快風丸

俺の船に乗らないか。

ビッグ

2007-06-29 14:00:40 | Weblog
 TVで矢沢永吉やってまして、NHK、しっかり見ました。
57才とのこと。

 かっこいい。心に染み入るような歌だ。ボディもスレンダーだし、なんといって
も目だ。目が語っている。強い光を放っている。

 かつてのヒット曲をスタジオ・ライブ。20数年前の歌を歌ってもナツメロにな
らない、ロックの空気に満ちている。それでも、以前、本人は語っていた。

「こんないい曲ができたよ、聞いてくれ、アーティストとしては新曲をやりたい
が、客はそんなのちっとも期待しちゃいない。思い出のあの曲が聞きたい。だから
アーティストとしての自分と客の期待の間で凄く葛藤する。」と。
 僭越ながら同感です。

 僕は、高校まで田舎に住んでましたので、ロックバンドは不良のたしなみでし
て、彼らにとって矢沢は神だったのです。僕らはハードロックなんてやってました
のですが、文化祭で、矢沢のコピーバンドと対バンになりまして、誘われて一緒に
練習したりしてましたら、少しづつ番長とも打ち解けまして、
「これ、聞いてみ。」
と”KISS ME PLEASE”のカセットを貸してくれました。結局、返さ
ずに、大学のころまで愛聴してました。この中の”バイ・バイ・サンキュー・ガー
ル ”という曲が大好きです。バンドのアグレッシブな演奏と夜の雰囲気が、カセ
ットはもう無いですが、今でも思い出せます。

 ロック・ミュージシャンを「スター」にしたのが矢沢だと思います。
やはり、まさしく「ビッグ」だ。
 

通勤事情

2007-06-28 08:39:54 | Weblog
 梅雨。
雨の日は電車通勤。濡れるし危険ですからね。
もう2週間ほどずっと電車だ。

 例えば、最近、晴れた日もあったが、電車にした。
少し、遅起き習慣が身についてしまった。今度、課長さんが転勤になるので、業務
引継でとても忙しいので、1分でも早く着きたい。そして、着替えをしなくても良
い。そんな理由で、自転車に乗ってない。

 すると問題は2つ発生しています。

1.メタぼっている。すなわち運動不足。
  たいした運動じゃ無さそうだが、結構効いていたんだな。

2.電車賃。1日、¥380x10=3,800
  いいちこ25度、1,800mlが3本買える。

雨でも乗ったほうがいいのかも。

わらしべ長者くずれ

2007-06-27 09:05:37 | Weblog
 いちばん好きな童話は「わらしべ長者」です。
幼少のころ、この夢多き話に心ときめかせたのは、私だけではないはず。

 昨年、名古屋近郊の某大手リサイクルショップへ不用品を売りに行きました。
ついでにショップのほうもぐるっと一周するのは定番の行動。
面白いもの発見。

 飛行機のダイキャスト・モデル、1/300スケール。ディアゴスティーニの
シリーズで、「世界の旅客機」とかそんな本と一緒のやつ。こういうの、模型屋
さんとかで買うと結構するんですよ、で¥200。数種類から1機選んだ。
ボーイング747。オーソドックスな旅客機の形、白い機体、ベルリン・エアラ
インのロゴ、全体のバランスがよく、完成された美しいデザイン、重量もあり、
なかなかの逸品。もう一度言おう、¥200。

 先日、大須界隈をぶらり歩いていたら、商店街にフィギュアの店あり、ふらっ
と寄ってみた。所狭しと並ぶフィギュア、フィギュア、フィギュア、不健康な世
界。そして、発見した。私のとおそろいの飛行機、全く同じ、何もかも。但し、
本は付いてない。価格をみてびっくり。

¥2.980。

えーーーーっ!!!

じ、じ、じゅうご倍?

何機かあったのでぜんぶ見た。ぜんぶ同じ値札が貼ってある。他の種類もあった
が、¥580とかで、747のみ高値。私の選球眼は正しかったのだ。

あーもっと買っときゃ良かった。

一風堂

2007-06-26 08:53:41 | Weblog
 すみれセプテンバー・ラブではありません。
ラーメン屋さんです。博多の有名店で、名古屋に数年前に進出してきました。
一度、食べたいと思っていましたが、なかなか機会がなくて。

 かつては、おいしいラーメンと聞くと、車で食べに行ったりしてましたけど、
だんだん、「たかがラーメン」とマインドがチェンジしてしまったのです。
わざわざ遠出して食べる値打ちのある料理かと。

 いや、ラーメンは凄く好きですし、たかがラーメンですが、深い世界があるこ
とも知っています。自分の中で、変わったというだけなんです。

 先日、家内と美術館に行った折、すぐ近くだったので初めて来店してきました。
オーソドックスな”白丸”を頂く。ちょっと豚骨感が物足りない。
しかし、1杯完食すると、特有のフレイバーが鼻に抜けてゆく。

 人気店の秘密がわかった。子供のころ、包丁人味平を読んでてよかった。
つまり、この「物足りなさ」こそが重要。ひとくち食べて、「うまい」ではトゥー
マッチということだ。全部食べ切って、汁まで飲みきって、それでも少し物足りな
い。おそらくこのチューニングに命をかけたな。
 で、「また来よう」ってな感じで飽きないわけですな。
ま、それがわかったところで、どうということはありませんが...。

 しかし、宝来軒(豊前市)にはかなわないな。 

女流

2007-06-25 08:02:59 | Weblog
 さて、6/23土曜日、得三へライブを観に行きたいが邪魔が入る。
休日出勤。倉庫へ行って段ボールに入った10年分の書類整理。肉体労働の上、
終了時刻は不明の男子4名、オフィスに9:00集合して車で20分。
さて、大量の段ボールの中身は紙、重い。さて19:00のライブに間に合うの
か。

 意外な事に10:30に投了。うれしい誤算。11:30に和食処へ。
会社経費で昼飯。¥1,800のランチ、てんぷら、刺身、ひつまぶし、茶碗蒸し
、午前中と掛けまして「生中」と解く。会社ってすばらしい。

そして、帰る。ママチャリ40分の旅。
シャワーして、昼寝。起きてピアノの練習する。昼寝よりギターの練習をすべきだ
ったが、俺が悪いんじゃない、悪いのは昼のビールだ。

 そして17:30から晩餐。餃子とざるそば、湯葉刺し、缶チューハイ。
18:15、ママチャリで再出動。オフィスの近くなので、今日は片道9.2Km
を2往復、ご苦労なこったい。19:00得三へ着陸。

 女流3組。メインは”マダムギター”長見 順さんのバンド。
さて、1組目、ミラーボールズ。これは、2度目。アコースティックギターデュオ
で、Voは女性。この人の歌はすばらしい。少女のいら立ちと大人の女性のあきら
めが、暴力と抱擁が、相反するイメージが混在している感じ。
アコギだけどロックだ。詞がとてもすばらしいし、曲はダークにしてキャッチー。
一度聞いたら夢に出てくるよ。

 2番目はMa’Keiko(マ ケイコ)。カントリーブルースの弾き語りを
テレキャスでやるという。これが、すごかった。あとで長見 順さんが何度も
「あの女はイカレてる!!」と言ってた。もちろん最高のほめ言葉。
ブルース、まんまコピー。
オリジナルも、もろデルタブルース。ファルセットで歌う、英語の発音も本物、な
んと、ロバート・ジョンソンのテラプレイン・ブルースも。声のトーンが近いので
ぞくぞくした。ギターも完璧。ノー・アレンジのストレート・ブルース。
名古屋の音楽シーンも深いなぁ。

 そして、長見 順バンド。
思い起こせば12年前、名古屋でボ・ガンボスのラストライブを見た。ゲストで、
女流ギタリストが、参加して、シンプルなカッティングをカッコよくキメていた。
誰なのか、気になったが、わからなかった。3年前、偶然、雑誌で長見さんがその
人と知った。女流ブルーサーとして活躍しているようだった。
そして、今日に至るわけです。
 ピアノ、ベース、ドラム、そしてギター&ボーカルは長見さん。ドラムはあの、
ボ・ガンボスの岡地さん!!地響きのようなブルース・ドラムは健在。すごい。
はじめてみる長見さんは真っ赤なサン・ドレスで、2トーン・サンバーストのES
335。素敵だ。ギターも歌もすばらしい芋焼酎の水割りを飲みながら。
とにかくカッコいい。ステージングも大人、そしてよく動く。

 いやぁ3組ともメイン・アクトレスな夜。
楽しかったです。

ダリ展

2007-06-22 12:18:49 | Weblog
 水曜日、平日に会社を休んだ。休日出勤の代休だ。営業部隊は休みが取りにく
い。よほどのことが無いと有給休暇すらとりづらい。ま、しょうがない。

 せっかくの平日なので、平日ならではの過ごし方を考えた。
奥様と美術館へ。名古屋市美術館はダリ展。ボランティアによるガイドツアーが
ある。スケジュールが決まっているが、土日はやってないみたい。混雑するから
ね。

 で、11:00、ボランティア氏の説明を聞きながら見学開始。
ダリって、なんか奇をてらったような絵だなっちゅう程度の認識しかなかった。
「感受性がとびぬけて強く、モノを見ていると、ふつうの人と違った風に見え
た。」とのこと。深く納得、奇をてらってたんじゃなくて、そう見えてたんだね。

 王立の美術学校に入学するも、教師とことごとく対立し、退学になっている。
世間とも対立しているようなところもあったとのこと。しかし、個展で大成功を
収めたのが、ブレイクのきっかけだったようだ。

 そして、印象派や、古典派の影響を強く受けていて、晩年の作品に至るまで、
その影響は消えていない。説明を聞きながらだとよくわかる。

 例えば、3人の女性の姿を描いている絵で、実は、男の顔に見える、ダブルイ
メージや、立体視する絵などにも積極的に取り組んだ、また万博のはビリオンや
バレーの衣装、オブジェなど、まさに多彩。

 正直、あまり期待してませんでしたが、面白かった。ダリという人を少し判っ
たような気がした。先入観だけでものごとを決めちゃいけないな。

夏には夏の

2007-06-21 09:05:03 | Weblog
 扇風機の風が心地良い季節がやってまいりました。
私が18まで暮らした実家には、エアコンが有りませんでしたので、夏の快適は
扇風機が約束してくれました。だからいまだにクーラーより扇風機が好きなので
す。

 さて、それでも暑い日の夕方、さらなる涼を求めて、飲みましょう。

 夏と言えば、マイヤーズ。ソーダ割りで、できればライムジュースを少々。
香ばしいカラメルの香り、ボブ・マーリィと一緒にジャマイカの夢を見ながら軽
く一杯。

 泡盛は水割りで。大きめのグラスに氷を入れて。ベストマッチング・フレンド
はゴーヤですな。サラダでいただきましょう。薄く切って、氷水に放ちます。
何もかけないで、そのまま。名人、嘉手苅林昌を聞き流しましょう。ああ、何と
いう贅沢、どこまでも涼しい。

 暑いながらも、夏には夏の楽しみがあるのです。

デジタルMTR

2007-06-19 08:23:57 | Weblog
 2年前に購入した機材です。ローランド製。ハードディスクとCD-RWが使
えるのです。格安でしたが¥45,000。12ヶ月ローンで頑張りました。
保障期間は1年、もうとっくに過ぎました。

 去年、購入1年にして初めて使用。但しミキサーとして。
はたして必要な機材だったのか。疑問を残しつつ、もう1年休眠。

 さて、7/15ライブに向けて、メンバーに音源を配布しなければならん。
1名、MDを持たない人がいます。カセットか?CDだな。
そう、デジタルMTRで焼けばいいじゃないか。

 そして、2年の歳月を経て、ハードディスクは初めて回転しました。
取り説と格闘するんだな。ま、予定の行動ですが、けっこう戦っちまったよ。
たった2曲ダビングするだけなのに。CDごとバックアップできないのか?
うーんよくわからん。深夜に完成。喜びもひとしお。

 エフェクターとか、アコースティック・シミュレーター、ベース・シミュレ
ーター、アンプ・シミュレーター、スピーカー、マイクまでシミュレートでき
るこの多彩な機能はいったいいつ日の目を見るのやら。

やれやれ。

ふたりきり

2007-06-18 10:03:22 | Weblog
雲の船に乗り
常識という名の海を渡り
希望という名の酒をこぼす

ふたり、何かを失いながら生きてきた
だからこれから、足りないなにかを
補いあって生きていこう

小さな船はゆれ
空には暗雲が垂れこめる
勝利のグラスは床に散らばり
したたるしずくは輝きながら落ちてゆく

ふたり、何かを失いながら生きてきた
だからこれから、足りないなにかを
補いあって生きていこう



朝、昼、夜

2007-06-15 12:45:37 | Weblog
 オフィスのすぐ近くに、ホテルがある。ビジネスじゃなくてラブ。
それも、ご丁寧に2軒つづいている。ま、大人ですから、どうということは無い
のですが、朝は見たくないのです。なんか、朝に見るといやな気分になるんです。
あえて遠回りして、見ないように出勤します。

人間って、時間帯で、感じ方が変わると知りました。
同じ自分でありながら、感受性が変化するんですね。
例えば、朝から焼肉や餃子は食べたくないし、夜にベートーベンの田園を聞いて
もなんかそぐわない感じがする。
人間も自然の一部、宇宙の一部というところであろうか。

さて、では、わがマリー・アンド・ファナーズはいつの音楽なのか?
昼下がりという感じかな。ちょっと元気良いみたい。

かつて、私は、夜に住んでいた。夜更かしをし、映画を見、酒を飲み、音楽を聞
いた。いつの頃からか、夜に飽きた。テニスをし、サッカーをし、自転車に乗る
ようになった。健全な心を少しだけ手にした。

最近、ジャズを聴くようになった。
昨日、夕暮れ、雨の中、ヘッドフォン・オーディオで、ビル・エヴァンスのピア
ノトリオを聞いていた。時間と天気と流れるようなピアノがシンクロしたとき、
夜が恋しくなった。