鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

秋風に吹かれて、坂のまち。

2010-10-11 | 八尾だより。
今年で15回目を迎えた「坂のまちアート」。
アートといっても各地で行われている現代アートのそれらと比べると、
坂のまちアートは地元作家主体でとってもスローな空気感が流れ、
住んでいる町の皆さんも玄関先に「野の花アート」として花を活け、
この催しを楽しんでいます。



2日目の10日に、町家巡遊でもお世話になっている金沢大学講師のKさんが、
ご家族で遊びに来られました。
Kさんは町家の研究をされているので八尾にも何度かいらっしゃっているのですが、
この坂のまちアートは初めてとのこと。
色んなアート体験が気軽にできることや、町の方々もアートも催しを楽しむ空気ができていることに、
感銘をうけていらっしゃいました。
金沢で今開催されている「町家巡遊」も、そのような空気が生まれ育っていくことを想います。


(人形作家・松本昌子さん)

そして秋風に吹かれながらぐるっと回っていると、
アート鑑賞だけでなく、色んなお店に惹かれてついついお買いものも。
うちの八尾の店もそういったなかの一つで、柳の下のドジョウ商法(苦笑)。
まあ、そういうお買いものの楽しみも、この催しが長く続いてきた理由の一つでしょうか。

私も店番の合間に八尾の町をぐるっと回っているうち、
つい買いものしたのは、むかごと棗の実。
いずれも食べものですが・・・・、あ、なにか?
むかごはむかご飯にしてもう頂きましたよ、ふふ。

棗は茶色く色づいたものは生でも美味しく、ちょうど青リンゴのような味です。
それでも一遍には食べられませんから、今甘露煮に仕立てているところ。
棗は腸を温めてくれるので、体にもいいのです。
お茶道具の棗もこの棗の形から~。
午前中、「町家で一服、お茶時間」を助けて頂く紫陽花さんと文緒さんにも少しお裾わけ。
今度お会いする時は、甘露煮をお渡ししますね。



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2 コメント

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Unknown (strauss)
2010-10-12 22:42:26
むかごの季節ですね~
大好きです。
棗は子供の時に木からもいで食べたのが最後です。甘露煮、美味しいんでしょうね。
坂の町アートにもいずれお邪魔したいと思いながら、やっぱり八尾は遠いよぉ……。
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そうなの。遠いの。 (kakyo)
2010-10-13 06:24:04
straussさん。
ご近所ならむかごご飯お裾わけにいけるんだけどね。

遠いから思いを馳せることもできるのでは・・・。
でも実際のお話、関東から列車で一番向かいにくいのは北陸です。新幹線がやがて走りますからそれまでは遠さを楽しんでくださ~い。


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