俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月11日(日)

2012-11-11 06:07:41 | Weblog
★夜は軒陰に白菜星をほしいまま  正子
 冬の夜空はくっきりと星が輝き、空気が澄んで地上は冷え冷えとしています。軒陰に、干された白菜か、畑の白菜が天上の星をほしいままに独り占めし、静かな豊かな時が流れています。(藤田裕子)

○今日の俳句
花八手みな咲ききりし裏庭を/藤田裕子
立冬からはやひと月近く経つと、八手の花はどれも咲き切ってしまう。何かの用事で裏庭に出て、気付いたことである。いよいよ歳末の感が強まる。(高橋正子)

○ウィンターコスモス

[ウィンターコスモス/横浜いずみ野/カフェ・ド・ダラ]

★群れ咲きて夕日を弾く冬コスモス/高橋信之

ウィンターコスモス(学名:Bidens laevis)は、キク科センダングサ属の常緑多年草。一年で枯れてしまうものと毎年花を咲かせるものがあり、ウィンターコスモスと呼ばれるものはいくつか種類があり、花茎を立ち上げて花を咲かせるものと、ほふくして咲かせるものに分かれる。一般的には立性のラエヴィス(B_laevis)がよく出回る。ラエヴィスは秋咲きで、株元に広がる羽状の濃緑の葉や花茎がしっかりしていて、コスモスに比べると硬い印象を受ける。その分、茎が丈夫なので倒れたりせず、他の花との寄せ植えにも合う。花時期は秋~初冬にかけてで、寒くなってからも花つきは衰えない。花は、5弁花、色は黄色または、ほとんど白に近い黄色。葉は羽状の濃い緑でやや固めな印象、株は摘心しなかった場合かなり縦に伸びる。中央アメリカ他原産。別名「ビデンス」は 学名から。


◇生活する花たち「白椿・茶の花・千両」(横浜下田町・松の川緑道)

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1 コメント

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お礼 (藤田裕子)
2012-11-07 23:00:36
正子先生、「花八手」の句を今日の俳句にお選びいただきまして有難うございます。

★夜は軒陰に白菜星をほしいまま 
 冬の夜空はくっきりと星が輝き、空気が澄んで地上は冷え冷えとしています。軒陰に、干された白菜か、畑の白菜が天上の星をほしいままに独り占めし、静かな豊かな時が流れています。
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