俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月29日(土)

2018-09-29 09:21:02 | 日記
★式部の実色づき初めしに空晴るる  正子

○今日の俳句
刷かれきてここより鰯雲となる/川名ますみ
眺めている空の雲の景色は、見ていて飽きない。移動していると、空に刷かれていたすじ雲が、あるところからは、鰯雲となったというたのしさ。秋空の澄んだ空気を得て、心境が出た。(高橋正子)

●台風24号の影響が出始める。
早暁目覚め、「俳句四季10月号」を丁寧に読むが、記事が小刻みで写真に遮られ読みにくい。同じような内容の記事が少量ずつあちこちにあるし。来年1年間の購読と申し込んだが、ちょっと残念な思い。

梨の実の中の青梨汽笛鳴り       正子
柘榴の実ほろほろこぼす子の手のひら  正子
柘榴の紅USAの字が浮きて       正子

○アズマカモメヅル

[アズマカモメヅル/東京白金台・国立自然教育園]

  東鴎蔓
★森に来て見知らぬ草の花に会う/高橋信之

 東鴎蔓(アズマカモメヅル var. albiflorum )は、ガガイモ科 カモメヅル属で、コバノカモメヅルの変種。コバノカモメヅルの白花品(黄緑色)。花の色が違う他は基本種と違いはない。
 小葉の鴎蔓(コバノカモメヅル、学名:Vincetoxicum sublanceolatum )はガガイモ科カモメヅル属のつる性の多年草。つる性で、他の草などに巻きついて、高さは2mから3mほどになる。葉は葉柄があり、茎に対生し、形は披針形または広披針形で先が尖り、縁は全縁。花期は7月から9月で、径7から9mmほどの暗紫色をした星型の花をつける。花が終わると径7mm、長さ5から7cm程度の、ガガイモ科特有の袋果(実)をつける。秋に袋果が割れ、種髪(毛束)をつけた種子がはじける。本州の関東地方、中部地方、近畿地方の山野の草原や湿地に自生する。


◇生活する花たち「葛の花①・葛の花②・木槿(むくげ)」(横浜日吉本町)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする