鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

ユウキのこと。

2007-05-27 | 猫のこと。
また猫の話で、恐縮です。
ゴロウが逝ったと聞いて実家へいったところ、
ユウキの様子もおかしいというのです。

まずはここ数日、餌をあまり食べていない、
冬でも人の寝床に入ってくることがなかったのに、
父の布団へ毎夜入ってくる。

2階へ様子をみにいくと、母の鏡台の下でユウキがこうばこに座っていました。
眠っているのかと思うと、ぼーっとしており、生気がありません。
鼻の先も触ると乾燥しています。
抱き上げると、驚くほど軽くなっています。

17年生きている老猫とはいえ、歳のせいだけではすまされない異変。
毎日、ユウキと一緒にいる両親は、その変化を深刻に感じていなかったようですが、
たまに見る私からみると、どう見てもユウキに深刻な異変が起きていると感じました。
「明日、病院に連れていってあげて。どう見てもおかしい。動物って急変すると死ぬのは早いよ……」。

そうして病院に連れていかれたユウキの診断は老衰と腎不全。
もって半年の命。
老衰は仕方がないにしても、腎機能は殆ど果たしていないという・・・・・・。

もっと早くに気づいてあげていたらと悔やまれることしきりですが、
ユウキの余生をいかに楽にして苦しみを少なくしてあげられるのか、考えていかねばなりません。
たかが猫ですが、家族なのです。



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6 コメント

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美貌の女形 ()
2007-05-27 18:27:04
ヨーガ教室に入門したとき、そこはアパートの一室で、猫が4~5匹いました。先生は通ってこられていましたから、猫たちのためのアパートみたいでした。

新入りは純白の「虹」。名前は、保護したときに虹が出ていたからだそうです。大人と子供の中間くらいの年頃で、古顔たちにいじめられるので、浴室に隔離されていました。

「飼わない?」とすすめられたし、美しさに惹かれましたが、気まぐれな私は毎日の世話ができそうもないので我慢。

やがて「虹」は、大きな大人の猫になりました。目元のあたりほんのりピンクの肌が見え、色っぽい。じっと座ってる姿など、さながら美貌の女形。江戸紫が似合いそうです。私は「玉三郎」と呼んでいました。

先生がペット0Kのマンションを買って猫たちを連れていき、ヨーガ教室は貸しスタジオに移り、玉三郎と会えなくなりました。

先生の住まいでは、猫たちが老いて、次第に数を減らしていき、17歳の虹ちゃんも…と聞いたのは去年だったか。

残るは、一番性格の悪かった「おにぎり」ちゃん。愛情を独占できるとわかったら、うってかわって、いい子になったそうです。
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切ないね (きむ)
2007-05-28 20:36:51
ユウキのこれからが穏やかであるように。

でもね、ユウキもゴロウも私は
kakyoさんのおうちに来られて
十分に幸せに暮らしてこられたと思うよ。

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ポッツン (ネコババ)
2007-05-28 21:51:48
カウントダウンの年齢に入ったのか、動物たちの見方が変わってきました。いままでは、なんでも擬人化して、犬や猫の立場に置かれた状態での喜怒哀楽を想像してましたが、犬や猫の中に文字言語がなくて環境を理解するということは、もっともっと動物たちは植物的な意識にいるのではないでしょうか。「ユウキの余生をいかに楽にして苦しみを少なくしてあげられるのか、考えていかねばなりません。
たかが猫ですが、家族なのです。」この気持ちはよくわかりますが、医科学的な延命治療や痛みの軽減などの薬物療法などは、自然の尊厳をそこなうものだと考えます。辛いのはペットの死でなく、それを看取る自分たちの境遇ではないかと思ったりします。本来の動物たちこそ、与えられた運命をいかんなく全うできる存在です。そこに人の恣意を加えること=ペット化させることが、人の罪なんだと思います。ひどいことを言ってる気もしますが。
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Unknown (kakyo)
2007-05-29 00:21:11
◎ネコババさん
偽善が嫌いなあなた様のこと、
それにしても人の気を逆撫でするのがお上手だわ。
あなたが書いたことを、考えていない私ではありません。
以上。

◎きむさん
いつかは来ることなのですけどね。生き物と暮らすときの定めです。

◎映さん
動物にもその社会のルールがきっちりありますからね。
3匹の関係はユウキ>モモ>ゴロウと確立していました。
今、一番元気なモモ、女はやはり強かか。
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Unknown (かふぇ)
2007-06-01 00:44:00
雑音は馬耳東風で。

是非♪
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白身魚 (kakyo)
2007-06-03 10:32:33
◎カフェさま
すっかり病院への道を覚えたユウキは、病院が近づくと「ううぅ」と唸り怒るそうです。
点滴が効いて白身魚なら、口をつけるようになりました。その他は、取り寄せた腎臓病用の栄養剤を強制給餌。
ごめんね~嫌なことするねと謝りながら。
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