俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月18日(火)

2010-05-18 20:27:32 | Weblog
茄子胡瓜つゆけく漬かり飯は白  正子

○河野啓一さんから注文のあった花冠6月号をメール便で送付。

○小金井喜美子の「鴎外の思い出」を青空文庫で読む。明治3年生まれ。鴎外がドイツ留学前に、「湖月抄」と本間の琴をくれたそうだ。「湖月抄」は、源氏物語の注釈書だが、戦火も免れたらしく、永く大切にされ様子。それと、鴎外は、茄子と胡瓜の浅漬けが好きだったとか。身辺の随筆が大変上手だ。「・・かった」という語尾で終わる文がよくあるが、当時の知識人の女性の言葉であろう。

○今日の俳句
若葉風青竹売りの声街に/飯島治朗
若葉風の中に青竹を売る声が通り抜けて、初夏のすがすがしい季節が街に来た。(高橋正子)

◇生活する花たち「うつぎ・山ぼうし・鉄線」(横浜日吉本町)

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