快風丸

俺の船に乗らないか。

サイズ

2006-10-31 19:09:47 | Weblog
 週末、家族と動物園に行った。
何度か来てるんですけど、新たな発見をした。

サイズに感動する。
サイ、象、かば、白熊、大きいからこそかっこよく、そこに感動しているのだ。
また、恐竜をかたどったコンクリートの像が2体、巨大だ。
戦前から立っているという。戦渦を逃れた旨の看板が立っている。
例えば、これらが犬程度のサイズであれば、感動はしないだろう。

東京ディズニーランドにはじめて行った小さい子はたいてい泣いている。
友達の奥さんの弁によると、子供たちはミッキーは50cmくらいだと
思っているらしい。ところがはじめてみる本物は大人サイズだ。
だからびっくりするのだという。

人間って意外と単純なのかもしれない。

再生

2006-10-30 19:46:35 | Weblog
 新しい自転車を買った。
奥様用のママチャリ。パナソニック、¥15,800。
前のやつも、まだ乗れる。ただ、タイヤがもたない。
自転車、安すぎるのです。
タイヤとチューブ2本、工賃なしでも新車が買える値段になる。
だから、新車を買った。

 安いからといって物を大事にしないのは、精神的に卑しい感じがする。
しかし、現実には、この価格矛盾に抗えない。なんか心地悪い。

古いのは、キンブル(名古屋の大手リサイクルショップ)に売ろうと決めた。
昨日、半日掛けて再生した。
私、小学生のころからの自転車好き。
先ず、水洗い、そして錆び落とし。コンバウンドでこする。
ポイントはリム(ホイールの外周部分)。ここを光らせると、印象が
ガラッと変わりますよ。
かなりきれいにしましたよ。

エコだとか、リサイクルだとか、そういうことではないんです。
人が身近で使う道具には魂が入ると感じています。
まだ使える道具を捨てるということは、自分の魂を捨てるのと同じ。
だから物を大事にしよう、と言いたいのです。
だから、あえてちょっと高めのものを買いました。
今度はせめて1回はタイヤ交換してやろうと思います。

5年で8日で満額頂戴

2006-10-27 11:09:55 | Weblog
 うらやましい。
偽らざる感想だ。
自分をさらけ出すことが、私の表現だ。
社会人としてあるまじき感想に他ならぬ。
しかし本当の感想だ。
公務員になっときゃよかった。

公務員が、楽ではないことは知っているつもりだ。
中学教師の友人が言った。学校が荒れている。
ほんとうに悪い生徒は自宅に来て、車や窓を壊してゆくそうだ。
野球部の顧問をしている先生は、ほとんど休日返上とのこと。
警察官の友人もいる。肉体的にも精神的にも過酷な労働だ。
市役所勤務も、一生懸命やっているようだ。

そして自分の父親も教師でした。
精神的にかなりタフを求められる職業だと思った。
高校の途中までは、自分も教師になろうと考えていた。
が、もっと職業選択の幅を広げるべきと思い直した。

働かずして生活するのは私の夢だ。
それを現実にやった者はうらやましい。
だが一方、もし、もう一度、職業選択からやり直すとしても、公務員には
ならないだろう。

働かざるして食いたい。
ただ、たわいもない真昼の夢でした。



CHAI

2006-10-26 12:57:03 | Weblog
 今日のティーはチャイにした。

昨日の帰り道、いつもの輸入食材屋さんへ行きまして、いつもの
安いハーブティーを探したけれど見つからない。メーカー終売とのこと。
ちなみにミルフォード。ティーバッグが個包装されて無いので安かった。
残念だ。
しかし、これは、新しい茶の道を開拓するチャンスだ。ポジティブアプローチ。

チャイといえば、牛乳で入れたものが一般的なように思う。
お湯でも良いと書いてある。
カルダモン、クローブ、ナツメグ、シナモン等のスパイスを調合してあるらしい。

へー、ストレート・チャイってこんな味なんだ。
なんか、インセインっぽい香りがする。
これは好き嫌いの分かれる味。けっこうスパイシー、朝から気合が入るぞ。
こういう好き嫌いの分かれそうな味が好きだ。
皆が好きそうな味のことは、わざわざどうこう言うことは無いのだ。
そうじゃないとこで見出した価値観こそが、オリジナリティを持つのだと思う。

風よ吹け

2006-10-25 18:45:43 | Weblog
 サンハウスの再結成LIVEのCDを手に入れた。
’98年、博多でのライブ、発売は’00。
僕がこのCDを知ったのが、確か’04のこと。
ロック画報のめんたいビート特集。遅かった。
すでに廃盤。

大学生の頃、サンハウスを知った。福岡県出身の僕は、名前は知ってる程度。
当時は、日本のロックにはあまり興味がなかった。
シーナ&ザ・ロケッツの鮎川 誠がいたバンドという程度の認識。
大学の軽音楽部で、福岡出身の友人から
”サンハウスのコピーバンドをやろう”と誘われた。
ちゃんと聞くのは初めてだった。正直、ピンとこなかったが、ちょうど
自分のバンドが解散直後だったので、一緒にやることにした。
何度も聞くうち、背筋が凍りついた。
演奏も、ギターも、歌、歌詞、すべてが凄い。凄い。凄い。

そして、ベスト盤以外の、全ての音源は自然に集まってきた。
が、この数年前に発売されたLIVEだけが手に入らない。
悔しかった。

そして、最近、たまたまこのCDの発売元のHPにヒットした。
通販をやっている。在庫もある。即買い。

何度も聞き返している。
あきらめたものが手に入った喜び、そして内容も素晴らしい。
83年の再結成時より、パワーアップしている。

あーこのバンドを好きでよかった。そう思いながら聴いている時間は
幸せである。ちなみにDVDもあったが、品切れ中。再発依頼した。

そして蛇足ながら、この通販のご担当者は、多分、
アンジーの”中谷のブースカ”氏である。



仏の道

2006-10-24 12:59:42 | Weblog
 先日、フットサルの帰り、道に迷ってしまった。

午後6時30分、雨が降ってきた。
もうあたりは真っ暗だ。
ちょっと冒険してみようと道をそれてみた。
この好奇心があだとなる。

名古屋の中心からそんなに外れてはいない。自転車だから。
仏壇屋があった。大きな店だ。日曜日だからかしまっている。
明かりの消えたショウウィンドーにずらりと、所狭しと立派な
仏壇が並んでいる。
不気味だ。辺りは暗く人通りも無い。
しかし本当の恐怖はここからだ。
その隣も仏壇屋。道路を隔てた向かいも仏壇屋、隣も、またその隣も。
おそらく、20~30件、道路の両側が、全て仏壇屋。

壮観。
そもそも、私、お寺の近くで育ったので、仏壇は好きなんですけどね。
シチュエーションが整うと、怖いものになると知りました。

フレンドリー?

2006-10-23 19:37:36 | Weblog
 日曜日、14:00からフットサル(会社のチーム)の試合。
前回と同じ、フレンドリークラス。初心者対象のカテゴリーだ。
ウォーミングアップと電車代節約をかねて自転車で50分。

前回はなるほどフレンドリーなチームが大半でした。
男女混成とか、メタボリックなチームとか。
しかし、今回、明らかにどのチームも初心者じゃねー。
バリバリの経験者、そして若い。破壊的なシュートをバンバン打っている。
本気オーラが、どのちチームからも立ち昇っている。
何かがおかしい。

しかし、我々には最強の助っ人が。
大阪から、元某有名私大のサッカー部のキャプテンにして、
草チームで現役プレーヤー。若手だ。

全5チームのリーグ戦。
一人、凄いのが入ると、違うね。
ぐっと全体のレベルが上がるのがわかる。
エース君も安心して思いっきりプレーしている。

結果、2勝2敗、3位。
勝ったことも収穫だが、凄いプレーを目の当たりにした感動と興奮に
包まれた幸福な1日でした。


春と秋

2006-10-18 15:25:16 | Weblog
 暑い。
10月中旬にして、なぜか暑い。

自転車通勤のメリットはいくつもある。
季節を肌で感じることができるのもとても大事な要素だと思う。
私が、肌で感じる今の季節は”勢力の弱まった夏”だ。
なんか、なまあたたかい。
秋ってもっと、からっとした空気のはずだ。

いつからか、この国に、春と秋が無くなったように感じている。
夏はすごく暑い。その余波か暦の上の秋も暑い。
そしていきなり冬になる。
そして冬はものすごく寒い。そして春を感じぬまま夏になる。
どうも年々こういう傾向になっているようだ。

信じられるものが少しずつなくなってゆくこの時代に、とうとう
季節までも信じられなくなりつつある。

エポキシ固め

2006-10-17 13:09:44 | Weblog
 新しいプロレス技です。嘘です。

先日、飼っていたクワガタが死んだ。
旅行中に捕まえたというより拾った子。
なかなかかわいいやつだったので、エポキシで固めてみようと。

ちなみに、エポキシとは透明の樹脂です。東急ハンズで売っています。
液状で、凝固剤と混ぜて、48時間で硬化します。
100ccセットで1000円ほど。
売ってるのは知ってたけど、使うのは初めて。

流し込む型がいる。シリコン製が良いらしいが高い。ちっちゃくても
3000円もする。ポリプロピレンでもOKとのこと。
ダイソーでタッパを買う。

主液と凝固剤の分量を正確に測るのが良く、デジタル計りを使えと。
これも高い。安いのでも4~5000円。ここは頭の使いどころ。
フィルムケースを使う。定規で測って、マジックで線を描く。
正確とはいえないが、まあまあイケるであろう。
なんせ初めてなもので、これでやってみる。

先ず、流し型(タッパ)の1/3に液体を流し硬化させる。
ゲル状になったら乗せてよし。
ところが、一見、かなりゲル化していても、クワガタを乗せると沈む。
完全に硬化させてからのほうが良いようだ。
そして、さらに液体を注入した。すると、クワガタが浮いてくる。
浮いたり沈んだり。    まるで人生みたいだ。
そこらにある道具を駆使して浮きを抑える。
ここも、ほんとは浮かないように、少し流して固めてからが良いみたい。

そして48時間経過した昨日夜、タッパから取り出した。
何とかできた。タッパの底の直径2mmほどのくぼみがそのまま出てる。
しかし、透明樹脂にのこぎりクワガタ君は安置された。
カッターでバリを取り、研磨剤で磨いてみた。

評価としては良くできました。次はもうすこし上手にできそうだ。

980/100g

2006-10-16 17:01:17 | Weblog
 14日、朝7:00、家族の幸せのため、パイプ椅子と文庫本をもって
肉屋の前へ。歩いて27秒、とても近い。そう、特選牛肉をもらいに来たのだ。
一番のり。後ろの人は、8:00着。先着3名様、その後、何人か来たが、
すでに遅し。残念賞。

9:00、シャッターが開く。
引き換え券を頂く。5000円ならどの肉でもOKとのこと。
夕方、改めて見参。しゃぶしゃぶ用、100g980円のを500gと少し。
やはり高級和牛を余すところなく味わいつくすには、しゃぶしゃぶでしょう。

野菜を買ってゴーホーム。
頂き物の白ワインはすでにキンキン。

いや、まちがってもこんなの自腹では買わないです。
なんか、色が、脂の配置が、そしてうやうやしく一枚づつ透明シートに
包まれた、高級を体現したそのビジュアルが、胸を打つわけです。
そして、たぎる鍋へと、ゆらゆらとくぐらすわけです。
ゴマダレ。
うまい。全身に染み渡る。もうほとんど旨みの暴力ですな。けしからん。
そして、肉の旨みが溶け込んだお出汁に野菜を。
ポン酢は旭ポン酢ね。そして薬味はゆず胡椒。
右のほほを肉の旨みで殴られ、左のほほを野菜の旨みで殴られたような、
ある種、マゾヒスティックな快感が、怒涛のごとく押し寄せる。
そして、押し返す波は、キンキンに冷えた白ワイン。

たまには、このような堕落に身を任すのも悪くない。