快風丸

俺の船に乗らないか。

ぶらくり劇場

2006-01-30 15:31:44 | Weblog
 開けてはいけないドアをまた開けてしまった。
23:40。歓送会の2次会まで行ってしまった。

もう、外で飲まなくなって久しい私とて、オフィシャルの飲み会だけは行きますよ。義務だから。基本は1次会で姿を消すことにしていました。

かつては、ビール1杯のつもりが朝までというのが定番でした。でも、人間は変わるのだよ。そして、僕も変わったのだよ。

「今日はとことんいくんやろ?」 

そう、俺は変わったが、まわりの奴らが変わっちゃいないのだ。

カラオケBOXでマイクを振りまわしたとか、
部長さんに「俺の酒が飲めねーのか」とからんだとか、
直属の上司に「あんたは俺の上に立つ器じゃねー」と言ったとか、
電車で乗り過ごしてタクシー(9,000)で何回帰ったとか、
路上で寝てて、早朝、警察官に起こされたとか、
ここじゃ言えないあんなこととか...。

昔の話じゃねーかよー。
明らかに、奴らは、新しい伝説を待っている。

開けてはいけないドアは行き着けのバーである。
といっても最近は一年に一度、行くかどうかといったところだ。
客はいなかった。
「終電何時か知ってます?」

  マスターは知らなかった。

ケイタイで...手元がすでに怪しい。そして電池が切れた。
終電に間に合わない理由が出来てしまった。
飲んだ、そしてマスターと話した。内容は全く覚えていない。
気が着けば、タクシーの中で、もう一度気が着いたら、土曜の13:00、
Yシャツにノーパンでカーペットの上だ。週間プレーボーイのグラビアか。

全く動けない、水を飲んでも吐きそうだ。
何とかシャワー、そしてカレーうどんを食べに行く、15:00だ。
ピアノのレッスン日、しかも今年初、30分練習してから向かった。
気持ち悪くて途中で切り上げた。正直に二日酔いでと告げる。

ほんとにひどい二日酔いでした。

失ったもの
無駄に飲んだビーフィーター¥2,000、
タクシー代、¥3,000、
やめときゃよかったピアノのレッスン¥1,200、
ぼろぼろになったこの心、プライスレス。

THE END





CT

2006-01-27 10:42:16 | Weblog
 胸部CT検査の結果が出たので病院へ。

健康診断で肺に影があるとのことでして、再検査でした。
ま、人生には、光と影があるのですよ。明るい表通りばかりを歩いていても
だめなんですよ。全てを受け入れ、強く生きていかなくちゃ。

「どうぞ」

看護師さんに呼ばれるまま、診察室へ。
ここは、かかりつけ医なので、世界征服の野望はない。やさしい先生だ。

しかし...

「足の方から撮影しています。これが心臓、これが脊髄です。」

   先生の顔がいつもよりこわばって見えた。

「順番に見ていきましょう。あ、この部分をよく見てください。はっきり写ってますね。」

   確かに、鮮明に白い。診察室に緊張が走る。頭の中でショパンの幻想即興曲が流れ出す。

「これは炎症のあとですね。」

   ということはどういうことなんだ?!はっきりいってくれよ、しぇんしぇーっ。

「大丈夫です。何の心配も要りません。」
   
    


ほんとは最初に”異常所見はありません”と言われたんですけどね。
ちょっと脚色しちゃった。

ほっとすると同時に、気分が高揚しました。肺だけに...。

ホラえもん

2006-01-26 10:28:56 | Weblog
 新しい愛称を考えてみました。
嘘をついていたと疑われているので”ホラ”。

ライブドアの経営から離れ、これからどうするのだろうか。

私は提案したい。
ドラえもんに対抗して、”ホラえもん”になることを。
4次元ポケットからでてくるのは...
もちろんお金である。
これでどんな困難も解決してゆくのだ。

そして、お正月には映画
”ドラえもん対ホラえもん”
が全国一斉公開。

ドラえもんの勝ちかな。
タケコプターは、一個、1億円でも飛ぶように売れるであろう。
どこでもドアに至っては、小さな国の年間国家予算なみの価格で取引成立。
スケールが違うのだ。

でも、子供達には見せられないのだ。

ドイツ NOW

2006-01-25 16:17:50 | Weblog
 1989年にベルリンの壁が崩壊してから、旧西ドイツから、東側へと多くの投資がなされた結果、東もかなり豊かにはなりましたが、まだまだ東と西には大きな隔たりがあります。ベルリンの壁は崩壊したが、心の壁はまだ崩壊していません。

 ドイツ文学とは、人間の精神の発展の歴史が主題であり...

唐突ですが、先般、親戚が集う機会がありまして、私の遠い親戚にあたる叔父さんと父の会話の一部である。

父 「ギュンターグラスの”ブリキの太鼓”は...」

叔父「私の卒論のテーマでした。本人にあったこともあります。」 

1999年、ノーベル賞を受賞したときに取材にいったそうである。

某、国立大学の医学部の教授だそうです。
父の弟の奥さんの弟さん、話を伺うのは初めてなんです。
55歳、大学に行かず、単身ドイツで働きながら学んだのだそうだ。
著書もあるとのことなので、調べました。”医学・歯学・薬学生のための独・英・和総合ドイツ語 全文英訳付”、タイトルすら覚えられません。

娘さんも来られてまして、大学4回生、アメリカに留学経験があり、英語は不自由なく使えるとのこと。

驚いた?
いやいや本題はこれからでっせ。
びっくりしまっせ。

もう一人、どこから見ても外人の、若い(20代か30そこそこ、外人の歳を当てるのは難しいが、若い)女性、しかも美しい。
紹介していただいた。
名前は”*▽▲□◎○×”さん。2回聞き直して聞きとれたが、2秒後に忘れた。

「どちらから?!」

「ハバロフスク」

なんとこのロシアンビューティーは叔父さんの”奥様”!!
再婚である。
ロシアに住んでたこともあって、早い話がロシアから、家族と別れてついて来たということです。日本に来て3年、日本語をならっていて、かなり会話できる。
ときどき叔父さんのロシア語の通訳が入る。

ちなみに”名古屋駅前のタワービルは何階建て”かと聞かれたので

”58階です”

ほんとは知りません。叔父さんごめんなさい。嘘をついてしまいました。
でもこれが、俺にできるせめてもの抵抗でした。





 

世界征服

2006-01-20 16:14:52 | Weblog
 今日、病院へ行った。
大きな病院である。
健康診断の再検査とのことだ。

午前10:00、ロビーから受付から人がいっぱいである。
病人、看護師、医師、ボランティアスタッフ。

俺は本を読みながら順番を待っていた。
10分ほどで、呼ばれ、案内されるがまま、奥へと進んでいった。
迷路のような廊下を歩いてゆく。
だんだんひと気が無くなってゆく。
ドアをいくつか開けて、ある部屋にたどり着いた。

「しばらくお待ち下さい。」

おそらく、一人で外にたどり着くことは出来ないだろう。ここが病院内のどこかすら分からないのだ。
音も無く、次のドアが開き、大きなマシーンの有る部屋へと通された。

これはもしや...

気がついたときにはすでに遅く、ベッドの上で、身動きが出来なかった。

検査というのは嘘だ。

この医師、看護師らは実は世界征服をたくらんでいる悪の秘密結社なのだ。
病院の地下に秘密基地があるに違いない。

”気がついたようだな”

テレパシーだ!! なぜ俺を選んだのだ?

”あなたは優秀なので、いづれ我々の計画の妨げになるからだ”

俺をどうする気だ!!

”改造人間になって、我々の仲間になってもらう”

お前らの思い通りにさせてたまるか!!
(そうだ、脳を改造される前に逃げるのだ)




そんなことを妄想している間に、胸部CT検査は10分で終わりました。
結果は来週。 ちょっとびびってます。

朝、走る

2006-01-19 20:22:19 | Weblog
 私、自転車で通勤しております。
8.5km、25分の旅です。
朝は、特に気持ちいいですよ。

よいこの皆さんは是非真似してください。

ちなみに、
電車でも25分、
昼食のケータリング弁当と電車代が同額(¥380、弁当安い!!)、
脂肪燃焼しますし、
季節を体感できますし、
外気に触れるので体温調節がうまくゆくので風邪引かないし、
心も体も活性化しますし、
環境にやさしいし、

ほらね。いいことばかりでしょ。

そして、こんなこと思いついたり...。



  朝の光

川沿いの道を走ってゆく 自転車で走ってゆく
朝のまぶしい太陽が 全てを金色に変える
団地と工場と 何かをあきらめかけていた僕も
昨日、うつむいたまま向こうから歩いた橋を
渡るとき、いつも祈る、そして誓う そして願う

やがて灰色のコンクリートは羞恥心を忘れ、
行き着くのは 退廃が支配する場所

そして僕も、また黒い鎧を身に纏う

北向きの部屋

2006-01-17 16:44:11 | Weblog
 ずっと石油ストーブが欲しかったんですよ。

部屋が寒いのです。
オイルヒーターは安全だが、電気代が高いうえに、暖房能力が低い。
中古で7000円で、6年使ったかな。推定95年製。
キンブル(大規模リサイクルショップ)に売りに行きました。
電化製品は確か6年だったか、それ以上古いものは買ってくれません。

「いつごろ買ったものですか。」

と店員さん。

「5年くらい前かな。」

確信犯である。    700円。

そして電器屋へ。
なかなか在庫は置いてない。3件目で発見。筒型の、私のイメージ通り。

お持ち帰り。
早速、点けてみました。

ほのかに明るくて、いい感じ。40Wの明るさらしい。
見るからに暖かい。
しかもファンなど無いので、音も無い。
久々の実感できる幸せである。

ちなみにカタログによれば、
”災害時の、照明用、煮炊き物用としても使用できます”
とのこと。

参考までに¥16,800でしたとさ。

M.F.U

2006-01-16 19:44:50 | Weblog
 うどんの素晴らしいところは、その食べ方のヴァリエーションの豊富さかなと思うのです。

 地方色もかなり濃く出るようですし。

だからこそ重要なのは、自分のNO.1だ。

マイ フェイバリッット うどん
略してM.F.Uである。

 正直、あまり考えたことは無かったのですが、この週末からずっとうどんのことばかり考えてました。なんせうどんフェアーだから。

 私の場合、
         ”釜揚げ”
ですな。

やはり、麺の味を味わえるようになって初めて一人前ではなかろうかと。
麺から、歯ごたえだけでなく、穀物の香りと味わいを読み取りたい。
私なんぞ、まだまだですが、
修行を重ねてまいる所存でございます。

寒い日

2006-01-13 19:33:13 | Weblog
 こんな日はうどんですな。

かつて、福岡に住んでいたころの話です。

うちで食べるうどんは、凄く柔らかくて、箸でつかもうとすると切れるくらいでした。高校生くらいになると
”うどんはコシだ!!”
くらいのグルメ情報は知っておりました。

でも、うちのうどんは柔らかい。

きっとうちは貧乏やけん、安もんのうどんしか、買えんとたいね。
これははずかしかことやけん、誰にも言わんと胸にしまっとくたい。

少年の決意は固かった。


そして月日は流れ、働き出してだいぶたったころ、たまたまテレビで
福岡のうどんを紹介していた。福岡といえばラーメンである。
メディアに福岡のうどんが登場するのはまれである。
少年の日の決意をまだ忘れきらぬ私は、
固唾を呑んだ。

タクシーの運転手さんがうどんをすすりながら、こう言ってました。

「福岡のうどんは柔いと。ほら箸で切れようとでしょうが。」


...........  衝撃である。

知らなかった。




いまでは、うどんの話になると、
「福岡のうどんっていうのはなぁ...」


こうして、私は大人になった。

トレーニング

2006-01-12 12:49:39 | Weblog
散髪屋さんでの話。

会社の帰りに行きました。
自転車で、ロードレーサーの格好で通勤しているので、
誰がどこからみてもスポーツマンに見えるのです。

髪を切りながら

「自転車ですか、いいですね。」

とおっしゃるので

「きもち良いですよ。」

と答える。

「僕は筋トレやってるんですよ。実は筋トレやるともてるらしいんですよ。」

初耳である。更に

「フェロモンがでるらしくて。上は70代まで皆がんばってますよ。」

いい話だなと思った。

「どこでやってるんですか?」

当然、セントラルかエグザスかゴールドジムか...ところが

「銭湯です。」

これじゃ”松の湯”ならぬ”まっちょの湯”である。



ちなみにトゥルーストーリーである。