SaltyDog

               by kaji

道は 遙か

2010-07-28 | 浪漫持人
嫌いなヤツは居る どうしても居る
そんなヤツらの 幸せまで 祈る必要はないだろう

いや かつては 祈っていた
長い間 祈ってきた

でも やめた


幸せにならなくてはいけない人は もっとたくさん居る
私が幸せにしてあげられないかもしれない

でも祈ることはできる

祈ることはできる

だから 祈る  常に 祈る

遙か 遠い 道

冬から春へ

2010-02-19 | 浪漫持人
凛とはりつめた冷たい空気を押し退けるように、キラキラとした
オレンジ色の光が降り注いでいた。 それは、新鮮な太陽の日差し。
これから春に向かう冬の朝、私が最も愛する時間帯。

目が覚めて、ふと時計に目を向ける。5分前、毎朝 概ね設定した
時間よりも先に目が覚める。目覚まし時計のバックライトを点灯
させなくても、今朝は時間がはっきりと読みとれた。
春が足早に近づいてきているように感じる。

大きく息を吸ってみた。 停滞していた血液が 一斉に流れ出す。
よし、まだ 生きているぞ。

宇宙の愛

2009-08-31 | 浪漫持人
心に 透明な光をあてたとき
時空を超越した 限りない深みから
色鮮やかな閃光が放たれ
なめらかな肌触りの 陰陽が
新たな 希望を 形成する

それは 宇宙からの贈り物
決してたどり着くことのできない
未開の境地 永遠の輝き

長い年月を経て蓄積された
無数のガラス玉が
圧倒的な力によって押しつぶされ
緑の大地へと進化を遂げた

想像の及ばない 巨大なエネルギー

太陽をも包み込む それは

宇宙の愛

宇宙

2008-03-12 | 浪漫持人
宇宙を想うと 涙が出る

圧倒的な 強さ 壮大さ 優しさ 美しさ
それらに対しての「涙」

ちっぽけな自分 無力な自分 居ても居なくても良い自分
それらに対しての「涙」

涙は 時として溢れ 時として涸れる

常に 常に血は騒ぐ

この騒ぎは 焦りであり 憤りである

私は 何をやっているのだ  このままで良いわけがない

何もない 何もない 何もないから 誰もいない

宇宙を想うと 涙が出る

輝き

2008-02-27 | 浪漫持人
私の頭の話ではない。

今日の天気は、日差しの「輝き」が違うように感じた。
冬から春への動きを感じる。 まだ寒い。確かに寒いが、
寒さに元気がないような気もする。

緑あふれる公園の、日だまりの中に身を置いて、夢とうつつの
境をうとうとと。そんな至福の時間を過ごせる季節がもう
そこまでやってきている。

大きな時間、大切な空間、そして「自由」という環境。

待つべきか、耐えるべきか、攻めるべきか。 答えは、

その答えは やがて出る。

愚か者の恋

2007-03-30 | 浪漫持人
高校生の頃、それは比較的手に届くところにあった

でも 少し近寄ると その分だけ遠ざかり

さらに近寄ると 消えてなくなってしまった


二十歳の頃 それはあまりにも高いところにありすぎて

取ることをあきらめていたら ある日突然落ちてきた

それを受け止めようとして怪我をした

思いの外深手を負い  治癒するのに7年もかかった


ようやく怪我も癒えた頃 それはショーケースの中で輝いていた

ほしいと思ったがすでに売約済みであった

でも あきらめきれずに 何度も何度も足を運び

奪い取るように手中におさめた

苦労して手に入れたはずなのに 今では押入で錆びてしまっている



灰色の人生を歩む中 何度か浅い夢を見た


夢だったのか?


いや 幻であったのかもしれない

空っぽの心には 虚像が映る


愚か者め

さみしがりや

2006-10-09 | 浪漫持人
今さら 何を  元々孤独ではないか
満たされない心 慣れているはず

さみしがりや と言われた
当たっているだけに つらい

無理をしているわけではない
耐えているわけでもない

信じていたわけでもない
裏切られたわけでもない

ただ、寂しいだけなんだよ
愛がほしいだけなんだよ

何を いまさら

透明な力

2006-08-22 | 浪漫持人
透明な 力 がほしい

決してさわることのできない 力

誰にも気づかれない 力

常に 私を支え続ける 力

汗 涙 感動 怒り 悲しみ 笑い

そんな 日常を 感じさせてくれる 力

そしておそらく 求めている間は

手に入れることのできない 力