鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

第6回織部賞グランプリ受賞者は…。

2007-09-13 | 日々のこと。
岐阜県が制定する織部賞は、利休七哲の一人、
戦国武将の古田織部に因んだものです。
織部の精神を現代に受け継ぐ人々に隔年ごとに贈られます。

この織部賞の第4回、5回の授賞式に、
オリベ編集学校&ISIS編集学校が縁で参加していました。
授賞式は編集工学研究所所長・松岡正剛さんらの手腕で構成され、
それも実は大きな見所です。
そして授賞式後のパーティもまた楽しいものです。

第4回のときには鈴木清順監督のグランプリ受賞のお祝いに、
先日故人となられた山口小夜子さんも駈けつけていました。
白のブラウスに黒のプリーツスカート、
足下はフリルのついたレースのソックスに赤いベルトのパンプスという出で立ち。
少女の香りを発する大人の女性の神秘にまじまじと見惚れていたら、
ふっと笑み返されて。。。。
どうしたら良いかわからず、ドギマギしたことを今も思い出します。

今年のグランプリ授賞は、
大胆な衣裳世界を展開する服飾デザイナーのワダエミさん。
そのほかの受賞者には詩人の高橋睦郎さん、
金沢にもご縁のある現代の目利き林屋清三さん、
メディアアーティストの岩井俊雄さん、
写真家で瓦師の山田修二さんら。

11月4日(日)にセラミックパークMINOで式典があります。
松岡さんがどんな手腕でこの受賞者たちを結び、編集するのか、
やっぱり気になるところ。

懐かしい編集学校の面々にもあいまみえる機会でもあり、
できれば秋の美濃路を訪れたいと思っています。