俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月13日(日)

2019-10-13 11:57:54 | 日記

快晴。
台風一過の快晴。風が残る。台風19号は、近くでは被害もなく通り過ぎた。

太鼓の音空へ響かせ子供神輿  正子
子供神輿小さき街の街筋を   正子
台風の風雨の音に林檎剥く 正子

●10月月例ネット句会。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d

●駒林神社の本祭り。今年はまだ、金木犀の香りを嗅いでいない。昼過ぎ、駒林神社へお参りに。境内は、祭りばやしの音楽が鳴っているだけで、受付の女性が一人。氏子らしい老人が一人いただけ。台風の直後とはいえ、里祭りが年々さびしくなっている。

●注文していた折り畳みステッキが郵便で届く。台風で今日は無理かと思ったが、届いた。自立歩行ができない人は使うべからずとある。

●夕方句美子の家へ。目黒川が近いので、マンションの住人は自宅待機するように回覧が回ったとか。11年前の台風では、浸水したとのこと。15号の時の方が怖かったといっていた。鼓月の栗蒸し羊羹をもらって帰る。生地に葛が入っているようだ。

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10月12日(土)

2019-10-12 13:27:08 | 日記

雨。台風19号接近中。

●10月月例ネット句会の準備。

●きのうは、子供たちから、台風に備えよとメールが来た。年寄り夫婦を案じたようだ。今朝、ご飯を炊き、風呂に水を張った。大きなタッパーと、ペットボトルの空いたのに水道水を貯めた。洗濯は早めに済ませ、部屋干しに。停電に備え机にラジオ、懐中電灯、蝋燭、マッチを置いた。ときどき、窓の外を見る。

●鉢植えの花を昨日玄関に避難させたが、花を上から見降ろすことになり、よく咲いていることに我ながら感心する。

●台風に備えた準備ができた。することはたくさんあがるが、手持無沙汰の感じ。信之先生を煽って句の選を進めてもらった。一応全部の句の選が済んだ。

●パソコンの仕事をしながら、「リリー・マルレーン」「さくらんぼの実るころ」を繰り返し聞いていた。台風の最中ということもあってか、ドイツ語とフランス語の響きが、妙にしみじみとしてくる。ところどころ意味がわかる程度だが、それでも原語の響きは捨てがたい。
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10月10日(木)

2019-10-11 11:17:17 | 日記

晴れ。夜雨。



●今夜11時ごろの雨の予報がずれて、夕方から降り始めた。台風19号の影響でスーパーのデリーフードや水などがない。いつもの現象とはいえ。

●ラジオのニュースを聞くと、アメリカでも貧困が深刻な問題らしい。貧困格差。昨日の朝日新聞で、専業主婦の時間貧困という記事があった。専業主婦が安いものをまとめ買いに30分かけて遠くの店へ出掛ける。本人は得し、幸福感もあるが、時間貧困の罠にはまっているというのだ。時間があれば、子どもの将来についても、もっと長期的な見方ができる。無ければ、差し当たってのことしか考えられない。

「時は金なり」の諺があるが、この意味とは違って、「時間」ということが、はっきり人生の価値として論じられ始めたのは、珍しいことではないか。この研究者は日本の研究所で研究している中国人の女性研究者。そのことにも注目したい。
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10月11日(金)

2019-10-11 10:58:50 | 日記

曇り。ときどき小雨。

松茸に敷かれ檜の葉がいきいき 正子
夕月の昇るを見つつ出勤す   正子
林檎選る手元に風が吹ききたり 正子
秋草の曇れば地球ふと回転   正子

●今夜は十三夜。辺りの景色がだんだん寂しくなる。

●台風19号が近づく。電池を補充。現金を少し用意。災害が日常的になっているので、水や食料は、日常的にストックしている。外回りの鉢や飛びそうなものを家に入れた。しかし、災害ということで、予想しないことが起こる可能性がある。
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10月8日(火)

2019-10-08 07:32:32 | 日記

曇り。秋冷。

秋冷の窓を弾きて鳥の声       正子
野葡萄を摘み来て色を飾りけり    正子
野葡萄の実のさまざまの青の色    正子

●大型台風19号が近づく。12日、13日の土日に相模湾から首都圏を抜けるかもとの予報。運が良ければ、300キロ離れた東の海上を進むとも。

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10月7日(月)

2019-10-07 10:15:54 | 日記

晴れ。
薔薇の実の熟れたる朱よ洋書めく  正子
薔薇の実の熟れて日本の秋の中   正子
日ごと青変えつつ青蜜柑が売られ  正子

●10月月例ネット句会案内
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

●生協にステッキを注文。プリティキャッツシリーズの猫柄で折り畳み。使うかどうかわからないが、「転ばぬ先の杖」を実感するこのごろ。夕方句美子が来て、それなら、プレゼントすると言ってくれた。ステッキが届いたら、ステッキに「句美子寄贈」と貼り付けておく。恩をわすれやすいから。

●欧米の学校の入学がなぜ秋なのかの、疑問。欧米では、夏は収穫期にあたり、子供も労働力として活躍する。したがって、夏は学校を休みにして、取り入れが終わる秋に入学する仕組みだとか。日本でも私が小学生のころ、農繁期に学校が休みになっていた。麦刈りと稲刈りのとき。

●学生ローンを完済してもらったモアハウスカレッジの学生たちは、その後、行動に出で、なにか考えているというニュースがあった。なにが考え出されるのか、楽しみである。


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10月6日(日)

2019-10-06 12:49:52 | 日記

曇り。小雨。
昨日と打って変わり、今朝は涼しい。

●信之全句集の選句をあらかた終える。水煙から139句、花冠から178句、月例ネット句会などから32句、総計、349句。300句にするので、ほぼこれでよい。

●昨日、上島祥子さんが、花冠に2万円を振り込んでくれて、びっくり。普段はほとんど花冠の句会に参加されないが、普通の主婦のかたで、もう長いおつきあいだ。こういう方の一方、これまで有名大学、大企業出身のかたも多くこられたが、まことにシビア。経済論理を文化にあてはめちゃだめですよ、と言いたいが、長年の職業で身についた思考なのかもしれないと思いなおすと、気の毒とも思える。

●欧米では、秋の入学シーズン。この夏のアメリカの卒業式での出来事。アメリカの黒人系のカレッジ、モアハウスカレッジの卒業式で、アフリカ系アメリカ人の大富豪、ロバート・スミスさんが、今年の卒業生全員の学生ローンを払うと演説。なぜ今年の卒業生にということだが、自身も今年このカレッジから名誉学士の称号を贈られたということで、同期生全員の、となったという。ローンは、4000万ドルと見込まれている。このニュースは日本のテレビでも流れたのをちょっと見た。ガッツポーズの、学生ら400人のスタンディング・オーベイションの映像がながれた。にわかに信じがたいことだが、事実。ロバートスミスが言うのに、家族も賛成した。そして学生たちに「pay it forward」と言ったとのこと。「ローンを先へ向けて払え」と。「恩送り」と邦訳されている。
学生ローンは日本でも問題になっている。アメリカでも、個人破産を申告しても、学生ローンは残るというから驚きだ。学生たちに奨学金という体の良い名前のローンを組ませているが、金利もそれなりである。わが家の子供たちも例外ではない。卒業後の負担はかなりなものだ。教育や研究へ投資して日本は損はしないと思う。今の日本、なんでもかんでも、表面的評価をしすぎる。心ゆたかな教育投資が現れることを願う。
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10月5日(土)

2019-10-05 10:35:51 | 日記

晴れ。

3時半起床。オリオン座が南東にくっきり見える。飛行機らしい灯りが二つ間を置いて西へ。最近は全く旅行していない。ハタと気づく。明け方の空(への旅)はどうだろうかと、起きて見上げればすごくいい。この時間に寝るのはもったいない気になる。仕事を8時間から4時間に減らしたからだと、理由をつけた。春はあけぼの。、秋もまたあけぼの。Autumn is also dawn. That is the best.
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10月4日(金)

2019-10-04 10:46:03 | 日記

晴れ。風強し。

竹の秀を雲へなびかせ秋の風    正子
秋風の通りすぎたり裏道も     正子
雨跡の残りて柿の実が熟れる    正子
秋風と日差しといつかの日のごとし 正子
白樫の葉揺れすざまし秋の風    正子

●夕べ雨が降ったらしい。今朝の道路が濡れている。気持ちがよいが少し強い、本当に秋風。

●信之先生の句が整理できた。平成15年から平成30年まで、1440句ほどある。これを300句に絞る。整理したら選ぶのはすぐと思ったが、ところがなんでか、そうはいかない。似た句がある。ほとんどの句が句作の場所を共有していて、客観的になりにくい。記念となる句のどれを捨てるか、も難しい。本人は正子選でよいと超越している。夜、選をするのと、昼。選をするのは、選の基準がずれてくる。時々刻々選がずれるということになり兼ねない。年譜も手こずりそう。できれば、11月に原稿を渡したいが。
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10月3日(木)

2019-10-03 13:10:20 | 日記

曇り。のち晴れ。やはり蒸し暑い。

秋暁の浅黄の空のカシオペア  正子
秋暁の空に消えつつカシオペア 正子

●角川から花冠の広告の修正原稿がファックスで届く。10月10日締め切り。
修正内容は、名誉主宰 髙橋信之を取り、編集人 髙橋句美子と差し替える。「編集人」だが、「編集長」より、いいかもしれないと思う。「長」は古い感じがしてきた。

●宅急便が届いた。だれの贈り物だろうと、出てみると、昨日注文した真冬用パジャマ。まさかの到着。早すぎる。包みを開き終えると、次の宅急便。こちら、仕立てたワイシャツ。これは忘れかけていたが、配送を依頼していた。出来上がりが昨日ということで、新消費税を支払ったもの。消費税が上がってすぐに注文するバカはいないものと思えるが、さりとて、ここで得してもあそこで損をしてがいつもなのだ。どんなにしても、得しない人生をつくづく思う。

●きのうは、午前3時50分ごろ、ごみを出に外へ。明けかかった空に星がよく見える。深夜よりも星の数が多いのではないか。この時間に起きるべし。出す予定もないのだが、句集を作るとすれば、『星の旅』『帰去来』を候補に挙げておこう。『花冠』は私の第2句集名だが、句集中の句から採ったものではない。採ろうとしても代表句が見当たらない。どの句もぱっとしない。が、「花冠」はいい名前だと言ってくれる人がいる。
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10月2日(水)

2019-10-02 12:01:24 | 日記

晴れ。28度。

地中より曼珠沙華の蕾立つ      正子
曼珠沙華地蔵のまわりに華かかげ   正子
ベランダに来て足音を稲雀      正子
稲雀三四羽来たり横向きも      正子
さわやかや林檎をさくと歯にあてて  正子
食卓に今日より蜜柑青蜜柑      正子

曼珠沙華が十日遅れで咲く。夏が暑すぎたのかも。

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10月1日(火)

2019-10-01 09:48:28 | 日記

晴れ。昨日は少し蒸し暑かったが、今朝は爽やか。

ムニエルにオニオンソース秋の夜  正子

●昼間は信之先生の句集用の俳句を集めるのに数時間。やり始めれば、能率が上がる。
思うに、なんでもやれば、結果が出る。やらなければ出ない。結果が良いか悪いかの判断は、神のみが知るのかも。そんなことは知ったこっちゃない。頭の中の考えだけは、脳波の変化ぐらいかも。しかし、やるのは、億劫だ。なんらかブレーキがかかって来るから。

●今日から消費税が10%に。それが何に使われるかだが。庶民はいやになるほど静かに暮らしているんだから、それをいいことに、政治家、暢気すぎないか。
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