★いつよりか燕無き空青澄める 正子
春にやってきてからいつも身近に翻り、巣を作り、子燕を育てて、囀っていた燕たち。ふと気が付くと、燕はもうおらず、空を仰ぐと真青に澄んだ秋空となっている。季節の移り変わる度に人と共にある自然界の命の愛おしさに気付かされるお句です。 (柳原美知子)
○今日の俳句
雲流る空を降りくる赤とんぼ/柳原美知子
「雲流る」、「空を降りくる」に横と縦の繊細な動きが詠まれています。牧歌的な秋雲と、そこから降りてくる赤とんぼは、なにかを伝えに降りてくるようです。
○e俳句ブック/電子書籍(花冠発行所)
今年は、電子書籍元年と言われ、二月一日には、日本の書籍出版三十一社からなる「日本電子書籍出版社協会」が結成されました。五月二十八日には、アップル社の、電子書籍閲覧が可能なiPad(アイパッド)が日本でも発売されました。花冠発行所では、すでに刊行されている同人諸氏の句集がデジタル化され、パソコンでの無料閲覧が可能な電子書籍がつぎつぎと生まれています。紙の本とは、コンテンツ(内容)が同じでも、また別の新鮮な印象を与えてくれます。本句集『橘』は、これらの電子書籍の中の一冊です。花冠発行所は、前身の「水煙」の時代から、信之先生がネット事業にいち早く取り組んで、その歳月も十五年になろうとしています。その間に蓄積された、俳句や論文などコンテンツ(内容)は、膨大なものとなっております。ファイルが保存されていますので、書籍化が進めば、世界の人達にも読んでいただける可能性が大きくなります。費用などの制約で書籍化できなかったものが、書籍となって現れ、明るい将来が来る気がします。平成二十二年六月 高橋正子(電子書籍花冠合同句集『橘』の後書きより)
http://suien.ne.jp/ebook/
8月17日のアクセス数
閲覧数:411PV 訪問者数:162IP
順位: 9,939位 / 1,452,815ブログ中
◇生活する花たち「向日葵」(横浜四季の森公園)
春にやってきてからいつも身近に翻り、巣を作り、子燕を育てて、囀っていた燕たち。ふと気が付くと、燕はもうおらず、空を仰ぐと真青に澄んだ秋空となっている。季節の移り変わる度に人と共にある自然界の命の愛おしさに気付かされるお句です。 (柳原美知子)
○今日の俳句
雲流る空を降りくる赤とんぼ/柳原美知子
「雲流る」、「空を降りくる」に横と縦の繊細な動きが詠まれています。牧歌的な秋雲と、そこから降りてくる赤とんぼは、なにかを伝えに降りてくるようです。
○e俳句ブック/電子書籍(花冠発行所)
今年は、電子書籍元年と言われ、二月一日には、日本の書籍出版三十一社からなる「日本電子書籍出版社協会」が結成されました。五月二十八日には、アップル社の、電子書籍閲覧が可能なiPad(アイパッド)が日本でも発売されました。花冠発行所では、すでに刊行されている同人諸氏の句集がデジタル化され、パソコンでの無料閲覧が可能な電子書籍がつぎつぎと生まれています。紙の本とは、コンテンツ(内容)が同じでも、また別の新鮮な印象を与えてくれます。本句集『橘』は、これらの電子書籍の中の一冊です。花冠発行所は、前身の「水煙」の時代から、信之先生がネット事業にいち早く取り組んで、その歳月も十五年になろうとしています。その間に蓄積された、俳句や論文などコンテンツ(内容)は、膨大なものとなっております。ファイルが保存されていますので、書籍化が進めば、世界の人達にも読んでいただける可能性が大きくなります。費用などの制約で書籍化できなかったものが、書籍となって現れ、明るい将来が来る気がします。平成二十二年六月 高橋正子(電子書籍花冠合同句集『橘』の後書きより)
http://suien.ne.jp/ebook/
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◇生活する花たち「向日葵」(横浜四季の森公園)
「赤とんぼ」の句を今日の俳句にお選び頂き、
素晴らしいご句評を賜りありがとうございました。この句を詠んだ時のご句評の通りの美しい情景は眼にありありと焼きついており、父母を
亡くして間もない当時の私にとって天の使いの
ように感じられた赤とんぼでした。まさにその時の私の気持ちをお汲み取りいただき、感動致します。
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いつよりか燕無き空青澄める/正子
春にやってきてからいつも身近に翻り、巣を作り、子燕を育てて、囀っていた燕たち。ふと気
が付くと、燕はもうおらず、空を仰ぐと真青に
澄んだ秋空となっている。季節の移り変わる度
に人と共にある自然界の命の愛おしさに気付かされるお句です。