俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月26日(水)

2014-02-26 12:43:46 | Weblog
★さきがけて咲く菜の花が風のまま   正子
梅や水仙にさきがけて菜の花が咲いています。早春の風の中で揺れている趣のあるさまが目に浮かびます。(河野啓一)

○今日の俳句
雪消えて餌箱架ける昼下がり/河野啓一
雪の積むあいだ、小鳥たちは餌をどうしていたのか。小鳥たちを思いやって、雪が消えるのを待ってさっそく餌箱を取り付けた。 慈しみのある句。(高橋正子)

○元希一歳の誕生日祝
2月22日(土)に元希の一歳の誕生日を日吉の家で祝う。元希は2月19日生まれ。元希にはケーキと鯛の入った和風ポトフとりんごと薩摩芋にレモン汁と砂糖を加えたスウィートポテト。ケーキは上に載っている苺とオレンジを食べた。手で掴んで食べれるようになっている。卵・小麦・牛乳のアレルギーが少しあるらしい。つかまり立ちができるようになって、指さしを始め、なんでも指さす。ケーキにろうそくを点したときは、ろうそくの火を掴まないかと思ったが、「おー」と言いそうに、一番目を輝かせていた。成長がずいぶん早い。句美子は、引っ越し準備で不在。プレゼントは、私たち祖父母からは押し車と木琴。句美子からはルーピング。これらは先日元の自宅に送った。

○クロッカス

[クロッカス/横浜日吉本町]

★日が射してもうクロッカス咲く時分/高野素十
★クロッカス天円くして微風みつ/柴田白葉女
★クロッカスときめきに似し脈数ふ/石田波郷
★髭に似ておどけ細葉のクロッカス/上村占魚
★クロッカス咲かせ山住みの老夫婦/見学玄
★クロッカス光を貯めて咲けりけり/草間時彦
★忘れゐし地より湧く花クロッカス/手島靖一
★クロッカス苑に咲き満つ朝の弥撒/羽田岳水
★朝礼の列はみ出す子クロッカス/指澤紀子
★膝に乗せ遊ぶ子が慾しクロッカス/安藤三保子
★忽然と地から湧き出すクロッカス/安井やすお
★クロッカスはや咲き初めぬパリの窓/桜井道子

クロッカス (Crocus) は、アヤメ科クロッカス属の総称、または、クロッカス属の内で花を楽しむ園芸植物の流通名。耐寒性秋植え球根植物。原産地は地中海沿岸から小アジアである。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。球根は直径4cmくらいの球茎で、根生葉は革質のさやに覆われているが、細長く、花の終わった後によく伸びる。花はほとんど地上すれすれのところに咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがある。植物学上は、クリサントゥスCrocus chrysanthusを原種とする黄色種と、ヴェルヌスC. vernusを原種とする白・紫系の品種とは別種だが、園芸では同一種として扱われ、花壇・鉢植え・水栽培に利用されている。


◇生活する花たち「雪割草・さんしゅゆの花蕾・土筆」(横浜・四季の森公園)
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1 コメント

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お礼と鑑賞 (河野啓一)
2014-02-21 15:41:16
高橋正子先生
「雪消えて餌箱架ける昼下がり」を今日の俳句におとり上げくださり誠に有難うございました。寒い雪の中でも餌を探しにやってくる小鳥を見るとほんとにいじらしくなります。

★さきがけて咲く菜の花が風のまま   正子
梅や水仙にさきがけて菜の花が咲いています。早春の風の中で揺れている趣のあるさまが目に浮かびます。
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