俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月22日(火)

2019-10-22 11:00:07 | 日記

雨。

秋時雨折り畳み傘をちょっと差す  正子
秋時雨即位の礼の高御座      正子
秋時雨したたかに温帯低気圧    正子
インド美女秋の時雨に出でゆけり  正子

「即位礼正殿の儀」が行われる。一連の儀式で見られる奈良時代から伝わる高御座などがテレビで放映され「色」「配色」を実物の映像を通して見ることができた。儀式で着られる装束は、一人では着れないこと。そのため、着付けに衣文方がいると知った。外国へは、194か国に招待状を出したそうだ。

一昨日ビジネス英会話を聞いていたら、「tradirional」を「伝統の、普通の」、と講師の先生が訳された。普通の」という訳は、目からうろこであった。この「普通の」の訳は間違いではないと思う。「伝統」の意味を改めてよく考えなければ、いけないと思った。「traditional」をそのまま「伝統」と思ってはいけないのだ。

だから、俳句の伝統と言う場合、これをいったいどう考えればいいのだろうか。金子兜太亡くなって、1年半を過ぎ、兜太についても、兜太というより、「革新」について、革新とは、どういうことかについて、意見も出始めた。「俳句四季11月号」の鈴木六林男の特集記事の中に於いてだ。革新が華やかで、中心であってよいのかということを思う。革新がマスコミを喜ばせたことは事実だろう。マスコミの力の増大にともなって、革新が華やかな力をもったのだろうと思う。
コメント
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