックの月」という作品。 小林さんが好きな場所、ラダックはインド北部のチベット文化圏だそうです。 標高3500m以上の地で、空がとても近く、星や月の輝きが印象的だったと伺いました。 大好きな場所を心をこめて描いたのがこの作品です。 高い山、月、湖、僧院、仏塔などが丁寧に描かれています。

こちらも深い輝きに満ちた天然石の色合いが美しく、流れるように変化するさまを楽しめます。

上の写真のもう一点は「ペルベウ」で、チベット独特の図案と文字がデザインされています。
作家さんが好きなもの、大切なものを万華鏡の筒に描き、思いを込めて映像を生み出していると思えば、どの作品も大事に見ていきたいなあと思います。 

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