快風丸

俺の船に乗らないか。

オーバードライブ

2007-01-31 12:45:22 | Weblog
 先日、レンタルTSUTAYAが旧作¥70セール。
ほとんど貸し出し中。しかし、セミ・マニアの私は発掘する。
2004年の邦画、「オーバードライブ」。公開時より気になってた映画だ。

 ストーリーは、ある人気ロックバンドのギタリストが、ひょんなことから
津軽三味線のコンテストで優勝を目指すというもの。結構、荒唐無稽でコミ
カルなつくりです。主役は柏原収史。脇で、ミッキー・カーチス、石橋蓮司、
いぶし銀の演技はシブく決まっている。そして、驚いたのが、木下伸市が本人
役で出てたのです。100年に一人の神の手と言われている若手津軽三味線
奏者です。私はこの方の大ファンで、2度ほどライブを見に行きました。
それだけでも十分に見る価値はあります。
 他にも実際の三味線弾きの方も登場します。新田親子のお父さんのほうが
”悪魔に魂を売って地獄の音を手に入れた男”として出ています。
全編を通じて、津軽三味線の音が鳴り響いています。気持ちいいんです。

 津軽三味線って、ロックのにおいがするのです。先の木下伸市さんは、伝統
継承と別にフュージョンもやります。これも、とても面白いです。たった3本
の弦で想像を絶する素晴らしい世界を表現されます。

 私もいずれ、津軽三味線を習いたいと思っています。

アマチュア・フォトグラファー

2007-01-30 11:27:28 | Weblog
 カメラマニアじゃないんです。
撮るのが好きなんです。アサヒペンタックスSVは、昭和30年代後半の
製造。中古で使い出してからもう30年以上経っている。その間、一度
オーバーホールしたっきり。日本の工業製品は全く素晴らしい。

 さて、土曜日に、娘(小5)のバスケットボールの試合へ、アマチュア・
フォトジャーナリストとして、ドキュメンタリーフォトを撮影に行った。そう、
単なる観戦ではなく、あくまでも撮影。写真を撮りながらだと、試合の流れ
とかがわからないので、ほんとうは、じっくりただ観戦したいんですけどね。

 望遠200mmはスクリューマウント、ねじ込み式。フィルムはDIN800
を買うつもりが、高かったので400にした。スポーツ撮影では、ハイスピード
シャッターを切るし、体育館は暗いので、400ではロースペックだ。
絞り解放(f4)、シャッタースピードは1/250に固定して撮影開始。
スポーツ写真を撮る機会などめったにない。慣れていない。動く被写体をとらえ
るのはとても難しい。特に、バスケットは、コートを縦横無尽に走り回る競技だ。

 このカメラは電池が不要だ。それは利点でもあるが、オートと名のつくものは
一切装備されていない。露出計すらない。カンと経験がモノを言う世界だ。
もちろん、プリビューもアンドゥーも無い。ピントも手動で追いかける。
でもね、この一発勝負の緊張感が、アマチュア・フォト・アーティストの醍醐味
なんです。昨今、なかなかこの感じを共有できる人が少なくて寂しいです。

 そして、即DPEへ。この待たされる感じも悪くない。
やはり、難しかった。それでも20数枚中、数枚は、臨場感、躍動感のある
なかなか素晴らしい出来だ。

フィルムはやはりDIN800にすべきだった。趣味でも、ケチるとたいてい
あとで後悔することになる。今日の教訓である。



1/26 得三

2007-01-29 16:30:52 | Weblog
 18:30に着いた。私含めて2名。少なすぎる。
それでも三三五五集まりだした。7:30には40名ほど。
初めて見るバンドばかり3組。

さて、オープニングは”ザ・ノックダウンズ”。ボーカル氏は、真っ赤な
シャツ、スラックス、フェイクファーの襟巻き、グラサン、時代錯誤の
威圧感。しかし、グラサンとってMCは芸人しゃべり。コミックバンドだ。
京都の人で、拾得によく出ているらしい。
献血の話題から次の曲”ヘロイン”のMC。こんな歌詞です。
「注射が嫌いな僕でも、怖くて泣いてた僕でも、今は上手に打てる。」
サビは「ヘーローイーーン、ヘーローイーーン。」
常軌を逸している。けしからん。こんな歌は、大好きだ。爆笑しました。

そして、”フィービーズ”。
こちらは、VoGとDrが騒音寺の人だ。トリオ。かっこいい。
このVoG氏がすっごいスカシてる。白いスーツで、背も高い。小難しいこと
はしないが、安定した演奏。ロックのかっこよさを体現している。

そして、お目当ての”ミラーボールズ”。
G(♂)、VoG(♀)のデュオ。ギブソンJ-45はいい音がする。
マグネチックピックアップ。低音も太い。クリヤーサウンド。
HPを事前にチェックしていた。とにかく詞が面白そうだと期待している。
サウンドはロックだ。かなりロックっぽい。アコギ2本でロックだ。
そしてかなりアングラだ。
しかし僕は好きだ。歌詞は、確かに面白い。似ているものが無い。
得した気分だ。終演後G(♂)氏と話す機会を得た。名古屋が地元で、
普通にDrとBaのいるバンドからはじめたそうだ。
こちらも、拾得やら磔々によく出ているとのこと。
「この得三も、拾得、磔々の雰囲気に似せて作ったそうですよ。」
とおっしゃってました。知らなかった。だからここは落ち着くのかな。
CD買ってサインしていただいた。

 世界一ソムリエの田崎真也さんが言ってたのを思い出した。
「ワインの本当の楽しみは、安くておいしいワインを自分で探し当てること。」
僕は、音楽も同じだと思う。すでに完成された価値観のものは、確かに
素晴らしい。が、一方で、無名の、しかし面白い音楽家も沢山います。
見つけたときの喜びは、また格別です。

55円のブルース

2007-01-26 14:32:03 | Weblog
 なんとか、給料日前の一日を所持金¥55で乗り切った。
コント55号ならぬコント55円、そしてよく確認したら57円あった。
ほんとはコント57円、笑えないし語呂も悪い。

 そんな過酷な状況から脱出できた記念に、今日はLIVEを見て帰ろう。
ライブハウス得三、歩いて3分。ここのHPで面白そうなのをみつけましてね。
”ミラーボールズ”。男女2人のギターデュオ。こちらもHPをチェック。
なかなか面白そうだ。対バンが2バンド。京都で磔々やら拾得やらに出ている
らしい。期待している。

 睡眠不足で眠い。昨日は、年末の練習の音源を編集した。15分でやるつも
りが1時間掛かってしまった。2:30AM就寝。最近寝不足傾向だ。
今日は懐が暖かいので、飲みながら見れます。なんか、寝てしまいそうだな。
いや、そんなことしたら¥2,000が水の泡だ。気をつけたい。
ROCK’n’ ROLL!!

わらしべ長者願望

2007-01-25 12:58:07 | Weblog
 この童話を知ったとき、誰もがわらしべ長者になりたいと思ったはずだ。
そしてなれそうな気がしたであろう。
私とて例外ではない。

 さて、先日、¥100で手に入れた”G3 LIVE”のビデオですが、
とりあえずDVDに落とした。そして、ふと、ある計画が浮かんだ。
「わらしべビデオ長者」になろう。ダビングを終えたビデオを売ろう。

 昨日、給料日前で所持金は¥1,200。”いいちこ”は¥1,555。
買えない。
早速、会社の近くの中古盤屋へ。
¥400。思わず「ありがとうございました。」と口走っていた、文字通り
現金な人だ。これで”いいちこ”が買える。
うれしさ余って、飲みすぎた。

今日は給料日。
そして所持金は¥55です。
わらしべ長者への道は遠く、そして険しいと知るべし。

ビンディングペダル

2007-01-24 13:17:42 | Weblog
 今年は、レーサーとして復活したいと考えています。
自転車ロードレース。さて、トレーニングを開始する前に、先ずは
機材のメンテナンス。タイヤ、ワイヤーなど、消耗品は交換した。
ニュータイヤもいい感じ。
 しかし、ペダルが調子悪い。ロードレーサーには”ビンディングペダル”
が装備されているのが常だ。スキーのビンディングと同義で、専用の靴と
ペダルが固定される仕組みだ。ひねると外せる。通勤で市街地を走るので
頻繁につけたり外したりしなくてはならない。最近、これが、外れにくい。

 今の愛車はブリジストン・アンカー号、2001年モデル。
アルミフレームにコンポーネントはシマノ105。初めて買ったロードだ。
日進月歩の中で、すでに古いタイプになってしまっている。ビンディングも
古くなって、磨耗してくると外れにくくなるらしいが、なんせ初めてのロード
なので、交換時期がわからないのです。交換となると、出費がかさむ。
なんとなく外れにくいまま乗ってましたが、もう限界。このままだと事故に
つながりかねない。

 昨晩、じっくりこのパーツと向き合った。意外な事実が判明した。
油が切れている。乾ききっている。注油してみた。浸み込んでいった。
そして今朝、注油後、初の実走。素晴らしい。らくらく外せる。気持ちいい。
ああ、潤滑の意味をロードレーサーで知ることになるなんて。

 教訓、機械はすべからく、メンテナンスが肝要である。
 

G3 LIVE

2007-01-23 12:57:45 | Weblog
 先週の土曜日、恒例、月に一度の商店街の市が立つ日だ。
自宅から歩いて16.5秒。
 こま回しの大道芸やら餅つきやら、お正月の風情やねえ。
おっと、あやしい露店を発見。古いプラモやらフィギュアに混じって、
VHSビデオが並んでいる。”G3 LIVE”。’96のライブもの。
当時、ギターマガジンを熟読していた私は思い出した。
ジョー・サトリアーニ、スティーブ・ヴァイ、エリック・ジョンソンの
スーパーギタリストがジョイントライブを演ったと。

 私、例えば、ポール・ギルバートとか、ヴァンヘイレンとか、超絶技巧には、
あまり興味がないというか、音楽としてはどうなんだろうと疑問に思うタチ
なんです。だから、このテの方たちは積極的に聞いてこなかったのです。

 非売品(プロモ用サンプル)なので売れないとのこと。なので、なんか買
って、おまけの形にして欲しいとのこと。あやしいフィギュアの中から、
キューティーハニーさんを選出。この時点で価格交渉なし。
「¥100です。」
そうだ、忘れていたが私は買い物の天才だった。

 夜中、ストーブの上でお湯を沸かし、ホットウィスキーなどたしなみながら
再生してみた。
「すっげー!!」
一人興奮していた。なんか、笑いがこみ上げてくる。そういえば、その昔、
ラジオで、パガニーニの超絶技巧練習曲をギターで弾いているのを聞いた
ことがある。

 音楽的な感動とは違うように思うが、これはこれで面白いと思った。
お祭りであり、サーカスであり、エンターテイメントなんだなって。
やっぱり、いろんなもの聞いて、見聞を広めるのが良いと思います。

自転車の消耗品交換

2007-01-22 12:47:01 | Weblog
 金曜日は、帰りに自転車屋によって手袋を買った。6年使って破れて
きたので、更新。¥5,200。専用品は高いが、機能は必要十分だ。
さ、これで自転車に乗る手は暖かくなったが、フトコロは寒くなった。

土曜日、タイヤ、シフトワイヤー、ブレーキシューを交換した。
先ず、ホイールをはずして、リムフラップを交換。今回、リムフラップは
シマノの新製品。リム幅13Cに対して15C~18C用とある。太いのだ。
それでもきちんとはめて、タイヤ、チューブを装着する。しかしタイヤが
入らない。ビードがフックに引っかからない。フラップのせいか?
すぐショップにTEL。”大丈夫なはず”とのこと。
根気良く作業して、なんとか完了。しかし、タイヤレバーでチューブを傷つ
けてしまい、2本ロスしてしまった。パナソニックの高級軽量ブチルチューブ
は高い。1本¥1,100×2=2,200。細心の注意を払ったつもりだっ
たのだが残念だ。

ちなみに交換した消耗品の合計金額は¥11,000でした。


普通の国

2007-01-19 16:04:52 | Weblog
 なぜ、”美しい国、日本”を目指すのか。

まず、誤解なきよう、私の立場を明らかにしておきたい。
特定の政党を支持するものではありません。また、特定の人物や
団体を誹謗、中傷するものでもありません。
私はノンボリです。こういう内容は、不愉快に思う人も少なからずいる
と思うので、公共の場にはふさわしくないかもしれません。
しかし、気になってしょうがないのです。

 美しい国を目指すということは、現状、この国は汚い、醜いということだ。
もしくは放っておくとさらに汚く醜くなっていくので、そうならないように
しようと聞こえる。
 では何をどうやって美しくするのか?

 今後、格差社会化の傾向には加速が付くであろう。普通に生きて、普通に
仕事してもワーキングプアとなる。社会保障も低所得者層に優しくは無くな
っている。近い将来、都会の片隅にスラムができるであろう。そして、働い
ても稼げないこの国への失望は、犯罪に形を変えると想像できる。
空き巣、強盗、そして武装化しさらに凶悪な犯罪組織が形成されよう。
社会の汚点となる。
大半の国民は働いても応えてくれなかった国に、愛国心なぞ抱けない。
つまり公共の利益の為に何かをしようという気持ちは急速にしぼんでいくだろう。
街は汚れ、モラルは低下していくと思われる。
現に、昨今の非道な殺人事件の犯人たちは、みな平常心のうちに凶行に及んで
いる様に思う。これが、裏づけだ。
このような状況を打破すべく”美しい国”づくりが始まるのであろう。

戦後体制からの脱却と唱えながら防衛庁は防衛省になった。
戦後体制からの脱却とは、今一度、戦前の体制、すなわち敗戦から立ち直った
平和の国を再軍備して、強者の仲間入りをしようということではないのか。
”防衛”の看板はさらに大きく、美しく輝き始めた。

 ”美しい国”とは、どうやら強い国のことのようだ。
強いものこそが美しい。強者の理論だ。
どうやって”美しい国、日本”をつくるのか、だいたい見えてきた。
すなわち、汚いもの、醜いものを隠してしまおう。簡単だ。
強く美しいものをこの国の看板にしよう。弱いものなど知らぬ存ぜぬ、
そんなものは日本人にあらず。
御立派な”美しい国、日本”、一丁上がり。

 さて、だからどうしたということでもありません。
ここは私の心の捨て場所なのだから。

昨夜の雨

2007-01-17 12:48:50 | Weblog
 昨日、朝は晴れ、天気予報ではなんとか大丈夫な予報だったので
自転車で出勤した。しかし7:00pm、自転車ウェアーに着替えて、
階段を下りると降ってる。
 自転車通勤のメリットのひとつは、肌で感じる気象情報だ。
確かに、前日の夜、空気は湿って暖かかった。「明日は降る」と
確信した。しかし天気予報を優先した。
 しょうがないので、自転車を置いて帰った。このケースのデメリットは
3つある。

1...自転車は会社が契約している立体駐車場の隅においているので、
    盗難のリスクがある。

2...ビジネススーツで来ていないので、スラックスにスニーカー、上着
    はセーターのみという妙な格好(田舎の体育教師風)で電車に乗ら
    ざるを得ない。

3...翌朝、同じ格好で電車に乗らざるを得ない。

 以上を踏まえた上でも自転車は気持ちよく、辛く暗い通勤時間を楽しく
さわやかなひとときに変えてくれる。もちろん朝の通勤ラッシュとも無縁だ。
なので、できるだけ自転車で行きたい。
しかし、この天候の見極めが重要だと私は言いたい。