俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月13日(月)

2011-06-13 11:10:04 | Weblog
★葛飾は薔薇咲き風の吹くところ  正子
葛飾はどんなところだろう。きどらない街筋には薔薇が咲き、そよ風が吹き、何処にでもあるような景にすっとなじみ、それを楽しむ作者です。 (小川和子)

○今日の俳句
青葉冷え鉱泉の湯気湧きのぼる/小川和子
青葉の中に勢いのある鉱泉の湯気が立ち上って、自然の力の大きさを感じる。「青葉冷え」なので、身体にそれが伝わる。(高橋正子)

○堀川喜代子さん(新潟)歓迎句会
 6月12日(日)、堀川喜代子さんが新潟から上京され、歓迎句会を開きました。参加は、信之先生、喜代子さん、それに私正子でした。花冠会員の皆様には、日が迫っておりましたので、連絡いたしませんでした。
 JR高田馬場駅の早稲田口で午前10時に待ち合わせました。私が空色の花冠7月号を目印に手に持ち待っていましたら、紺のパンツスーツの方が、すぐに私を見つけてくださり、堀川さんとわかりました。花冠の藤田裕子さんと似ておられて驚きましたが、初対面とは思えず、懐かしい気持ちになりました。雨は降らず、曇り空から、陽が射すときもありました。これが何よりの歓迎といえましょう。
 リーガロイヤルホテル東京で、日曜のブッフェをご一緒するつもりで、ホテルのシャトルバスで、ホテルまで行きましたが、いつものカフェ・コルベーユは、予約なしでいったため、満席。場所を移して、神田川を渡り、関口芭蕉庵へ。庭を一巡りし、休憩所でしばし句作。あまりyっくりしていると、お昼が混むので、ほどなく蕎麦処へ。椿山荘の蕎麦処「無茶庵」で天せいろにビールで乾杯し昼食。昼食後、庭園を散歩しながらフォーシーズンズホテルの喫茶室へ行き、珈琲やソフトドリンクを飲みながら、三人で句会。句材は、芭蕉庵、椿山荘の庭園出拾ったもの。芭蕉庵は青葉が茂り、紫陽花が池の端などそこここに咲いて、まさに雨の最中。どくだみの花もいたるところに。木苺が良く茂り、「名残りの実」が一つだけ残っていた。椿山荘の庭園には、わらび、夏萩、紫陽花、薊、菖蒲、芹の花などが咲いていた。水車もこっとんと調子よく回っていた。帰りは、椿山荘から池袋西口までのシャトルバスに乗った。池袋で山手線外回り(上野東京方面)に乗り、喜代子さんとは田端で別れ、私達は目黒まで来、目黒から目黒線で帰宅。午後5時過ぎ。喜代子さん、信之先生、今日一日、疲れでした。(高橋正子記)
 [作品]
せり上がるせり上がる万緑といい/信之
葉の上に葉が梅雨晴れの空を見せ/信之
木苺の名残りの色の手に零る/喜代子
芭蕉庵の木漏れ日淡し著我の花/喜代子
額あじさい雪崩れてついに水に触る/正子
緑陰に水湧きこぼる音尽きず/正子

▼関口芭蕉庵
東京都文京区関口2丁目11-3
http://kkubota.cool.ne.jp/sekiguchibashouan.htm
▼椿山荘「無茶庵」
東京都文京区関口2丁目10-8
http://www.chinzanso.com/restaurant/

◇生活する花たち「夏萩①・夏萩②・あじさい」(東京都文京区関口芭蕉庵)
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1 コメント

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お礼・コメント (小川和子)
2011-06-10 11:10:39
正子先生のブログに「青葉冷え」の句を載せて頂きありがとうございました。

葛飾は薔薇咲き風の吹くところ 正子
葛飾はどんなところだろう。きどらない街筋には薔薇が咲き、そよ風が吹き、何処にでもあるような景にすっとなじみ、それを楽しむ作者です。
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