鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

学生さんにも、ごめんなさい。

2012-08-22 | サワサワ茅葺き
7時半に家を出たのに、車をオーバーヒートさせたばっかりに、

能登町・春蘭の里に着いたのは、かれこれもう3時ごろ。

金沢駅で茅文研スタッフの真弓さんに拾ってもらったお陰で

何とか辿り着くことができました。



炎天下、すでに金沢工業大学の1年生、3年生と中森研究室の院生ら14名が作業中。



習ったばかりの男結びで結束。



昼休みにもリーダー各のH君の呼びかけで、せっせせっせと練習をしていたそう。
1日目は下地を完成し終了です。

夜、食事の後、能登町鮭尾地区をホームグラウンドにする茅葺き職人の野村さんの
ミニ講義などもありました。


2日目はいよいよ、飛騨かやぶきさんがお忙しい中運んでくださった茅を使い、
短い時間、材料が少なくて済むという「段葺き」で葺いていきました。

1段目は軒付け。きれいにハカマをとった佳い茅を使います。


茅を下地に止める時、段葺きで厚みが薄いので、
自分で手をいれ一人で縄を小屋裏にも通しています。


そうやって3段目、4段目を葺き、二つ折りにした茅を棟に置き、
終いをして茅葺き屋根は完成。



今後、毎年金沢工大の学生さんが通い、
土壁、内装を施し、東屋として機能を果たせるようになります。

いつもに増してあり得ない綱渡りのWS。
今回は書くも恥ずかしいことだらけで、
学生さん、杉山さん、野村さんにも本当に申し訳ないことばかりだった気がします。

終わったあとも達成感よりも、
気持ちが落ち込み仕方ありませんでした。
何はともあれ、参加者に事故もなかったことが、一番良かった。

秋のWSは企画から関わりましたから、
こちらは準備もしっかり行い、やっていきたい。

暑いなか、皆さん、本当にお疲れ様でした。


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