快風丸

俺の船に乗らないか。

ダリ展

2007-06-22 12:18:49 | Weblog
 水曜日、平日に会社を休んだ。休日出勤の代休だ。営業部隊は休みが取りにく
い。よほどのことが無いと有給休暇すらとりづらい。ま、しょうがない。

 せっかくの平日なので、平日ならではの過ごし方を考えた。
奥様と美術館へ。名古屋市美術館はダリ展。ボランティアによるガイドツアーが
ある。スケジュールが決まっているが、土日はやってないみたい。混雑するから
ね。

 で、11:00、ボランティア氏の説明を聞きながら見学開始。
ダリって、なんか奇をてらったような絵だなっちゅう程度の認識しかなかった。
「感受性がとびぬけて強く、モノを見ていると、ふつうの人と違った風に見え
た。」とのこと。深く納得、奇をてらってたんじゃなくて、そう見えてたんだね。

 王立の美術学校に入学するも、教師とことごとく対立し、退学になっている。
世間とも対立しているようなところもあったとのこと。しかし、個展で大成功を
収めたのが、ブレイクのきっかけだったようだ。

 そして、印象派や、古典派の影響を強く受けていて、晩年の作品に至るまで、
その影響は消えていない。説明を聞きながらだとよくわかる。

 例えば、3人の女性の姿を描いている絵で、実は、男の顔に見える、ダブルイ
メージや、立体視する絵などにも積極的に取り組んだ、また万博のはビリオンや
バレーの衣装、オブジェなど、まさに多彩。

 正直、あまり期待してませんでしたが、面白かった。ダリという人を少し判っ
たような気がした。先入観だけでものごとを決めちゃいけないな。