俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月28日(水)

2010-07-28 14:59:17 | Weblog
 ドイツの旅平成2年夏
★ラインのぼる巨船の人の裸かな  正子
夏のライン河を大きな船がのぼっていく動きがおおらかです。日光と風にさらされた裸は、ゲルマンの男でしょうか。船上の開放感は格別なことでしょう。夏のドイツの旅の気持ちよさが、この一句にありのままに投影されていると思います。 (池田加代子)

○今日の俳句
まっくろな錨巻き上げ夏港/池田加代子
夏の港は、独特な雰囲気があって、開放的で、いきいきとした動きが感じられる。海から巻き上げられる鉄の錨はまっくろで、潮を滴らせ、その色さえ、夏の色であることの驚きがある。(高橋正子)

◇生活する花たち「ハイビスカス」(横浜日吉本町)
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2 コメント

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お礼 (池田加代子)
2010-07-23 21:47:16
夏港を載せていただいてありがとうございます。夏の横浜吟行で出会った句でした。
連日の猛暑ですが、どうぞご自愛くださいませ。

★ラインのぼる巨船の人の裸かな  正子
夏のライン河を大きな船がのぼっていく動きがおおらかです。日光と風にさらされた裸は、ゲルマンの男でしょうか。船上の開放感は格別なことでしょう。夏のドイツの旅の気持ちよさが、この一句にありのままに投影されていると思います。
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お礼/加代子さんへ (高橋正子)
2010-07-25 17:27:49
ラインの句にコメントをありがとうございました。ライン川下りは、これまでの旅のなかで、もっとも愉しい旅のひとつで、夏のライン川の景色を思い出しました。
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