俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月17日(月)

2018-09-17 08:09:32 | 日記
★たっぷりと雲湧く台風過ぎしより  正子
台風が過ぎれば空気が入れ替わり、空は青く澄んで、晴れ渡ります。一方、台風がもたらした風雨により、大量の雨水が山野も覆って、やがて雲となり、空へと還ってゆきます。雲湧く様や、風の流れも感じられて、爽やかな心地をいただきました。(津本けい)

○今日の俳句
草に落つ青どんぐりの音軽き/津本けい 
風で落ちる青どんぐりであろうか。落ちるときに、草に軽く音を立てる。「軽い音」がよい。秋が深まれば「コツッという確かな音に変わる。(高橋正子)

●晴れ。30度の暑さ。
今朝方、ラジオ深夜便で「にっぽんの音」で「虫の音」を放送していた。「鳴く虫を守る会?」の会長さんが、鈴虫、松虫、邯鄲が3つ美しい音色だと。そして、最後の締めくくりで、「最近都会の中にも鈴虫がよく鳴いている、という人が増えた。これは間違いで、鈴虫ではなく、外来種の「青松虫」で木の上で鳴く。」と話された。これで、横浜に引っ越して来てからの不思議だと思っていたことが解決した。夕方住宅地を歩くと、木の上から蟋蟀が鳴いているように聞こえる。いくらよく聞いても草のなかではなく、木の上からだ。いままで「変な蟋蟀」として聞いていたのは、「青松虫」だったのた。これは好きにはなれない。虫は草に聞けではないだろうか。

草引かれ露の土となりいたり     正子
秋日和影濃く生まる濯ぎもの     正子
敬老の日と決め今日の秋日和     正子




◇生活する花たち「葛の花①・葛の花②・木槿(むくげ)」(横浜日吉本町)
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