俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

10月29日(金)

2010-10-29 10:18:04 | Weblog
★海の青日々に深まり柘榴の実  正子
海の青に、石榴の実の鮮やかな赤。なんと美しい色彩でしょうか。裂け目から覗く石榴の実はルビーような輝きと透明感があり、深まりゆく海の色に映えますね。詩情豊かな秋を感じました。(後藤あゆみ)

○今日の俳句
花束にして子が持ちし赤のまま/後藤あゆみ
赤のままは、ままごとのご飯から由来する名であるが、子が作ったその花束は、かわいいだけでなく、良き時代へのノスタルジックな雰囲気をもっている。それが表現されて、一味違う句になった。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする