俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月5日(水)

2023-07-06 10:15:06 | 日記
曇り。
山百合の花の大きに山さびし  正子
山百合の花の重さよ倒れ咲く  正子
熊笹に花を浮かせて山百合は  正子
山百合に滝の飛沫のかかるかな 正子

ふりあおぐ合歓はとっくに空の花 正子
合歓の花枝のそよぎに花そよぐ  正子

暑き日の水騒がせてかいつぶり 正子
かいつぶり蓮に寄るとき背を正し 正子

涼しくて山の烏の人めけり    正子

群れ飛んでだれかを連れてゆくとんぼ 正子
群れ飛んで睦めるとんぼかがやける  正子
七七忌塩辛とんぼあまた飛び   正子

●信之先生が亡くなって、初めてエアポケットのように空いた一日。11時過ぎ四季の森に出かけた。脚の痛みに不安はあるが、ゆっくり歩けば大丈夫だろうと。出かけに四季の森のホーム―ページで開花情報を調べるがない。山百合が咲いているかもしれないと期待して向かった。プロムナードに塩辛とんぼ。

ビジターセンターで開花情報を確かめる。「山百合が咲きはじめました。」とあった。山百合は自生ではないので、林縁に植えられ、比較的近くで見れる。
入口近くにすぐ咲いている。里山花壇にも。歩いて行くところところどころにいかにも自生しているかのよう咲いている。今年は花が少ないとカメラマンの一人が言っていた。

塩辛とんぼがたくさん飛んで、公園は秋めいた感じだ。合歓の花、丘虎の尾、ヒヨドリバナ、一本だけ菖蒲。蓮が咲いていると教えてくれた人もいたが、蓮までは遠いので、行かなかった。入口近くの蓮池には若いかいつぶりが一羽、翡翠。池に翡翠が止まれるように、枯れ木が池に差しされていた。カメラマン用だろう。時折、翡翠が鳴く声、老鶯、烏。烏は涼しそうに鳴いていた。往復3時間半。





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