俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月20日(水)

2010-10-20 06:24:11 | Weblog
★あふれたる林檎まぶしみつつ選りぬ  正子
旬の林檎の輝きが店頭にあふれ、思わず手に取って選ぶのも主婦の楽しみのひとつですね。何気ない日常生活の中の喜びが生き生きと伝わってきます。(柳原美知子)

○今日の俳句
鰯雲島中の空埋め尽くし/柳原美知子
島中の空は、言うなれば、島を巡る球形の空です。限りなく広がる空に、限りなく鰯雲が並んで、空に寄せて、のびのびした大きな気持ちが広がっています。

○今日の俳句
ジンジャーの花の香に足る十三夜 正子
欅もみじはや夕暮れが来ておりぬ
おのこらが合唱して来る秋の坂

○十三夜句会。昨日から今日にかけて。10時ごろ空を見上げると、薄い雲が広がるなかにぼんやりと月がひかっている。ときに雫のように雨が顔にあたる。虫もつづれ鳴いて、こころもとない。いつぞやは、樋口一葉の「十三夜」を読んだりして、十三夜句会にも熱をいれたものだが、今日はコンテストの発表と重なって、その余裕はなかった。

○第19回インターネット俳句コンテストの入賞発表は昨日したが、インターネット俳句協会の理事長賞と選者特選を追加発表。これで、入賞発表は完了。あとは、授賞式と賞品賞状の発送、選者の先生方へのご挨拶がある。

○コンテストのことが、NHKの雑誌に載る予定である。

○五丁目を吟行する。五丁目は一戸建ての住宅がほとんどで、小さな庭を工夫している。庭を見ながら歩くと、坂の下から男声合唱が聞こえて近づいてくる。中学生の男の子七、八人が合唱の練習をしながら下校している。
コメント (2)
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