快風丸

俺の船に乗らないか。

正明寺の筆書き

2010-09-30 23:38:10 | Weblog
 豊前市の正明寺。おばあちゃんちのすぐ目の前。
まだ小さいころ、よくここで遊んだ。本堂に上がりこんで、木魚を叩いた。
勝手に鐘を撞いた。地下に潜りこんで、古銭を拾った。納骨堂の裏で立ちションした。

 坊主も住職も、怒らなかった。

「誰も見てないと思っても、仏様は全部見とるんよ。」

 なんか無茶しながらも、子供ごころに落ち着く場所だった。

 遠い思い出のようで、でも寺はずっとそこにあるわけです。

帰省の折に、ちとひやかしてみた。

   

 下のほうに小さく

「煩悩はあなたの一部ではなく、あなたの全てです。」

と書いてあった。

 あぁ、自分を許してもいいんだと思いました。
そして、この深い慈悲の心を忘れないでおこうと思いました。

 

袋の復権

2010-09-29 23:47:23 | Weblog


 お湯を注ぐだけのカップ麺は、ニセモノで、鍋で煮て作るのがホンモノ。
さて、トライアル椎田店はディスカウントショップ。レンタカーで乗り付けます。

 なんでも安い。流通業界では「消費の優等生」と言われているようです。生鮮も売っているホームセンターってとこでしょうか。

 袋ラーメンのレアもの発見。

 

 棒ラーメンで有名な”マルタイ”のちぢれ麺ヴァージョン。
さて、作ってみましょう。
 麺茹でとスープと別に沸かすのが私の流儀でございます。
 
 

 矢野顕子の「ラーメン食べたい」にならって、入れるのはネギだけです。
余分なものいらない。

 白コショウ。

 あっさりした感じ。上品なスープの味わい。
やっぱりインスタントラーメンは”マルタイ”ですたい。

千の干物

2010-09-28 22:04:30 | Weblog
 因果なものである。
干物になるべく生まれたわけではないであろう。悲しいか、悔しいか。

 しからばおいしく食べてしんぜやしょう。



 姫貝。
あ、懐かしいと思ったのは、これじゃなくて、たぶん「とり貝」と思う。だって、姫貝様は、たったこんだけで¥1,500だもの。高いです。高級珍味ね。

 でもね、すっごい味が濃厚で、1個で一合飲めますもの。



 香りも香ばしくて。
オープントースターで、1分、あぶりますよ、そして、かぼすといいちこですよ。

 あ、2合いけるかも。

百柑橘の王

2010-09-27 23:49:22 | Weblog
 百獣の王がライオンなら、柑橘の王はこいつだ。
       
     

 かぼす。

 香りも味も上品でありながら、華やかで、主張がある。そして見た目も美しい。
柑橘にしとくにはもったいない感じである。

 帰省の折に、購入した。10個ほど入って、¥300。ちなみに名古屋のスーパーだと1個で¥198。どんな流通経路でこんなにハネ上がるのだろう。

 秋の味覚である。



 さんま、大根おろし、かぼす。
 
 焼き茄子、醤油、かぼす。

 椎茸塩焼き、かぼす。

 あつあつの鶏のから揚げ、かぼす。

 水炊きも、ポン酢ではなくて、かぼすと醤油を1:1で。

 実は、味噌汁に少したらしても良いですよ。



そして、これでいっときましょか。
         
    
     

 いいちこ、ソーダ、かぼす。

 ピーフィーター、ソーダ、かぼす。



そして、ついつい食べすぎ、飲みすぎの日々です。あぁ、かぼすのない国に行きたい。

しかしそこはきっと不幸の国だ。



 

 

柑橘が好きやろ

2010-09-26 22:57:08 | Weblog
 子供のころから、食卓にあったのが、柚子コショウ。
味噌汁とか、うどんとか、刺身とか、なんでもコレ。
かなり塩が効いているので醤油もなくてokです。



 右端のが、フンドーキンで、最近は名古屋でも売ってます。合格品です。
真中は、豊前市上川底製です。もう、田舎の中の田舎。とてもおいしいです。
で、左のが、豊前市櫛狩屋(くしがりや)産です。
 やっと、上川底のを食べきったので、櫛狩屋産の出番です。

 九州北部では、広く、この柚子コショウが常食されています。
ちなみにこの地方で言う「コショウ」とは、胡椒ではなくて、唐辛子のことです。

 実家に帰るたび、必ず買って帰ります。
前の時はこれやったから、今回はこれにしよう。とにかく村おこし的に、ヴァリエーションが、けっこうあります。ピン詰めで、だいたい一回開けると半年もちます。

 櫛狩屋は市内でも屈指のへき地で、山奥で、高校の時、櫛狩屋から自転車で通っているヤツがいて、
「行きは40分で、帰りは2時間かかる」

 不良グループの奴らも、この櫛狩屋くんには敬意を表してました。
「櫛狩屋から来よるんか、すごいのう、なんか困ったことがあったらいつでも言うてこい。」と。

 最近、ハウス食品工業製のチューブのヤツも売ってますけどね、これはアウトです。まったくいただけません。
フンドーキンのチューブのヤツが売ってますので、これは使い勝手もいいし、おいしいですよ。

お墓とまんじゅう

2010-09-23 23:06:46 | Weblog
 お彼岸でしたから、ご先祖様の墓参り。



 行くたびにお墓が増えている。高齢化社会なので、お墓も増えて行く。
減ることは少ない。この霊園も来るたび、広がっている。
このまま、増え続けると、大変なことになる。
 だから最近の百歳以上は戸籍を残して消えていくのか。

 

 振り返ると、こんなロケーション。時々、銃声が聞こえる。人工的に作った音で、
鳥を脅すためらしい。けっこうリアルな「ドキューン」。

 さて、ここでおみやげ。



 僕は、子供のころから、甘いものが苦手。だけどここの「シャクナゲ」だけが
例外でした。
 勤め先のお得意先にお菓子屋も少なくない。そんな関係で、名古屋の老舗の和菓子も
よく食べる。甘いものの舌も、多少肥えました。

 しかし、身びいきを差し引いてもこれがいちばんです。



 職場のお土産は、コレと決めてます。
自宅用の最後の1コ、写真撮ってから食べました。
あ、中身の写真を撮るの忘れた。なめらかな白あん。

 今は、渋いお茶がこわい。



 これも地元の産です。
あうね、いいね。







もう一杯、熱いのをお願い

2010-09-22 00:02:09 | Weblog
 さて、特急で30分で、故郷の駅へ。
そして、お昼なので、帰り道のここへ。




「満腹麺。」
これは大盛り。30分前に、うどん食べたのに。



 もし、僕が、貧乏のどん底に落ちたとき、この写真を見ながら、冷や飯でさえおいしく食べれるだろう。

 この世で最もおいしい食べ物である。これは、食事ではなく、快楽である。

SEX & DRUGS & HOURAIKEN。

 
 

うどんも大好き

2010-09-20 23:56:13 | Weblog
 福岡っちゅうと「ラーメン」っちゅうのは、旅行者の見識であって、
実は、うどんなんですよね。
 見た目にも、味的にちょっと地味なんです。しかし、ALL福岡でアンケート
したと仮定すると、うどんが、7:3で勝ちます。政権交代です。

 福岡のおいしいラーメンは、もう全国で味わえます。しかし、福岡のおいしいうどん
は、現地でないと味わえません。はったりじゃありません。

 無いでしょ、「博多うどんの店」。
讃岐みたいに、堅い麺じゃなくて、箸で上げると切れそうなくらいやわいのです。
でも、とてつもなくおいしいのですよ。やさしい味。

 小倉駅の日豊線の下りホームのここ。



 もう、ものごころ付いたころからありました。
久しぶりに食べました。一番安いメニューが、かしわそうどんです。
かしわ肉が入ってます。
 乗換まであと7分ですが、注文します。

 

 かしわ。汁も甘いです。大阪では「だし」、名古屋は「したあじ」と言いますが、
うどんもラーメンも、そばも、「しる」なんです。

 甘くて、七味との絡みが絶妙です。
宇島行きの「にちりん」がホームに入って来るのを見ながら「しる」を吸います。

 ああ、帰ってきたなぁ。



もっと休みたい

2010-09-12 22:46:33 | Weblog
 テニスしてたら、小牧基地から、ひっきりなしにヘリが飛ぶ。
事件かなと思ったが、違うらしい。東海豪雨から10年の日らしい。

 で、テニスのあと、銭湯へ。
エントランスの白いの、はじめてマジマジと見てみた。

                

 なんとなく小便小僧だと思っていたが、小僧は、ちんちんではなく、魚を持ってる。
獲物なのか。

 後ろに回ってみましょう。

              
  
 やっぱ魚。なんのモチーフだろう。こういうのは、すぐに解決させない。
泳がしとく。ある日、「あっ」てなことを期待する。

  

 図書館で、いわゆるサントラ。これは面白い。黒沢明の、クリエイティビティのすごさ、
すさまじさ、音楽として独立して成り立つ感じ。映画をバーチャルではなく、現実として
創作しようとしたのだな。隠し砦の三悪人のテーマが素晴らしい。
 今の政治なんかのほうがよっぽどつくりものだな。

                 

 収穫。ルッコラと水菜のスプラウト。
うーん、もっと密に蒔いてもいいのかも。指南書はいつも、状況による変化を説いていない。
 プランター栽培なら、もっといっぱい蒔いてもよさそうだ。
しかも、連作とか気にせんでも良いのかも。

                        

 でもバラ蒔きは、その後の手入れが困難。
こんなちっちゃいのを、ひとつひとつ土の付いた根をちぎる。
ひとつひとつですから、けっこう手間です。
茂木先生曰く
「単純作業こそが脳をリラックスさせる。」

 センセ、まちがってません。

チーズといただきました。